連載 : 「女神転生IMAGINE」 悪魔が来たりて「コンゴトモヨロシク」


「女神転生IMAGINE」 悪魔が来たりて「コンゴトモヨロシク」

第4回:お昼休みはウキウキファイティング(アルト前で)

※この記事はオープンβテスト段階の内容に準じています

 

こちらが噂のコスプレ姉ちゃんズ。ぶっちゃけ,悪魔よりもこの方々を仲魔にしたいと思うのは,悲しい男のサガでしょうか

 みなさん,どうもこんにちは。先日,「女神転生IMAGINE」正式サービス開始の記者発表会に出席したのですが,正式サービス以降の予定よりも,イベント中に登場したコスプレ姉ちゃんズの二人に心奪われっぱなしだったmidiです。
 4月4日の6:00PMからついに女神転生IMAGINEの正式サービスが始まります。6月からはガンホーゲームズでのサービスも開始される予定とのことで,新規プレイヤーがたくさん入ってくることを期待しています。やっぱりMMOゲームは,人が多いとコミュニティが活性化して楽しいですからね。まだプレイしていないという人は,明日6:00PMの正式サービス開始を待って,ぜひプレイしてみてください。
 それにしても,なんであの二人は,プレイヤーキャラクターみたいな格好だったんですかね。悪魔のコスプレだったら仲魔になってくれないかとか交渉できたのに。担当者を小一時間問いつめたい気分でいっぱいです。……すみません,34歳独身男がまた取り乱しました。

 

 さて本題。連載第4回となる今週の記事は,新宿バベルの詳細と,パーティプレイのアレコレについて紹介していこう。新宿バベルは,ゲームを始めてから10数時間プレイすれば,一人でも来られる場所なので,ゲームを始めてない人もまだまだ着いてこれる範囲だ。筆者に追いつけ追い越せの勢いで頑張ってプレイしてほしい。

 

 

新宿バベル下(?)は俺が制す!

 

新宿バベルには,武器屋,防具屋,魔術屋,薬屋,邪教の館と,第三ホームにあった施設はひととおり揃っている

 ゲーム開始地点となる第三ホームから,スギナミ,ナカノを抜けると,今回紹介する新宿バベルに到着する。新宿バベルは敵悪魔が出現するフィールドではなく,いわゆる“町”の扱いとなっている。新宿バベルには,ナカノ/シブヤ/イチガヤ方面への出口が存在し,まさに拠点としてはうってつけの場所。つねに多くのプレイヤーで賑わっており,この原稿を書いている2007年3月30日の段階では,本作で最も人が集まる場所といえるだろう。
 ゲームの操作に慣れて,スギナミ魔階坑道をソロプレイでクリアできるようになったら,新宿バベルを目指す資格は十分アリ。相当のレベルになったら,冒険の幅を広げるためにも新宿バベルをホームポイントに設定しておくといいだろう。

 

 第三ホームにあって新宿バベルにないものといえば,スネークマンの存在ぐらいだろうか。スネークマンは,今後も配信される「エピソード」の起点となる人物であろうと予想されるため,エピソードを進めたい人はいちいち第三ホームまで戻る必要が出てくる。面倒といえば面倒だが,そのあたりは仕方がないところ。正式サービス開始時には,新エピソードのAct.3/Act.4が実装されるので,エピソードが気になる人は,それらの内容を確認してから新宿バベルに移動してもいいだろう。

 

 ちなみに新宿バベルで売られている武器/防具類は,第三ホームで売られていたアイテムを含め,バリエーションがより増えている。さらに,レーダーに表示される「月」の満ち欠けに応じて限定販売されるアイテムもある。筆者が確認できたものを以下に表としてまとめておくので,参考にしてほしい。
 ちなみに,月の満ち欠けに応じて販売されるアイテムは,新宿バベルだけでなく,第三ホームや山羊屋にもあるので,ショップには,月の満ち欠けが変わったときを狙って訪れてみよう。すべてで確認したわけではないが,筆者の感覚では,満月/半月/新月のときに出現することが多いように思われる。

 

月の満ち欠けに応じて限定販売される武器/防具

武器/防具名タイプ価格
クレセントアクス1,800マッカ
エンプレスロッド鈍器9,800マッカ
マーズバスター24,000マッカ
エアスペクトラ防具(上半身)120,000マッカ
スペクトラグラブ防具(手)24,000マッカ

 

スギナミと比べて天井も高く,開放的なイメージのある新宿バベル。高層ビルが軒を並べるその風景は壮観だ ナカノとシブヤをつなぐ中継地点ということで,ここで補給したり,ここをホームポイントにしたりするプレイヤーも多い ホームポイントは街中に2か所ある。ナカノ寄りかイチガヤ/シブヤ寄り,攻略するマップに応じて設定しておこう

 

新宿バベルで販売されているアイテムは,第三ホームよりもバリエーションに富んでいる。本連載の担当編集はシフォンスカートを真っ先に買ったそうな。アホですな 月の満ち欠けに応じて販売されるアイテムは,魅力的なものばかり。ガンナータイプの筆者は,マーズバスターをぜひ手に入れたい……のだが,なかなか売ってるところにはお目にかかれない 筆者がイチ押しなのは白神薬局。ぜひ地返しの玉を購入していただきたい。某バスケ漫画のホワイトヘアードデビル……はっ! もしかしてデビルつながり!?

 

 

俺を殺すならカードで殺せ!(死なないけど)

 

カードマニアは新宿バベルのあちこちに立っている。中には見つけづらい場所に隠れている(?)カードマニアもいるので,レーダーの緑色のポイントを参考に探しだそう

 さて,新宿バベルで重要度ががぜん増すのが悪魔カードだ。第三ホームにもカードマニアがいて,「カードの役が揃ったら,何かと交換してくれる」という基本的な仕組みは理解していると思う。ただ,スギナミやナカノで手に入る悪魔カードでは役が揃わず,何がもらえるのかいまいち分からなかった人も多いと思う。
 スギナミ,ナカノを越えて新宿バベルに到着する頃には,複数種類の悪魔のカードを入手しているだろう。新宿バベルには,カードマニアが多くいるので,彼らと会話してアイテム入手に挑戦してみよう。なお,カードは敵悪魔からのドロップのほか,魔術屋の“ローブのおっちゃん”,山羊屋などで購入できる(武器/防具同様,月の満ち欠けが影響)。
 カードの役の内訳は明らかにされていないため,どのカードを集めたらいいのかは,交換できる状態にならないと分からない。ただ,「四聖獣」(セイリュウ,ビャッコ,スザク,ゲンブ)や「地獄の門番」(ゴズキ,メズキ)など,神話や伝承に詳しければ,役の名前からなんとなく想像がつくようになっている。よく分からないという人は,とりあえずカードを全部持って,片っ端からカードマニアに話しかけてみるのも手だ。
 カードを揃えた対価としてもらえるアイテムは,武器屋/防具屋で販売されているアイテムの色違いだったり,敵悪魔からドロップされるレアアイテムだったりする。ゲーム進行上どうしてもしなければならないものではなく,やり込み要素としての意味が強いものだ。他人と違うコスチュームに身をまといたいという人は,覚悟を決めてカード集めに奔走してみるのもいいだろう。
 ちなみに筆者は,ジャックフロストのカードを200枚ほど所有し,「あっという間に200枚! ははン,カード集めなんてチョロいチョロい」と有頂天になっていたが,“キングフロスト”という役の内容がジャックフロストのカード×1000枚だということを聞き,軽くヘコんでしまった。1000枚集めるには,あとどれだけジャックフロストを倒せばいいのだろうか。考えただけでも気が遠くなりそうだ。

 

カードマニアは新宿ドックの西南部付近に数人立っている。カードの種類が増えたら話しかけてみよう。アルトビジョンの裏のほうや,中央制御室にもいるので,見落とさないように

 

ほかのプレイヤーキャラクターが見慣れない武器/防具を持っていたら,それはカードマニアから入手したアイテムの可能性が高い。ちなみに,担当編集はカードマニアから四聖獣の役で「三日月の具足(♀)」を入手して狂喜乱舞していた。そないに喜ばんでもええがな,と思っていたが,あとでパーティを組んだときに見て納得。ミニスカかっ! この人は重症ですね……

 

プレイヤーキャラの後方,新宿ドックの壁面に見えるのがALTOビジョン。今後はゲーム内広告に利用されることもあるかも?

 またこれは余談ではあるが,新宿バベルのプチ情報を一つ。新宿ドックの建物の壁面に設置されているALTOビジョン(大型スクリーン)。現実世界にある新宿アルタのアルタビジョンのように,さまざまな映像が流されているのだ。
 現在は,4月15日まで実施されているキャンペーンの宣伝映像がループで流されている。ゲーム内で大型ビジョンに映し出されること(カメラ視点を上に動かさなければ視界に入らないし)と,広告が本作に合うようにアレンジされていることから,個人的には違和感は覚えなかった。今後もゲーム内イベントの告知や,各種プロモーションに使用されていくのかもしれない。
 筆者なら間違いなく,気になる人にあのビジョンを使って「あなたのことがーっ! 好きだからーっ!」と告白するが。……相手はまだ見つかってませんが。ええ,見つかってませんとも。
 ちなみに,筆者はこのキャンペーンアイテムをコンプリートさせるべく,コミュニケーションのメニューから選択できる“トレードリスト”の機能を活用している。これは他プレイヤーとアイテムの交換を希望するプレイヤーが自由に書き込める掲示板のようなシステム。検索機能も付いているため,自分が欲しいアイテムが一発で見つかる。トレードの条件が合えば,入手困難なアイテムが楽に手に入ることには間違いないので,活用してみてほしい。
 初心者向けのアイテムを出品しているプレイヤーも多くいるので,ゲームを始めたばかりの人も,利用してみてはいかがだろうか。

 

 

パーティプレイは殲滅力の高さと回転率がポイント

 

パーティは最大5人までで組むことが可能だが,5人必須というわけではない。2〜3人でもパーティを組んだ効果は実感できる

 さて,ここからはシンジュクドックとパーティプレイについて語っていこうかと思う。本作はソロプレイでも十分に遊べるバランス取りがなされているため,パーティを組む必要はないといえばない(少なくとも筆者が到達している新宿バベルまでの話だが)。
 だが,当然のことながら,パーティプレイにはパーティプレイの良さがあるはず。そこでここでは,本作でのパーティープレイがどのようなものかを紹介していこう。

 

 パーティを組む方法だが,ほかのMMORPGと同様に,プレイヤー同士の申請/承認によって結成されるようになっている。勧誘したプレイヤーキャラクターがパーティリーダーとなり,メンバーの勧誘/除名やパーティの解散,ドロップアイテムの分配方法などを設定できる。パーティメンバーだけのパーティチャットもタブの切り替え一つで行え,会話面もバッチリ。

 

パーティ結成の方法はいたって簡単。他プレイヤーにパーティ加入の申請を出したり,他プレイヤーからの加入申請を受けるだけ。パーティリーダーになれば,ドロップアイテムの取得ルールも3種類から選択できる。メンバーと話し合って決めておこう

 

 システム的な説明はこれくらいにして,実際にプレイした感想を述べていこう。今回は,レベル17のキャラクターと,レベル20のキャラクターの二人でパーティを組み,スギナミ魔階坑道(銅)をプレイ。レベル17ともなれば,ソロプレイでのクリアも十分可能だが,パーティプレイではどうなのか?
 結論から言うと,やはりというかなんというか,かなり楽だった。ここで書いた楽という意味は,プロレスのタッグマッチなどで「1+1が2ではなく,3にも4にもなる」というたとえ方があるが,まさにそんな感じである。

 

味方プレイヤーか味方悪魔が攻撃しているときに攻撃準備。味方のコンボが終わったところですかさず攻撃! そして今度は味方がそれに続き……とやっていけば,攻撃コンボの無限ループができる

 1体の敵悪魔に攻撃する場合,ソロプレイでは自分→仲魔→自分……の繰り返しとなるが,パーティプレイでは,ここにパーティメンバーの攻撃が加わる。二人以上で攻撃のコンボをつなげていけば,敵悪魔に反撃のスキを与えず,ほぼ無傷で倒すことも可能なのだ。事実,今回のパーティプレイでも,スギナミ魔階坑道のボス悪魔である巨獣ガルムを,二人のプレイヤー+2体の仲魔で攻撃をつなげまくることで,ほぼノーダメージで倒せた。
 もちろん,そのようなコンボループを繰り出すには,お互いのプレイヤーのコンビネーションが必要となるが,操作的にはそんなに難しいものではない。例えば,味方が攻撃しているときは3連コンボがつながったあとに自分が攻撃する,誰かが敵悪魔に攻撃を受けたら,なるべく早く攻撃を加えて敵悪魔のコンボを潰す,といった感じだ。
 パーティメンバーとのコンボループを使いこなせるようになれば,殲滅力はソロプレイ時の3倍,いやそれ以上になる。スギナミ魔階坑道(銅)でボスの巨獣ガルムより強いともいわれる非凡なネコマタ×3体も,パーティプレイなら楽勝だったことも追記しておこう。

 

ソロプレイ時と比べて殲滅力は格段にアップ。その半面,取得経験値がダウンしてしまう。ダンジョンを何周もするのであれば,死亡確率が下がるので結果的には効率が良くなるが,短時間のプレイではソロプレイのほうがいいかもしれない

 が,そんなパーティプレイも欠点が一つだけある。元々の経験値をパーティで分配する方式が採られているため,ダンジョン1周あたりの獲得経験値が少ないのだ。獲得マッカやマグネタイトも同様で,実入りが少ないのは少し寂しいところだ。
 ただ,ダンジョンをクリアする時間はかなり短縮されるので,そういうときは2周,3周とダンジョン攻略を繰り返せばいいだろう。デスペナルティで獲得経験値を失う危険性の高いソロプレイより,パーティプレイのほうが結果的には経験値稼ぎの効率がいいはずだ。

 

 なお,パーティメンバーの募集は,もっぱらダンジョンの入口(石版)前で行われることが多いようだ。パーティプレイをやってみたい人は,入口前でパーティを募集するか,参加希望の旨を伝えてみよう。

 

未知の地へ赴くときなどは,ソロよりもパーティのほうが死ぬ確率が低くなる。不安なときは同行者を募ってみよう

 そして,スギナミ魔階坑道をクリアした勢いで,新宿バベル内にあるシンジュクドックに突入。ここは,登場する悪魔の種類も豊富で,悪魔合体用の素材となる悪魔を入手するにはうってつけなのだが,アクティブの悪魔が多く徘徊している危険な場所だ。……というのも,ソロプレイで挑んでボコボコにされたトラウマが残っていたのだが。
 ところが二人で挑戦したら,マップの隅から隅まで探索できた。ビバ,パーティプレイ! 最終的にはナーガの集団にボコボコにされて全滅したが,そのあたりはご愛敬ということで。
 なおシンジュクドックは,フィールドと同様の扱いとなっている。同じ場所で悪魔と戦い続けていると,アンチモノポリーデメリットが発生するので気をつけよう。

 

シンジュクドックに入るには,ALTOビジョンの下に立っているエレベーターガールに話しかければいい。準備はいいかい? 大きな広間,小さな部屋が混在する新宿ドック内。一か所に留まっているとアンチモノポリーデメリットが発生する

 

今回のプレイ中に,エリアボスの“新宿の首領タラスク”とソロで戦っている猛者を発見。“横殴り”しないよう観戦モード 順調に探索を進めていたものの,強敵ナーガがたむろする部屋に突入してしまい,ヤツらに囲まれてボコボコに殴られ全滅。南無

 

シンジュクドックに出現する主な悪魔

  • ポルターガイスト(レベル4)
  • アプサラス(レベル8)
  • グール(レベル11)
  • イソラ(レベル14)
  • ノヅチ(レベル14)
  • ブロブ(レベル16)
  • ディース(レベル23)
  • ナーガ(レベル24)
  • 新宿の首領タラスク(ボス,レベル?)

 正式サービスの開始日も決定し,ますます盛り上がっていくであろう本作。筆者は正式サービス開始時に導入される有料アイテムを購入し,その効果を確認してみようかと思っている。いやほら,身銭を切ってプレイしないと,レポートにもリアリティが出ないので。なので今後はレベル上げと同時に,リアル財布の中のやりくりも,頑張っていこうかと思う。ではまた来週!

 

 

 

アークエンジェル:天使/Neutral
2身合体で出現
このレベル帯の仲魔としては攻撃力が強く,合体直後からでもかなり頼りにできる。素材となった仲魔が回復系スキルを持っていれば盤石で,頼れる相棒となってくれること間違いなし。……なのだが,ちょっとカッチョ悪くない? 顔色が異様なまでに悪い土気色なうえ,頭上には意味不明な旗が立っている。「お●松くん」に出てきたハ●坊みたい。

 

 

 

 

■■midi(ライター)■■
制作集団phonioのリーダーで,34歳子持ちのフリーライター兼脚本家。最近,7歳になる娘さんが,お笑い芸人が出演しているネタ番組ばかり見ているそうで。こないだは,「中川家って芸歴何年?」と聞いたり,「中川家でスベったネタは見たことないね」とコメント。関西人の血筋でしょうか。そんなmidi氏と娘さんの最近のお気に入りは,お笑いコンビの藤崎マーケット。二人で暇さえあれば「視力検査でエクササーイズ♪」とか言いながら,ラララライ体操を踊っているとか。……見事な遺伝スキルですが,彼女の将来がちょっとだけ心配です。
タイトル 女神転生IMAGINE
開発元 ケイブ(アトラスと共同開発) 発売元 ケイブ
発売日 2007/04/04 価格 N/A
 
動作環境 OS:Windows XP,CPU:Pentium 4/2.0GHz以上[3.0GHz以上推奨],メインメモリ:512MB以上[1GB以上推奨],グラフィックスチップ:GeForce FX 5800もしくはRadeon 9800以上[GeForce 7800もしくはRadeon X1800以上推奨],グラフィックスメモリ:128MB以上HDD空き容量:2GB以上,サウンドカード:DirectX 8.1互換の製品,通信環境:xDSL以上

(C)ATLUS
(C)CAVE


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http://www.4gamer.net/weekly/megatenonline/004/megatenonline_004.shtml