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「Re:Birth II」の続編制作も発表! イトケンサウンドに約1000人が酔いしれた「One Night Re:Birth」の模様をレポート
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印刷2013/02/25 20:10

イベント

「Re:Birth II」の続編制作も発表! イトケンサウンドに約1000人が酔いしれた「One Night Re:Birth」の模様をレポート

 2013年2月24日,東京都中央区にある日本橋三井ホールにて,作曲家の伊藤賢治氏が出演するライブイベント,「One Night Re:Birth」が開催された。
 このライブは伊藤氏が,かつて手がけた「ロマンシング サ・ガ」シリーズや「聖剣伝説」シリーズの音楽を自ら編曲したアルバム,「Re:Birth / 聖剣伝説 伊藤賢治アレンジアルバム」や「Re:Birth II / ロマンシング サ・ガ バトルアレンジ」の収録曲が生演奏で惜しげもなく披露されるというもの。
 トークコーナーでは,「サガ」の生みの親として知られるスクウェア・エニックスの河津秋敏氏が登場し,ここでしか聞けない開発秘話も披露されるなど,ファンにとってはたまらない一日となった。本稿では,ライブの模様をお届けしていく。
 なお,ライブ終了後に行われた合同インタビューの内容も併せて掲載するので,興味のある方は最後まで読んでほしい。

サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY

「Re:Birth」公式サイト

「Re:Birth II」公式サイト

「エンペラーズ サガ」公式サイト



最初から最後まで大盛り上がりのライブ

トークコーナーには河津秋敏氏も登場


 公演前の場内アナウンスは,2011年11月23日に,同じ会場で行われた,伊藤氏のバトル曲限定ライブ「THE NEXT STAGE 〜gentle echo meeting 3〜」(レポート記事)と同様,声優の杉田智和さんが担当。「演奏の妨げとなりますので,携帯電話,PHSをお持ちの方はあらかじめ電源をお切りくださいますよう,お願いいたします。親愛なるロアーヌの民へ,存分に楽しんでほしい。それでは,まもなく開演だ!」と,ゲームとからめたネタで笑いをとる。

 そして,お待ちかねのライブがついにスタート。オープニングのSEが鳴り響くと,バンドメンバーが次々に登場し,伊藤氏が「お待たせしました! One Night Re:Birthを始めますよ!」と観客を煽りながら一曲目がスタート!
 初っぱなから「バトル1メドレー from Romancing Sa・Ga 1.2.3,Romancing SAGA -Minstrel Song-」で会場を盛り上げる。さらに,間髪入れず「四魔貴族バトルメドレー from Romancing Sa・Ga 3」をたたみ掛け,二曲目にして会場のテンションはMAXに。

サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY
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 ここで一回目のMCへ。伊藤氏が「一昨年,『THE NEXT STAGE 〜gentle echo meeting 3』を開催しましたが,皆さんのおかげで,再びこうやってライブを行うことが出来ました! また同じメンバーと一緒に出来て,とても幸せです」と,ファンに感謝しつつ挨拶。加えて,「Re:Birth II」がオリコンデイリーチャートで最高13位をマークしたことも報告し,こちらについてのお礼の言葉を述べた。

 続いてのブロックでは,「玄城バトル from Romancing Sa・Ga 3」「術戦車バトル from Romancing Sa・Ga 3」「Believing My Justice from Romancing SAGA -Minstrel Song-」の3曲を立て続けに演奏。高い演奏力とパフォーマンスで聴衆を魅了した。
 2回目のMCでは,キーボード&ギターの上倉氏が,自身の「ロマサガ」エピソードを披露。高い難度で知られているロマサガシリーズだが,発売当時は小学生だったという上倉氏もかなり苦戦したらしく,「今後,どうやってロマサガと付き合っていけばいいのか真剣に悩んだ(笑)」と,当時の心境を明かした。
 ちなみに上倉氏は,主人公キャラクターにジャミルを選んだらしいのだが,敵の多さに挫折。二人目のキャラクターとしてアルベルトを選ぶも,こちらも断念。3度目の正直ということでホークを選んで,なんとかクリアできたのだそうだ。

 続く6曲目では,「マナの嬰児 from 聖剣伝説DS Children of Mana」が演奏される。「ロマサガ」シリーズとは若干趣が異なるものの,こちらも非常に人気の高い楽曲だ。
 お次は,音源化されていない新アレンジ曲として,「サガ フロンティア」から「Battle #5」がお披露目され,ファンの歓声も一際大きく鳴り響いた。

サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY
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サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY
 ここで伊藤氏が「サガシリーズの神様をお呼びしてもよろしいですか?」と,サガシリーズでプロデューサーを務めてきた河津秋敏氏をステージに招き入れた。
 ここでは,シリーズの原点とも言えるゲームボーイ用ソフト「Sa・Ga2 秘宝伝説」を始め,この2人だからこそ語れる貴重ななトークが披露される。とくに興味深かったものから抜粋しよう。

 まずは,Sa・Ga2について。Sa・Ga2は,伊藤氏が初めて楽曲制作に参加したタイトルだったそうで,河津氏曰く「イトケンがどの曲を作ったのか分かってなかった」らしい。すると伊藤氏は,「この曲です」と「Sa・Ga2」のバトル曲を即興で演奏。聴衆から大きな歓声が上がっていた。
 また伊藤氏によると,登場キャラクター“おたま”のテーマ曲も作っていたらしいのだが,容量不足のため収録されなかったという。こちらも即興で披露されたのだが,江戸情緒溢れる(?)なんとも味のあるメロディに,会場からは笑い声が漏れていた。

 また伊藤氏曰く,植松信夫氏が数々の楽曲を作っていく中で,当時のスクウェアにおける楽曲制作の流れができあがり,それが今も受けつがれているとのこと。伊藤氏はスクウェア・エニックスを退社してフリーになった今でも,当時のスクウェアの音楽性を参考にしている部分が大きいという。
 このことについては河津氏も「植松さんがスクウェアの音楽を確立させて,イトケンがそれを引き継いで,みんなにも広く伝わっていると思う」と話していた。

 サガ フロンティアの話題では,主人公の数だけラスボスが存在するゲームであるため,人数分のラストバトル曲を書かなければいけなかったと,伊藤氏は当時の苦労を語る。何でも,過労で一週間ほど身動きがとれなくなり,トイレに行くにも這わなければならないほどだったそうだ(このあたりの苦労話は,伊藤氏と“ヒャダイン”こと前山田健一氏の対談でも語られているので,ご一読を)。
 しかしその後の慰安旅行で,河津氏から「よくやった」と褒められたことは,今でも忘れられないほど嬉しかったとのことである。

 そして多くのファンが何よりも気にしているであろう,「ロマサガ」シリーズの今後についても,話題は及ぶ。ファンから「4は!?」という意見が多数寄せられていたのだが,河津氏は「まだ言えることは何もないです」とキッパリ。
 とはいえ,伊藤氏が「お互い元気なうちに何かやりたいですね」と水を向けると,河津氏は「歳は関係ないですね。やりたいときにやるので」と断言。これには多くの歓声が上がっていた。

サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY

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 河津氏とのトークのあとは,音源化されていない「ポドールイ」(Romancing Sa・Ga 3),「ALONE」(サガ フロンティア)が披露される。先ほどまでとはうって変わってのバラードに,会場はしっとりとした空気に包まれた。続いての曲「戦闘2-勇気と誇りを胸に- from 新約聖剣伝説」は,哀愁漂うメロディラインが特徴的な一曲だ。
 次の「七英雄バトル」(Romancing Sa・Ga 2)は,Re:Birth IIに収録されているアコースティックバージョンではなく,新アレンジのハードロックバージョンで披露。聴衆の盛り上がを見た伊藤氏が,「やっぱりこっちなのか……」とばかりに,少しだけ複雑な表情を浮かべていたのも印象的だった。

 そしてここで,伊藤氏からサプライズが! なんとRe:Birth IIの続編がリリースされるというのだ。Re:Birth IIはサガシリーズのバトル曲をアレンジするというコンセプトだったのだが,今度は,バトル曲以外のものも含め,再構築するとのこと。
 会場では「アルバムのタイトルをどうするか」という議題で,「Re:Birth II-2」「Re:Birth II version 2」「Re:Birth II 改」「Re:Birth II 閃」の中から四択でファンの意見を募ることに。結果は,閃が圧倒的な支持を集めた。なお,アルバムタイトルは,まだ決定というわけではなく,今回の結果を受けて検討されるとのこと。
 どんな曲をアレンジしてほしいかという伊藤氏からの問いには,ネット上などで「世界一カッコイイ下水道」と呼ばれている名曲,「下水道」をリクエストする声が目立った。伊藤氏も,「分かったよ! やるよ!」と返していたので,次回作ではついに,下水道が新たな形でよみがえることになるのかもしれない。

 最後のブロックでは,「ラストバトル from Romancing Sa・Ga 2」「ラストバトル from Romancing Sa・Ga 3」「決戦!サルーイン from Romancing SAGA -Minstrel Song-」のラストバトル三連発が披露され,この日一番の盛り上がりを見せた。

サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY
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 本編はこれにて終了となったのだが,鳴り止まない歓声に応え,アンコールへ突入。「バトル2 from Romancing Sa・Ga 3」,未音源化の「邪聖の旋律」(Romancing SaGa -Minstrel Song-)で会場はさらにヒートアップしていく。
 さらにここで,サプライズゲストとして岸川恭子さんが登場し,ボーカル曲「愚者の舞 from 聖剣伝説4」を披露。岸川さんの力強い声が会場に響き渡ると,それに負けないくらいの声援を観客も返す。そして最後は,これもまた未音源化の「熱情の律動」(Romancing SaGa -Minstrel Song-)で華やかに締めくくられ,約2時間半にもおよぶライブは大盛況のうちに幕を閉じた。

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気になる「Re:Birth II」続編の発売時期について,

「今年中には出したいですね」(伊藤氏)


 ここからは,ライブ終了後に行われた合同インタビューの模様をお届けしよう。

――お疲れ様でした。今日のライブはファンの方に対するお礼の気持ちを込めたものだということをおっしゃっていましたが,いかがでしたか?

伊藤氏:
 今日はこれが限界でしたね(笑)。次回があれば,別の形のお礼で,皆さんに楽しんでほしいと思います。

――今日のライブはニコ生でも配信されていましたが,その感想も聞かせてください。

伊藤氏:
 みんな真面目だなと思いましたね(笑)。ちゃんとノってくれるところはノッてくれましたし,そういう意味ではこちらとしても凄くやりやすかったです。いい意味で大人しいなって。

――河津さんにお聞きします。「ロマサガ」シリーズが登場して約20年が経ちますが,今もこれだけ多くのファンがいることについてどう思われますか?

河津氏:
 みんなイトケンの曲が好きなんだなっていうのを凄く感じました。その辺りはイトケンに支えられている部分が大きいと思います。曲ごとに思い出があるんですが,なかなかライブの場ではすべてを語れないので,そういう場があればぜひ語りたいですね。

――渋谷さん,小林さんはいかがでしたか?

渋谷員子氏:(「FF」シリーズ,「ロマンシング サ・ガ3」キャラクターグラフィックス担当)
 イトケンのライブに初めて来たんですけど,こんなにロックだったっけ? って思いましたね。忘れている曲もあったんですけど,やっぱり最後はサルーインなんだなって! 「ロマサガ」の「1」
が自分の中でも思い出があるので,嬉しかったですね。下水道の話も良かったです(笑)。

小林智美氏:(「ロマンシング サ・ガ」シリーズ キャラクターデザイン担当)
 高校生くらいの時に洋楽とかにハマってたので,なんか帰ってきた感じがしましたね。素晴らしかったです。

――ところで,渋谷さんと小林さんは,ロマサガのドット絵を作るときに打ち合わせなどはしたんですか?

渋谷氏:
 何もしてないですね。勝手にやってました。

小林氏:
 三邪神は,リテイクが無かった気がします。

渋谷氏:
 画を持って行くと河津さんが,「こう来たか!」って言ってましたよね。

伊藤氏:
 ジャミルは描き直しをされたと聞きましたけど。

小林氏:
 最初はもう少し男性的な感じだったんですよ。その時はまだシナリオを見ていなくて,ジャミルが女装するというのを知らなかったので。

ロビーには小林氏の描いた原画も展示されていた
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――では,「エンペラーズ サガ」プロデューサーの市川雅統さんは,いかがでしたか?

市川氏:
 「エンペラーズ サガ」は音楽が入ってないんですよね(笑)。なので,サガの音楽を聴きながらプレイしてほしいと思います。ロマサガファンの思いを今回のライブで感じましたので,皆さんの思いからズレないように,制作を続けていきたいと思います。

――本日,Re:Birth IIの続編についての発表がありましたが,ビジョンがあれば教えてください。

伊藤氏:
 具体的な内容は,3月,4月以降を目処に決めていきたいなと思います。一応夏くらいの発売を目指してはいるんですが,秋になったり冬になったりすることもあると思うので(笑)。ただ今年中には出したいですね。

――今回,七英雄バトルがRe:Birth IIとは違う形で演奏されました。次のアルバムでは,このように前回収録した曲を,別の編曲で収録するといったことは考えられていますか?

伊藤氏:
 七英雄のハードロックバージョンは好評だったので残したいと思いますが,それ以外の曲の焼き直しは,今のところ考えていません。

――これから,こういうライブをやってみたいといった希望はありますか?

伊藤氏:
 本当はフルオーケストラと言いたいところなんですけど,高いので(笑)。ストリングスとピアノなどの編成で,クラシカルなコンサートをやってみたいです。

――それでは最後に,ファンの方へメッセージをお願いします。

伊藤氏:
 新しくライブに来ていただける若い方もたくさんいて,20年くらい前に発売された「ロマサガ」の曲が好きだって言ってくれる方がたくさんいらっしゃるというのが,とても嬉しいです。今後もそういう期待に応えていきたいなと思っています。

サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY

■セットリスト

M1.「バトル1メドレー from Romancing Sa・Ga 1.2.3,Romancing SAGA -Minstrel Song-」 / Re:Birth II
M2.「四魔貴族バトルメドレー from Romancing Sa・Ga 3」 / Re:Birth II
M3.「玄城バトル from Romancing Sa・Ga 3」 / Re:Birth II
M4.「術戦車バトル from Romancing Sa・Ga 3」 / Re:Birth II
M5.「Believing My Justice from Romancing SAGA -Minstrel Song-」 / Re:Birth II
M6.「マナの嬰児 from 聖剣伝説DS Children of Mana」 / Re:Birth
M7.「Battle #5」(サガ フロンティア) / 新規アレンジ
M8.「ポドールイ」(Romancing Sa・Ga 3) / 新規アレンジ
M9.「ALONE」(サガ フロンティア) / 新規アレンジ
M10.「戦闘2-勇気と誇りを胸に- from 新約聖剣伝説」 / Re:Birth
M11.「七英雄バトル from Romancing Sa・Ga 2」 / Re:Birth II ※新規アレンジ
M12.「ラストバトル from Romancing Sa・Ga 2」 / Re:Birth II
M13.「ラストバトル from Romancing Sa・Ga 3」 / Re:Birth II
M14.「決戦!サルーイン from Romancing SAGA -Minstrel Song-」 / Re:Birth II

EC1.「バトル2 from Romancing Sa・Ga 3」 / Re:Birth II
EC2.「邪聖の旋律」(Romancing SaGa -Minstrel Song-) / 新規アレンジ
EC3.「愚者の舞 from 聖剣伝説4」 / Re:Birth
EC4.「熱情の律動」(Romancing SaGa -Minstrel Song-) / 新規アレンジ

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