DCEXPO2010にゲームエンジン「千鳥」を用いた“RT2CharaAR Project”が展示

RT2CharaAR Project（アールティツーキャラエーアール　プロジェクト）
配信元	プレミアムエージェンシー	配信日	2010/10/15

＜以下，メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています＞

10月14日から17日にかけて日本科学未来館で開催される「DIGITAL CONTENT EXPO （デジタルコンテンツEXPO：DCEXPO）2010」に、プレミアムエージェンシーが開発したゲームエンジン「千鳥」を用いた、画期的な産学連携プロジェクトの展示が行われます。

本プロジェクトは「リアルタイム・データ・ストリーミング技術」と「AR（拡張現実）技術」、「モーションキャプチャ―を使ったキャラクターアニメーション技術」を融合させた「B2B向けの新しいコンテンツ・CG映像サービス」の創造を目的としています。この実現により、ユーザはオフィスを離れることなく、モーションキャプチャ―Studioでの収録データがリアルタイムで転送され、演技が反映されたキャラクターを表示、確認することが可能となる画期的なシステムです。

この試みは神奈川工科大学小島研究室、株式会社IMAGICA、株式会社プレミアムエージェンシー、日本アイ・ビー・エム株式会社の共同で行われ、技術研究とサービスの実用化の両面から研究を進めており、DCEXPOでは『RT2CharaAR Project（アールティツーキャラエーアール　プロジェクト）』として出展されます。

弊社は家庭用ゲームソフトの開発に用いられているゲームエンジン「千鳥」を利用した「リアルタイム・CGレンダリング技術」を提供。転送されたモーションデータをキャラクターに統合し、遅延なく表示するための、リアルタイム・ネットワーク・ビューアーの開発を担当しています。

ビューアーはPCだけでなく「ハイエンドゲーム機」や「スマートフォン」等、複数のプラットフォームで動作するよう開発されており、誰でもどのような環境でも確認ができる、これまでにないユーザーフレンドリーなシステムが誕生します。

また、ビューアーで生成されたデジタルのキャラクターは、AR技術を用いて、実写撮影した人物やスタジオに瞬時に合成することが可能となります。このため、将来的には「放送＆（ライブ）イベント」や「デジタルサイネージ」等の分野でのサービス展開が期待されています。

「千鳥エンジン」ご参考：http://chidoriengine.com

人物とCGキャラクターが合成された様子

【RT2CharaAR Project】
DIGITAL CONTENT EXPO 2010
日時：2010年10月14日(木)〜17日(日) 10時〜17時
会場：日本科学未来館・東京国際交流館（東京お台場）
主催：経済産業省、財団法人デジタルコンテンツ協会
出展プログラム：次世代コンテンツ技術展ConTEX