カリフォルニアの大規模山林火事の影響を受けたSOE

　この時期の南カリフォルは山火事が頻発する。砂漠地帯から流れ込む乾燥しきった空気は，しばらく外を歩いているだけで喉が渇いてくるほどだ。毎年毎年発生しているのだから，なんとかならないのかなあ，とテレビを見ながらいつも思っているのだが，なにしろべらぼうに広大な森林地帯だけに，なんともならないらしい。
　カリフォルニア州オレンジ郡，サンディエゴ郡などで10月20日頃に発生した大規模な山火事は，昨日（25日）ようやく鎮火したが，約2000平方キロが焼失し，経済的な損害額は10億ドル（約1140億円）以上にのぼるとのこと。
　この被害額の中には，サンディエゴのハンバーガーチェーン，Jack in the Boxが2日間本社業務を停止したり，アーバイン市にあるGatewayが社員を自宅待機させたりといったことが含まれるわけだが，ロイター通信（電子版）によると，ロサンゼルスからサンディエゴにかけていくつかのオフィスを抱えるSony Online Entertainmentも事実上業務をストップ。避難勧告を受けた地域にあるオフィスは24日時点では業務再開もできていないらしい。
　どうやら，一部の山火事は放火の可能性もあるようで，それはまたとんでもない話だが，今のところ，サービス自体に支障はないようだが，しばらくはサポート体制やゲームの開発に影響が出ることも予想される。「サポートに電話かけても留守電になっちゃって，どうってんじゃこりゃ」などと怒ったりしないように。しないとは思いますが。