ディー・エヌ・エー，「コンプリートガチャ」に対する現状と今後の対応策を2011年度第4四半期決算資料内で公開

　2012年5月9日，ディー・エヌ・エーは，同社2011年度第4四半期の業績を公開した。その資料のなかで，特定のアイテムなどを集めて希少なアイテムが入手できる，いわゆる「コンプリートガチャ」に違法性があるかもしれないと消費者庁が発言したと一部メディアが報じていることに対して，同社の現状と今後の対応策を述べている。

　その内容であるが，「現状」としては，

• 「消費者庁からは、正式な要請などは受けていない」
• 「本件に関し、消費者庁の担当者と意見交換を継続中」

としている。

　「業績への影響および今後の進め方」としては，「現時点で問題とされる範囲が明確でないため、合理的に影響額を見積もることができない状況」と述べ，この点に関しては，「2013年3月期第1四半期業績見通しは影響額が判明次第、開示予定」（※2011年度 決算説明会資料より抜粋）だという。
　また，「関係各所と意見交換を行った上で、ガイドラインを整備する予定」であり，「社会的な問題提起を受け、ゲーム内容の改修を進めていく方針」とも記載されている。

2011年度 決算説明会資料（pdfファイルが開きます）