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  • 発売日:2010/09/30
  • 価格:通常版:7980円(税込),リミテッドエディション:9980円(税込)
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テクモならでは,日本ならではの新しいガンシューティングを目指す「QUANTUM THEORY(仮)」とは?
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印刷2008/11/08 14:00

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テクモならでは,日本ならではの新しいガンシューティングを目指す「QUANTUM THEORY(仮)」とは?

画像集#007のサムネイル/テクモならでは,日本ならではの新しいガンシューティングを目指す「QUANTUM THEORY(仮)」とは?

 テクモが現在,PLAYSTATION 3用ソフトとして開発しているアクションシューティング「QUANTUM THEORY(仮)」(クウォンタム セオリー)。東京ゲームショウ2008では,テクモのグローバル戦略タイトルとして第一報が発表され,発売は2009年が予定されている期待の作品だ。まだティザーサイトさえオープンしておらず,現時点では公開できる情報も少ない本作について,プロデューサーの菊地啓介氏にゲームの概要やコンセプトなどを聞かせてもらった。

 本作の舞台となるのは,世界が崩壊したあと,いつの間にかそびえ立っていた塔だ。塔はそれ自体が迎撃機能を備えており,近づくことさえ困難なうえ,内部には得体の知れない生物がひしめき合っている。何とかして塔に潜入した主人公の「黒き破壊者」シドは,塔そのものを破壊するために上層部を目指す。やがてシドは,同じく上層部を目指す美女,フィレーナと出会うのだが,彼女は必ずしも塔の破壊を目的としているわけではない。

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「男女それぞれ目的が違いますから,当然そこには争いが発生します。しかし,ときには協力し合う場面もあったりと,ドラマチックな話が展開します。また,キャラクターが二人いることによる遊び,例えば至近距離では,交互に殴ったり斬ったりといったアクション,遠距離では女性が援護射撃をするといった,アクションヒーローとアクションヒロインが息が合った共闘をしているようなゲームプレイを考えています」(菊地氏)

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 前述のようにテクモは,本作をグローバル戦略タイトルとして位置付けている。ガンシューティングゲームは,確かにFPSにしろTPSにしろ世界中で人気の高いジャンルだが,その一方で数多くの競合タイトルがリリースされている状況だ。QUANTUM THEORY(仮)では,何を売りにこの熾烈な市場に乗り込むのだろうか? その問いに対する菊地氏の回答はこうだ。

「これだけ北米からガンシューティングゲームが続々と登場する中で,どの部分で勝負するかといえば,やはり銃撃の『手ごたえ感』だと思うんですよ。例えばアーケードゲームでは,実際に銃を持ってガガガガッと撃てる筐体があるじゃないですか。ああいった手ごたえ感をうまく出したいよね,と。
 例えば敵の腕を狙って撃つと,腕が下がって顔がむき出しになる。そこで顔に弾を叩き込むと,今度は顔が吹っ飛ぶような。そこを大味でやってしまっているゲームが多いので,グロくなりすぎない程度に上手に表現したいと考えています。またそれに加えて,素早く地形を乗り越えたり位置取りをしたり殴ったりと,アクションゲームとしての楽しさを追求しています」
(菊地氏)

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 加えて,グローバル市場における日本のゲーム,あるいは日本市場におけるQUANTUM THEORY(仮)の立ち位置は,独特の世界観とグラフィックスデザインに現れているという。

画像集#021のサムネイル/テクモならでは,日本ならではの新しいガンシューティングを目指す「QUANTUM THEORY(仮)」とは?
「今の普通の日本人は軍隊経験がないですから,身近にミリタリーを感じることが少ない。そんな状況ですから,ミリタリーモチーフのゲームだと日本市場でのアドバンテージは低いんじゃないでしょうか。それよりも日本独自の想像力や発想,デザイン性といったものを活かした,SF調でもファンタジー調のどちらでもない,それらを融合し,アクションゲームの楽しさを出したものを狙っていこうと考えています。例えば『Gears of War』はSFに分類されますが,それよりもファンタジックに,でもリアルな部分は損なわずにという形で進めていこう,と」(菊地氏)

 また本作ではPS3のスペックを活かし,ゲーム進行中にリアルタイムでマップが変化していくのだが,それは単に美しいグラフィックスや高い技術力を誇示するだけではなく,ガンシューティングの新たな境地を開拓するためとのこと。

「塔の内装は当初アール・ヌーヴォー調のデザインなのですが,リアルタイムで“侵蝕”されていくんです。ドロドロとかザザザザという感じで常に変化していて,最終的にはギーガー調というか,ゴシックホラー調になります。昨今のガンシューティングゲームはマップ上のカバーポイント,つまり隠れるポイントが決まっていますよね。それだと,こう行ってここで隠れて……といったような,いわゆる『覚えゲー』になってしまう。
 マップが変化していくことで,その場の状況を見ながら瞬間的に判断しなければならないような,新しい遊びを提供できると考えています。今はまだこれ以上詳しく話せないのですが,地形を利用して隠れたり避けたり掴まったりしながら進んでいくんです。これはもう,背景マップだけで従来の3倍以上の手間が掛かったりして,作る側としてはメチャクチャ大変なのですが,変化する地形を導入することによって,即興性,臨機応変に対応する感覚を導入したいと思っています」
(菊地氏)

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 別記事でインタビューした万人向けのRPG「ノスタルジオの風」とは一変して,本作ではコアプレイヤー向けの,美術的にも凝りまくったゲームを作りたかったという菊地氏。ディレクターは「零」シリーズでお馴染みの柴田 誠氏が担当し,ストーリー的にも演出的にも凝ったものになるということで非常に期待が高まる。
 開発状況は現在のところ10パーセント程度という話だが,年明け以降,今後の情報が順次公開されていく予定となっているので,楽しみに待ちたい。最後に菊地氏からメッセージをいただいたので,掲載しておこう。

「QUANTUM THEORY(仮)は来年(2009年)の発売に向けて,僕が今一番力を入れているタイトルです。独特の美術設定に目が行ってしまいがちですが,リアルタイムで変化する地形を上手に利用する遊び方,ガンシューティングの手触り感……基本に立ち返りながらも,次の新しいTPSを提案したいと考えています。絵からシステムから手を入れて作っている意欲作ですので,できるかぎり早く皆さんにプレイアブルなものをお見せしたいです。期待は裏切りませんので,楽しみにしていてください」(菊地氏)

今回見せてもらったコンセプトアートのごく一部を並べてもらった。お見せできないのが残念だが,菊地氏の横には山と積まれたビジュアル設定画が……
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