セキュリティを強化！ 「RED STONE」に「ワンタイムキー システム」を導入。公式サイトにはキーロガー対策の「nProtect KeyCrypt」を適用

　ゲームオンは，サービス中のMMORPG「RED STONE」で，11月5日に新たなセキュリティシステム二つを導入した。

　一つは，ゲーム用アカウントのパスワードを，1回限り有効なものとして携帯電話のメールアドレスに送信する「ワンタイムキー システム」の導入だ。いわゆる「ワンタイムパスワード（使い捨てパスワード）」のことで，最近では，「ファイナルファンタジーXI」で導入されたこともあり，知っている人もいるだろう。

　簡単に説明しておくと，ワンタイムキー システムを利用すると，ゲームやメンバーページでのログインの際に，これまで使用してきたIDとパスワードとは別に，携帯電話に送られてくるキー（パスワード）の入力が必要となる。この送られてくるキーが1回限りのものなので，セキュリティを飛躍的に向上させられるというわけだ。なお，このシステムの利用は無料となっている。

　利用については，プレイヤーが任意に選択可能だが，ハッキング被害を防ぐには大いに役立つものとされているので，セキュリティ面で不安を感じている人は使ったほうがよさそうだ。詳しい設定方法などは，「ワンタイムキー」啓蒙ページで説明されているので，じっくり読んで利用するようにしよう。

　もう一つは，Webサイトで入力された情報を盗み取る，いわゆる“スパイウェア”や“マルウェア”などから保護するために，公式サイトやメンバーページに「nProtect KeyCrypt」が導入された。
　これは，公式サイト上で入力される内容を，暗号化して送信するというプログラム。メンバーページからログイン画面を開くと，「ActiveXコントロールのインストール」ウィンドウが表示され，このセキュリティプログラムのインストールが促される。インストールしたことで，もし何らかの不具合が出るようならば，「プログラムの追加と削除」からアンインストールが可能だ。

　なお，ワンタイムキー システムの導入に伴い，このシステムの啓蒙と利用促進を目的として，11月16日23：59時点でこのシステムを利用している人全員に，ゲーム内アイテム「【魔力解除キット[取引不可]】×1個」と，抽選で「【鏡の魔法書】×1個」を10名に，また「【異次元ボックス[Trade]】×1個」を5名にプレゼントするキャンペーンが行われている。

　相変わらずハッキング被害については後を絶たず，プレイヤー側でなんとかできるセキュリティにも限界がある。そういった点からも，運営サイドがワンタイムキーのような効果の高いセキュリティサービスを行うことは，サービスを受ける側としてはうれしい限りだ。自分の分身ともいえるキャラクターのデータを守るためにも，このシステムを利用してみてはどうだろうか。

「ワンタイムキー」啓蒙ページ

「RED STONE」公式サイト