ゲームオン，CryENGINE 2を採用した（？）MMO「X2（仮称）」の国内独占ライセンスを取得，サービスは3年後の2012年を予定

　ゲームオンは本日（9月10日），MMORPG「X2（仮称）」について，同作を開発中の韓国のデベロッパXLGamesと，日本国内における独占ライセンス契約を締結したと発表した。


　本作は，東洋と西洋ファンタジーの世界観を併せ持つMMORPGとのこと。詳細については不明ながら，韓国の女流ファンタジー作家ジョン・ミンヒ氏が開発に関わっており，かなりストーリーを重視したタイトルになりそうだ。
　なお，「こちら」の記事でお伝えしているとおり，XLGamesはMMORPG開発を目的に，Crytek社のCryENGINE 2のライセンスを取得した経緯がある。CryENGINE 2といえば，FPS「クライシス」などに採用されている，当代最強との呼び名も高いグラフィックスエンジンだ。以前の記事中のMMORPGが本作であるという保証はないものの，その確率は高いだろう。もしかすると，グラフィックスにもかなり期待できるかもしれない。

　なおリリースよれば，本作のサービス予定は3年後の2012年の予定だ。実際に遊べるのはかなり先の話になりそうだが，とりあえずいろいろと想像を巡らせつつ，続報を待っておこう。


＃＃＃以下リリースより＃＃＃

株式会社XLGAMESとの新規タイトル
独占ライセンス契約締結に関するお知らせ
株式会社ゲームオン（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：崔 官鎬、以下「当社」）は平成21年9月９日、株式会社XLGAMES（本社：韓国ソウル市、代表取締役社長：ソン・ジェギョン、以下「XLGAMES」）との間で、同社が開発中のＭＭＯＲＰＧ（注）「X2（仮称）」の日本国内における独占ライセンス契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。


記
１．新規タイトルの概要
「X2（仮称）」は、東洋と西洋ファンタジーの世界観を併せ持つMMORPGです。ゲーム内の世界とプレイヤーの意志が相互に働きかけることでゲーム内の世界が変化していくなど、これまでのMMORPGとは一線を画した内容となっています。なお、韓国の有名女流ファンタジー作家であるジョン・ミンヒ氏（代表作：「ルーンの子供たち」）が本タイトルの開発初期段階から参加しており、敵キャラクターとの戦闘以外にも十分に楽しめるストーリーが用意されています。
なお「X2（仮称）」は、平成24年に正式有料サービスを開始することを予定しています。これまで当社は、既に韓国でサービスが開始されているタイトルを中心に日本国内における独占ライセンス契約を獲得し、運営サービスを行ってまいりましたが、本タイトルの持つ可能性に加えて、市場競争が激化する中、より積極的に優良コンテンツを早期確保する必要があると判断し、現在開発中の本タイトルについて独占ライセンス契約を締結することといたしました。

２．株式会社XLGAMESの概要
(１)名称　株式会社XLGAMES
(２)主な事業内容　オンラインゲームの開発・運営
(３)設立年月日　平成15年４月
(４)本店所在地　韓国ソウル市江南区驛三洞
(５)代表者　代表取締役 ソン・ジェギョン

XLGAMESは、「風の国」、「リネージュ」などのゲームを開発し、MMORPGというジャンルを誕生させた開発者であり、オンラインゲームの歴史を開拓してきたソン・ジェギョン氏が平成15年に設立した会社です。

３．今後の見通し
本件が今期の業績に与える影響は軽微です。

（注）「ＭＭＯＲＰＧ」とは、「Massively Multi Player Online Role Playing Game」（多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム）の略称です。