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Internet Explorer 6の使用率は中国が1位,日本は6位。Microsoftが公式サイトでIE6からの乗り替えを強く推奨
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印刷2011/03/07 16:50

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Internet Explorer 6の使用率は中国が1位,日本は6位。Microsoftが公式サイトでIE6からの乗り替えを強く推奨

 「××は古い! これからは○○だ!」というキャッチフレーズは,○○を作るメーカーが,ライバルである××に対する優位性を主張するために使われることが多いが,世界最大のソフトウェアメーカーであるMicrosoftの場合,自社製品でも似たようなことが起きるようだ。
 Microsoftが自らオープンしたサイト「The Internet Explorer 6 Countdown」では,概略すると「Internet Explorer 6(以下,IE6)はもう古いので,新しいブラウザに乗り替えましょう」と訴えているのだ。なぜそうする必要があるのかを文章で説明するほか,IE6の使用者に「あなたは古いブラウザを使っています」と表示するバナーをWebサイトの運営者向けに公開したりなど,自社製品に対して,ちょっと熱心すぎるような気がするほど熱心に乗り替えを主張している。

画像集#002のサムネイル/Internet Explorer 6の使用率は中国が1位,日本は6位。Microsoftが公式サイトでIE6からの乗り替えを強く推奨

The Internet Explorer 6 Countdown」公式サイト


 2001年8月に公開されたIE6は文字どおりの10年選手で,現在では機能的な古さが目立つうえに,タブブラウジングなどの最新ユーザーインタフェースにも対応していない。開発者の多くが,IE6に対応させるために時間を浪費しているとMicrosoftは書いており,実際,GoogleはIE6でのYouTubeのサポートを2010年3月に打ち切るなど,IE6非対応のサービスも増えている。
 興味深いのは,トップページにある国別のIE6使用状況で,それによると中国が34.5%で世界第一位。次いで韓国の24.8%,インドの12.8%と続き,北米/ヨーロッパに比べてアジアでの使用率が飛び抜けて高いことが分かる。日本も少なくなくて,リストでは第6位となる10.3%を記録している。ちょっと意外なスコアだ。また全体では,使われているInternet Explorerの約12%がIE6で,前年比では約9%低下したという。

 Netscape Navigatorとの,いわゆる「第1次ブラウザ戦争」に勝利を収めたMicrosoftが公開したIE6は,市場を独占したが,その10年後にこのようなサイトがオープンするとは想像もできず,IT業界の移り変わりの早さを思い知らされる。さまざまなライバルブラウザが公開された現在,市場シェアを60%ほどに落としたInternet Explorerだけに,セキュリティの甘さで印象のあまりよくない過去のバージョンは一刻も早く精算したいのかもしれない。というわけで,興味のある人は,英語だけど公式サイトを覗いてみよう。
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