［TGS 2012］ペロッ……これは太古の秘宝！　PSNチケット2000円分がもらえるかもしれない「東京ゲームショウ探偵団 -消えた女スパイを探せ-」に挑め

　TGS 2012のソニー・コンピュータエンタテインメントブースでは，ユーザー参加型のイベント「東京ゲームショウ探偵団 -消えた女スパイを探せ-」が実施されている。

　同イベントは，PlayStation Vitaにインストールした専用アプリのAR機能を使い，SCEブースに隠された謎を解いていくという内容で，エンディングまで辿り着いたプレイヤーの中から抽選で100名に，プレイステーション ネットワークチケット2000円分がプレゼントされる。

　プレイステーション ネットワークチケット2000円分がもらえるかもしれないなら俺も俺も！　ということで，今回は一般日に先駆けて実際にイベントを体験してきた。本稿ではその雰囲気を軽くお伝えしていこうと思うので，挑戦しようと考えている人にはぜひともチェックしてほしい。

・東京ゲームショウ探偵団への指令（※オフィシャルサイトから）
→http://tgs.playstation.jp/special/ar.html

　東京ゲームショウ会場のSCEブースで，とあるゲームの宣伝のために展示する予定だった太古の秘宝が盗まれた！
　盗み出したのは，なんとコンパニオンに変装して潜りこんできた，女スパイ。盗みの手際は鮮やかなものだった。警備員やスタッフが，秘宝を掴む女スパイの美貌に見とれてしまったその一瞬，魔法のように姿をくらましたという。
　おそらく……まだ会場のどこかに潜んでいるに違いない。巧みな変装で我らをあざむいている可能性もある。
　あなたはこの事件を解決する優秀な探偵団のひとり。このPlayStation Vitaに宿る，真実を映し出す“ホルスの目”を使って全ての謎を解き明かすことで，女スパイを見つけ出してほしい！
　……大切なことを言い忘れていた。くれぐれも「音もれ」には注意すること。このことを最後まで，よく覚えておくのだ。

　参加者には上記のような指令が下される。イベントの性質上，絶対にネタバレするわけにはいかないので，具体的な謎解きについては触れられないのだが，写真を見れば分かるとおり，悩み倒している筆者の様子を通して，心の準備だけでもしていただければと思う。

　このイベントは，PS Vitaにインストールした専用アプリ（PS Storeでダウンロード可能）を駆使しながらブース内を回るという，デジタルとアナログが融合した魅力が特徴となっている。とはいえアプリ自体はそれほど複雑なものではなく，謎を解いていくたびに指示が更新され，機能がアンロックされていくという親切設計になっている。つまり少なくとも，「次に何をやればいいのか？」と進むべき道すら分からなくなってしまうことはないわけだ。


　まず最初の問題……これについては，恐らくほとんどの人が簡単に解いてしまうだろう。これくらいならSCEさんに許されると思うので言ってしまうが，実に簡単な“人探し”だ。とくに，「TGSではコンパニオンのチャンネーを見るのが一番楽しいワイ」というゲスラー精神に溢れている人ほど有利だと思う。実際，ゲスリング初段の筆者はすぐに答えが分かってしまった。

　だがしかし，2問目から突然難度が上昇する。指示をよく読めばなんとなく方向性は見えてくるのだが，かなり柔軟な発想をできる人でないと，ここで詰まってしまうだろう。瞬時に解ける人がいるとすれば，それは「ペロッ……これは青酸カリ！」みたいな行動をリアルに取れる名探偵くらいだ。


　どうしても答えが分からないときには，会場内でメガネ蝶ネクタイの小学生を探すよりは楽な方法がある。ブース内に“ヒントカウンター”があるので，恥をかき捨ててそこへ助けを求めればいい。……ただし，純粋に推理ゲームを楽しみたいという人は注意。ヒントカウンターのお姉さんは親切を通り越して聖母の心を持ちあわせているので，質問をするとダイレクトに答えが返ってきてしまうことがある。まぁ，筆者は結果が得られるならば過程はどうでもいいと考える性質なので，速攻でヒントカウンターに走った。


　そうして見事2問目を解き明かすことができれば，いよいよクライマックス。本格的に探偵モノっぽい動きを要求されるのだが……ここからは実際にやってみてのお楽しみとしておこう。でも筆者は天邪鬼ツンデレ系ネタバレ男子なので，写真をよく見るとちょっとしたヒントが隠されているかもね。
　それでは探偵諸君……TGS一般日（22日，23日）には謎を究明しようとするライバル達が殺到すると思うが，頑張ってくれたまえ！