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「龍が如く4 伝説を継ぐもの」,二人の主人公・冴島と秋山をめぐる序盤のストーリーが明らかに
「龍が如く4 伝説を継ぐもの」公式サイト
今回明らかになったのは,本作序盤のストーリーの一部だ。四人の主人公のうち,冴島大河と秋山駿の二人が登場する今回は,「龍が如く」シリーズの王道というべき極道モノ。のちに神室町を揺るがす大事件へと発展していく,1985年と2010年の二つの事件を紹介していこう。
なお登場人物などについては,以前に紹介した「こちら」の記事に詳しいので,併せて参照してほしい。
1985年――上野吉春襲撃事件
物語の発端となるのは,主人公の一人である冴島大河が1985年に起こした「上野誠和会」総長・上野吉春の襲撃事件だ。当時東城会系組員だった冴島は,この事件により上野誠和会組員18人を殺害し,その数ヵ月後,死刑囚として東京刑務所に服役することとなった。
上野誠和会は,東京都下の郊外をシマとして活動する極道組織で,総長である上野吉春が昭和三十年代に興したもの。この事件で上野誠和会は幹部組員を多数失い崩壊しかけるが,重症を負いながらも一命を取りとめた「葛城勲」の働きにより,復興を遂げ,現在に至っている。
またかつては都内のシマを争い,熾烈な抗争を繰り広げていた「東城会」と上野誠和会だが,この事件をきっかけに手打ちを行い,親戚団体となる。上野吉春と東城会二代目の間で五分の兄弟が交わされ,表向きは対等であるはずだが,実際は上野誠和会から東城会に,寄付という形で毎月“上納金”が支払われており,事実上の傘下組織となっている。
上野誠和会の葛城勲は,その活躍から二十代前半で組織のNo.2である若頭に就任し,以来二十数年間,総長上野の片腕として活躍。2010年現在は,病床の上野吉春に代わり,東城会との関係は保ちつつ,実質的に組の運営を取り仕切っている。
2010年3月――神室町
2010年3月1日,金融業を営む秋山駿は,貸付金の回収先で事件に巻き込まれる。貸付先の東城会系金村興業の組員・新井が,とあるいざこざから上野誠和会組員・伊原を銃殺したこの事件は,「東城会」と「上野誠和会」の関係を,一触即発の状態へと変化させる。
事態を重くみた東城会六代目会長「堂島大吾」は,手打ちとして五億円を用意し,上野誠和会の葛城との交渉を図るが……。
金村興業
東城会直系柴田組の組員である「金村大」を組長とする極道組織。
神室町の外れ、ホテル街の一角にある雑居ビルの一室に事務所を構える。
抗争を避け、勢力の拡大を望まない組長・金村の方針もあり、組のシノギは主に神室町内の飲食店からの「みかじめ」で成り立っている。
安定した収入源を持っていないことから、資金を上納できない事もあり、上納金をサラ金や貸し金に頼ることも。
ちなみに、主人公のひとりである秋山には、既に上納金を立て替えるための資金を借りている。
三次団体とは?
一次団体として頂点に位置する東城会。その組員は“直系”とよばれる組織のトップのみ。つまり純粋な東城会の組員は直系100団体のトップの人間のみと言うことになる。
新井や城戸といった人間が所属する「金村興業」は、東城会の直系団体である「柴田組」の傘下組織。つまり金村興業組長の金村のみが、柴田組の組員として数えられる。
俗に、柴田組のような大きな組織の直系組織を「二次団体」、金村興業のようなその下の組織を「三次団体」と呼ぶ事がある。
柴田和夫
東城会直系柴田組組長。新井や城戸の属する金村興業の親にあたる。
2010年3月現在、(真島組が仕切っている)「神室町ヒルズ建設事業」の恩恵に預かるべく、子分である金村の片腕・新井を引き連れ、真島組の顔色伺いに赴いている。
そんな最中、傘下組織である金村興業と上野誠和会との間で勃発した抗争事件により、より窮地に立たされる柴田。
子組織の起こした騒動の責任を取るために奔走するが……
柴田組は100近くある東城会の直系団体の一つ。
かつて神室町名を馳せた旧堂島組系組織(風間組・嶋野組・真島組など)と比べると、その力も組織力も高くはない。
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