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印刷2011/06/24 12:00

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ベクターがサービス予定の「Magic World Begins」の詳細情報を求めて上海へ! 開発元のGoldcoolでその内容を確かめてきた

 「Magic World Begins」は,中国の上海にあるデベロッパGoldcoolが開発したオンラインRPGだ。中国では2010年11月に,パブリッシャの盛大(Shanda Games)によって「魔界2」という名前でサービスがスタートし,人気を博しているという。また,前作にあたる「魔界」は,日本でのサービスが行われていないものの,中国ではプレイヤーの支持を得ていたために,その後継作となるMagic World Begins(魔界2)が登場したのだ。

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このビル2フロア分をGoldcoolが使用している
 そんな本作は,ベクターによって日本サービスが行われる予定で,現在は,2011年夏の正式サービス開始に向けて準備が進められている。とはいえ,どんなゲームなのかは日本には情報があまり入ってきていない。というわけで,本作の開発元であるGoldcoolを訪問し,その詳しい内容を根掘り葉掘り聞いてきた。本稿ではMagic World Beginsがどういったゲーム内容なのか,日本版の詳細発表に先がけて紹介していきたい。

 なお,本稿の掲載情報は,現時点での中国版を元にしている。実際に日本でサービスされるものとは差異があるかもしれないことを,あらかじめお断りしておく。



2010年の中国市場で成功を収めた「Magic World Begins」


 「Magic World Begins」は,Goldcoolにとって4タイトル目となる自社開発タイトルだ。Goldcoolは,かつて中国で「諸侯」というオンラインRPGを大ヒットさせており,その実績が高く評価され,Magic World Beginsの開発中に盛大グループに加わったという経緯がある。

 「Magic World Begins」はオーソドックスな作りのMMORPGだが,各種機能が充実し,コンテンツがたっぷりと用意されている。また,中国産のMMORPGというと武侠ものが多いが,本作の世界観は西洋ファンタジーに近い。これは開発当初から,ワールドワイドでの展開を考えて決定されたことだという。

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 ゲームエンジンは「Gamebryo」で,窓から差し込む陽光や,キャラクターの陰影,地肌の凸凹した感じなどが,かなりリアルに表現されている。

 また本作は,視点を3パターンの中から選択可能で,“2.5D”(クォータービュー視点固定),“2.8D”(クォータービューで拡大/縮小が可能),“3D”(自由に視点を変えられる)と名付けられているのがちょっと面白い。もっともこれは,低スペックのPCでの動作を考慮しての仕様で,3Dでの動作が重い場合などに,2.5Dや2.8Dを選択するという方向付けだ。

 キャラクター作成時に選択できるクラスは,戦士,魔法使い,弓使い,召喚士,武者の5種類。レベル15で2次職へのクラスチェンジが行える。さらにレベル30と50のタイミングで,上位職へのクラスチェンジが可能だ。現在のレベルキャップは65で,全クラスを合わせると300前後のスキルが実装されている。

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戦士
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魔法使い
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弓使い
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召喚士
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武者

 ちなみに武者は,パンダが酔拳や気功で戦うというユニークなクラスだ。映画「カンフーパンダ」にイメージは近く,分身や火噴きなどといった能力もある。

 武者を作成するには,別のキャラクターをレベル60まで育成しなければならない。いわゆる上級者向けクラスだが,中国人プレイヤーの人気はすこぶる高いとのこと。

これが武者の勇姿だ
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定時開催されるRvR“国戦”など,対人戦もフィーチャー


 Magic World Beginsの世界では,草原の民“聖光”と,砂漠の民“栄光”の2勢力が対立している。プレイヤーはキャラクターの作成時にどちらか好きなほうを選び,プレイ中はさまざまな形でPvP(RvR)に関わっていく。ちなみに,どちらの勢力もキャラクターのグラフィックスや能力は一緒で,拠点エリアの場所や景観などが異なる。

 PvP/RvRの主なシステムとしては,一般的な遭遇戦のほか,“攻城戦”や“国戦”と呼ばれるコンテンツがある。国戦とは,毎週土曜日の20時〜22時の間に,聖光と栄光同士がインスタンスエリアで集団戦を繰り広げるRvRコンテンツだ。(国戦の間,レベル30以上のプレイヤーが本拠点にいる最高司令官に話しかけると国戦用のエリアへワープ移動して参加できる)。そんなハードルの低さが受けているようで,人気を博しているそうだ。

中国のサーバーでの国戦の様子
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 国戦用のエリアはマップが左右に2分されており,それぞれに総大将のドラゴンが鎮座している。マップ内に点在しているオブジェクトを破壊していくとドラゴンが弱体化し,先に倒した勢力が勝ちというルールだ。

 国戦の参加人数は無制限となっており,人数差に応じたバフが付与される。参戦したキャラクターの全員が参加賞的なアイテムを貰えるほか,勝利した勢力の中で成績トップ10に入ったキャラクターには,レアアイテムがランダムで与えられる。

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 もう一方の攻城戦もなかなかのボリュームだ。Magic World Beginsではギルドを結成すると,専用の土地を所有できる。ここには,城壁や,NPCを雇用するための兵舎,周囲のキャラクターにバフを付与する施設など,数十種類の施設を建設可能だ。
 攻城戦では敵対ギルドの“本拠地”へ乗り込む形となるので,自分のキャラクターを育てるだけでなく,ギルド本拠地の施設を建設しておくことが重要となる。

 このようにPvPが大きくフィーチャーされているが,それを望まないプレイヤーへの配慮がなされている。実は,エリア構成がそっくりそのままのコピーワールドが用意されており,そちらではPvPが行えない仕様になっているのだ。プレイヤーは両ワールド間を自由に行き来できるので,その日の気分に合わせてPvPのありとなしを選択できる。
 また,レベル1〜30までの期間を過ごすそれぞれの大陸では,敵対勢力と遭遇しにくくなっているので,ゲームに不慣れな初心者がいきなりPK(Playerkill)されて萎える,といったこともなさそうだ。

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各種サポート機能も充実

2011年内に日本でのサービスがスタート


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 本作は,オークション,ランキング,実績/称号,結婚など,一般的なMMORPGのメジャーな機能は一通りある。また,アイテムやキャラクター情報をコピーしてチャットウインドウにペーストできたりと,便利な機能が多い。
 アイテム強化システムも充実しており,武器に用意されたソケットに特定のアイテムをはめ込んだり,武具自身がHPを持ち成長する“ソウルウェポン”といったものも用意されている。

 中国ではすでに正式サービスが始まっており,ゲーム内のサポート機能が豊富なことが好評だという。例えば「秘書」と呼ばれる(機能)は,モンスターからのドロップアイテムを自動で拾ってくれたり,HPが減ったりしたら回復してくれたり,バフが切れたら再び掛け直してくれたり,(自動的に攻撃するターゲットを選んでくれたりする)。中国のプレイヤーからは,「本作を1度遊ぶと,ほかのMMORPGはめんどくさくてやっていられない」といった声も上がっているそうだ。

 ゲームの基本的な部分は想像以上にしっかりしているだけに,日本でのサービスを行うベクターの運営手腕に大いに注目したいところだ。なお,現在日本でのサービス開始に向けて,クローズドβテスターの募集が行われている(7月8日まで)。本作に興味を持った人は,忘れずに応募しておこう。

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秘書機能の画面
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  • 関連タイトル:

    バトルヴィーナス 〜Magic World Begins〜

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