仲魔に攻撃させつつ,自分は座って体力回復なんてことも。「一人ではない」ことをどれだけうまく使いこなせるかが上級者への道
ここで,実際に本作品をプレイしていて気になった,戦闘に関するあれこれを書き留めておこうかと思う。筆者が使っているプレイヤーキャラは銃使いで,遠距離からの攻撃をメインにしている。そのため,直接攻撃系の仲魔を召喚し,戦闘に臨むことが多い。自分自身がそういうスタイルのため,銃と直接攻撃系の差はあれど,多くのプレイヤーが「仲魔は補助」として扱っているのだろう……と思っていたのだが,実はそうではないらしい。
フィールドで戦闘している他プレイヤーを見てみると,仲魔をラジコンのように操作して,自分は遠くで眺めているだけの人がけっこう多くいるのだ。これには正直ビックリした。というのも,筆者はぶっちゃけた話,まだそこまで上手に悪魔を使いこなせていないからだ。
本作ではプレイヤーキャラと仲魔の攻撃を対応キーを押して行う形式が取られているため,戦闘時にはかなり多くのキーを的確に押下しなくてはならない。だが戦闘はリアルタイムなので,慌てふためいて「ギャーッ! 銃で攻撃しようとしたら,回復したーっ!」なんてことはザラ(そんなことない?)。
筆者はようやく最近,敵の攻撃を食らう前に仲魔に一旦攻撃させ,そのスキに攻撃準備……というコンボが出来るようになった程度。そんな人間からすれば,仲魔を遠隔操作で自分の手足のように自由自在に操るプレイヤーは,まぶしすぎる存在なのだ。
当然,プレイヤーごとにスタイルがあるだろうから,どれが正解というわけではない。しかし,呼び出した仲魔によって逐次スタイルを変えるぐらいの柔軟性があってもいいだろう。
■例1:プレイヤーキャラと仲魔で交互に攻撃
序盤で最もスタンダードだと思われる戦闘スタイル。プレイヤーと仲魔が交互に攻撃することで,敵悪魔に攻撃するスキを与えない戦法だ。自分と仲魔を同時に操る必要があり,瞬時の判断が必要となるが,殲滅効率は最も高い。
■例2:プレイヤーキャラが攻撃,仲魔は回復/補助役
直接攻撃があまり得意でなく,魔法による攻撃や回復/補助が得意な仲魔を連れている場合はこのパターン。効率よく仲魔が回復魔法や補助魔法を唱えるよう,[Tab]キーでの操作切り替えが重要になる。
■例3:プレイヤーキャラが回復補助で,仲魔が攻撃
攻撃のほとんどを仲魔に任せ,プレイヤーは後方支援に徹するスタイル。仲魔の強さが戦闘での強さに直結するため,どれだけ強い仲魔を連れているかがカギとなる。また,プレイヤーキャラが回復手段を多く持っていることが必須となる。
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| 仲魔で一撃を与え,敵のガードやカウンターを発動させる。その隙にプレイヤーキャラが攻撃というのが基本パターン。敵悪魔に攻撃を受けたときも,コンボを防ぐために仲魔に攻撃させる手段は有効だ |
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ゲーム内時間で4時間ぐらいかかってやっと発動していた“トラエスト”。どんだけすごい呪文なんだろうか。トラエストストーンをケチるには時間がかかりすぎ
そういえば今回の攻略範囲にはまったく関係ないことだが,ホームポイントへ戻る魔法“トラエスト”はどうしてあんなに発動まで時間がかかるんだろうか。あまりにも時間がかかるため一度も詠唱完了までやったことがなかったのだが,モノは試し,この記事のネタにもなるだろうからと思い,一念発起,呪文を唱えてみたのだが……。想像以上に時間がかかった。この原稿のまとめメモをざっくりと書いて,煙草を2本吸って,母とリビングで会話して戻ってきても,まだ呪文詠唱中だったのだから。
さて,今回はナカノを中心にプレイレポートをお届けしたが,いかがだっただろうか。毎週かなり苦労しながら攻略を進めているが,読者の皆さんは順調に進んでいるだろうか。新しいフィールドへ進むときには危険が付きものだが,そのリスクに見合った新しい楽しさも待っている。地返しの玉を多めに持ち,ぜひ先へ先へと進んでいただきたい。ではまた来週!