パーティは最大5人までで組むことが可能だが,5人必須というわけではない。2〜3人でもパーティを組んだ効果は実感できる
さて,ここからはシンジュクドックとパーティプレイについて語っていこうかと思う。本作はソロプレイでも十分に遊べるバランス取りがなされているため,パーティを組む必要はないといえばない(少なくとも筆者が到達している新宿バベルまでの話だが)。
だが,当然のことながら,パーティプレイにはパーティプレイの良さがあるはず。そこでここでは,本作でのパーティープレイがどのようなものかを紹介していこう。
パーティを組む方法だが,ほかのMMORPGと同様に,プレイヤー同士の申請/承認によって結成されるようになっている。勧誘したプレイヤーキャラクターがパーティリーダーとなり,メンバーの勧誘/除名やパーティの解散,ドロップアイテムの分配方法などを設定できる。パーティメンバーだけのパーティチャットもタブの切り替え一つで行え,会話面もバッチリ。
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パーティ結成の方法はいたって簡単。他プレイヤーにパーティ加入の申請を出したり,他プレイヤーからの加入申請を受けるだけ。パーティリーダーになれば,ドロップアイテムの取得ルールも3種類から選択できる。メンバーと話し合って決めておこう |
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システム的な説明はこれくらいにして,実際にプレイした感想を述べていこう。今回は,レベル17のキャラクターと,レベル20のキャラクターの二人でパーティを組み,スギナミ魔階坑道(銅)をプレイ。レベル17ともなれば,ソロプレイでのクリアも十分可能だが,パーティプレイではどうなのか?
結論から言うと,やはりというかなんというか,かなり楽だった。ここで書いた楽という意味は,プロレスのタッグマッチなどで「1+1が2ではなく,3にも4にもなる」というたとえ方があるが,まさにそんな感じである。
味方プレイヤーか味方悪魔が攻撃しているときに攻撃準備。味方のコンボが終わったところですかさず攻撃! そして今度は味方がそれに続き……とやっていけば,攻撃コンボの無限ループができる
1体の敵悪魔に攻撃する場合,ソロプレイでは自分→仲魔→自分……の繰り返しとなるが,パーティプレイでは,ここにパーティメンバーの攻撃が加わる。二人以上で攻撃のコンボをつなげていけば,敵悪魔に反撃のスキを与えず,ほぼ無傷で倒すことも可能なのだ。事実,今回のパーティプレイでも,スギナミ魔階坑道のボス悪魔である巨獣ガルムを,二人のプレイヤー+2体の仲魔で攻撃をつなげまくることで,ほぼノーダメージで倒せた。
もちろん,そのようなコンボループを繰り出すには,お互いのプレイヤーのコンビネーションが必要となるが,操作的にはそんなに難しいものではない。例えば,味方が攻撃しているときは3連コンボがつながったあとに自分が攻撃する,誰かが敵悪魔に攻撃を受けたら,なるべく早く攻撃を加えて敵悪魔のコンボを潰す,といった感じだ。
パーティメンバーとのコンボループを使いこなせるようになれば,殲滅力はソロプレイ時の3倍,いやそれ以上になる。スギナミ魔階坑道(銅)でボスの巨獣ガルムより強いともいわれる非凡なネコマタ×3体も,パーティプレイなら楽勝だったことも追記しておこう。
ソロプレイ時と比べて殲滅力は格段にアップ。その半面,取得経験値がダウンしてしまう。ダンジョンを何周もするのであれば,死亡確率が下がるので結果的には効率が良くなるが,短時間のプレイではソロプレイのほうがいいかもしれない
が,そんなパーティプレイも欠点が一つだけある。元々の経験値をパーティで分配する方式が採られているため,ダンジョン1周あたりの獲得経験値が少ないのだ。獲得マッカやマグネタイトも同様で,実入りが少ないのは少し寂しいところだ。
ただ,ダンジョンをクリアする時間はかなり短縮されるので,そういうときは2周,3周とダンジョン攻略を繰り返せばいいだろう。デスペナルティで獲得経験値を失う危険性の高いソロプレイより,パーティプレイのほうが結果的には経験値稼ぎの効率がいいはずだ。
なお,パーティメンバーの募集は,もっぱらダンジョンの入口(石版)前で行われることが多いようだ。パーティプレイをやってみたい人は,入口前でパーティを募集するか,参加希望の旨を伝えてみよう。
未知の地へ赴くときなどは,ソロよりもパーティのほうが死ぬ確率が低くなる。不安なときは同行者を募ってみよう
そして,スギナミ魔階坑道をクリアした勢いで,新宿バベル内にあるシンジュクドックに突入。ここは,登場する悪魔の種類も豊富で,悪魔合体用の素材となる悪魔を入手するにはうってつけなのだが,アクティブの悪魔が多く徘徊している危険な場所だ。……というのも,ソロプレイで挑んでボコボコにされたトラウマが残っていたのだが。
ところが二人で挑戦したら,マップの隅から隅まで探索できた。ビバ,パーティプレイ! 最終的にはナーガの集団にボコボコにされて全滅したが,そのあたりはご愛敬ということで。
なおシンジュクドックは,フィールドと同様の扱いとなっている。同じ場所で悪魔と戦い続けていると,アンチモノポリーデメリットが発生するので気をつけよう。
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シンジュクドックに入るには,ALTOビジョンの下に立っているエレベーターガールに話しかければいい。準備はいいかい? |
大きな広間,小さな部屋が混在する新宿ドック内。一か所に留まっているとアンチモノポリーデメリットが発生する |
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今回のプレイ中に,エリアボスの“新宿の首領タラスク”とソロで戦っている猛者を発見。“横殴り”しないよう観戦モード |
順調に探索を進めていたものの,強敵ナーガがたむろする部屋に突入してしまい,ヤツらに囲まれてボコボコに殴られ全滅。南無 |
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- ポルターガイスト(レベル4)
- アプサラス(レベル8)
- グール(レベル11)
- イソラ(レベル14)
- ノヅチ(レベル14)
- ブロブ(レベル16)
- ディース(レベル23)
- ナーガ(レベル24)
- 新宿の首領タラスク(ボス,レベル?)
正式サービスの開始日も決定し,ますます盛り上がっていくであろう本作。筆者は正式サービス開始時に導入される有料アイテムを購入し,その効果を確認してみようかと思っている。いやほら,身銭を切ってプレイしないと,レポートにもリアリティが出ないので。なので今後はレベル上げと同時に,リアル財布の中のやりくりも,頑張っていこうかと思う。ではまた来週!