4Gamer 女子部（仮）
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「ときレス」ライブツアーのフィナーレを飾る「3 Majesty × X.I.P. LIVE -Triple Road/TRICK★STER- FINAL」をレポート
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これは，本作に登場する2つのアイドルグループ「3 Majesty（スリーマジェスティ）」と「X.I.P.（エグジップ）」によるバーチャルライブで，2016年2月に発売されたアルバムCD「Triple Road」「TRICK★STER」のライブツアーファイナルとなっている。全30公演にわたって開催される今回のライブは，セットリストの異なる4パターンのライブが用意されており，公演ごとに曲順のほか，中盤にあるソロ楽曲パートの内容が違っている。A，B，C公演は各グループから1人ずつ，WD（ホワイトデー）公演では6人全員のソロ曲が披露される。本稿では3月11日の第2公演（B公演）の模様をお届けしよう。京也さんのソロが見たかったんです！
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なお，ここから先は結構濃い目のネタバレを含んだ内容となっているので，これからライブに行く予定の人は十分に注意してもらいたい。さまざまな理由から今回のライブに足を運べない人達にも，少しでもライブの雰囲気が伝われば幸いだ。
説明不要だとは思うが，出演者は以下のとおり。
＜3 Majesty＞
・霧島 司
・音羽慎之介
・辻 魁斗
＜X.I.P.＞
・伊達京也
・不破剣人
・神崎 透
「3 Majesty × X.I.P. LIVE -Triple Road/TRICK★STER- FINAL」公式サイト
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2016年2月21日の横浜関内ホールで始まり，今回で第4弾となるバーチャルライブ。DMM VR THEATERで開催されるのは，2016年8月の第2弾ライブ（関連記事）に続き2回めだ。丸1年以上続いたツアーも今回で最後ということで，始まる前から胸いっぱいだったのは筆者だけじゃないだろう。周りを見渡せば，パーカーやTシャツ，ブレードライトなどを装備して準備万端な様子で座席に座っている乙女達。例によって私の装備はシャーペンとメモ帳だけ……シャーペン内蔵のブレードライトとか作ってくれないだろうか。
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ライブスタートの合図にX.I.P.の紹介ムービーが流れ始めると，観客は一斉に立ち上がり，ブレードライトを点灯。あまりに揃っていたので少しビックリ。かなりカッコいいムービーに会場がざわめいているところに，不破さんの「待たせたな」の声が聞こえ，会場のボルテージが一気に上がる。これまで観てきたライブはすべて3 Majestyから始まっていたので，なんだか新鮮だ。
オープニングは「Don't Stop The Party」。今回のツアーでもお馴染みになったノリノリのダンス曲だが，驚いたことにところどころで振り付けが変わっていた。分かりやすいのは間奏部分で3人がダンスバトルをするシーンだろうか。いつもと違ったよね!? また，ステージ両脇に設置されたスクリーンには，アップになった彼らの映像が映し出されるなど，演出がこれまでのライブから確実にパワーアップしていた。
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このまま前半はX.I.P.のパートで，途中にMCをはさんで合計5曲が披露された。2曲めの「Sincere Love」は伊達さんのセンター曲。第1弾ライブのときに披露されたようだが，筆者がライブでこの曲を聞くのは初めてだった。個人的な意見だが，X.I.P.というか，とても伊達さんっぽい曲だと思っていて，メロディラインがすごくいい。なぜか分からないのだが，観ているうちにすごくこみ上げてくるものがあって，私，早くも泣いてしまいました。どうでもいいが，この曲はサビ部分の横を向いてステップを踏む振り付けが好きです。
また，2月に行われたゲーム内イベント「VSライブ Melty Sweet Dream」の時に公開された新曲「Up＆Up」が早くもライブでお披露目されていた。やっぱりX.I.P.といえばダンスなわけで，この曲も例に漏れず3人のダンスがカッコ良く決まっていた。というか，3人共またダンスうまくなったでしょ!?
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あとの2曲は，会場が一体となって盛り上がれる「Just do it!」と，筆者お気に入りの「GAME」。どちらも今回のツアーではもうお馴染みの曲だけに，お客さんの盛り上がりもひとしお。かくいう筆者も堪えきれず，自然と体がリズムに合わせて揺れてしまった。さすがにシャーペンを振り回すのは我慢しましたが。そうそう，神崎さん，GAMEの時のバク宙お見事でした！
X.I.P.パート中に2回あったMCコーナーでは，じゃれ合う不破さんと神崎さんと，見守ったり乗っかってみたりな伊達さんと，これまでに増して“ワチャワチャ”感が増していた印象。「熊みたい」とイジられてるのにお礼を言っちゃう天然（？）不破さんがツボだった。
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X.I.P.の後は，ソロ楽曲のコーナー。B公演では，X.I.P.は伊達さん，3 Majestyは霧島さんと，両グループのリーダーがソロ曲を披露してくれる。最初は伊達さんの「Your sight, my delight」。待ってましたー！ 2016年11月に行われた有明でのライブ（関連記事）でも思ったが，本当にカッコいい。間奏中のエアギターはもちろん，マイムを盛り込んだ振り付けやクルクル回るきれいなターンなど，1つ1つに魅了されっぱなしでもうメロメロです。
続く霧島さんが歌ったのは「七色の空に君想う」。歌唱後のMCで2人も言っていたが，さっきまで伊達さんに“ゾクゾク”させられていたのに，霧島さんが歌い始めると会場の雰囲気がガラッと変わるから驚きです。王子様ってすごいね。さすがリーダーだけある，というか，霧島さんらしいといったほうがいいのか，動作が指先まで美しい。とっても“ジ〜〜ン”ときちゃいました。
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ライブの後半は3 Majestyのパート。紹介ムービーと影ナレのあと，音羽さんのセンター曲「運命のLady」からスタート。霧島さんのソロ曲に続き，会場は一気にキラキラした空間に（あくまで個人の感想です）。続いて「Only One」，MCをはさんで，発表されたばかりの新曲「君に似合う翼」が披露された。音羽さんの説明によると，君に似合う翼は一歩踏み出そうとしている人に向けた応援ソングとのこと。サビの部分で「皆の声が聞けたらいいな」と言っていたので，これからライブに行く人はぜひ大きな声を出してあげてほしい。
MCコーナーでは，リーダーの霧島さんがきっかけでそれぞれの近況報告を交えた自己紹介をしてくれた。3人共，近況報告というよりは，最近ハマってる食べ物を教えてくれたんだけど，辻さんがハマってる「カチョカヴァッロ」っていったい……ひょうたんみたいな形のチーズらしいですよ！
また，3 Majestyお馴染みの“アレ”をやる際に，いろんなパターンを先走って練習していたのは音羽さん。個人的にはクルッとターンをしてからビシっと決めるバージョンがいいです。それでは，私は会場でできなかったので，ここでやります！ 「王子たれ！！」。
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3 Majestyはこのほか，今の季節にピッタリの「桜色の約束」と，力強いポジティブな楽曲「INFINITY 〜君との未来〜」を歌ってくれた。X.I.P.と同様，これまでのライブとは振り付けが変わり，演出もパワーアップしていた。キラキラ感が増し増しですよ。
ずっと感じていたのだが，3 Majestyってどの曲も聞いてると自分がとても大事な人間なんじゃないかって思えてくる。さすがに「お姫様になった気分」とまでは（恥ずかしくて）言えないが，そんな感じだ。まんまとやられちゃってますね，私。
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ライブもいよいよ終盤。いつものように会場一体となって「アンコール」をしていると，伊達さんと霧島さんの声が聞こえてきた。なんでも，アンコール曲に入る前に2人が楽屋レポートをしてくれるんだとか。思わぬサプライズに会場からも驚きと喜びの声が上がっていた。この楽屋レポート，さすがに詳細は書けないのだが，かなり面白かったので，これからB公演に行く人は楽しみしていてほしい。不破さん，やっぱり天然だよね。
実はアンコールも今回の公演でパワーアップした部分の1つ。これまでのライブでのアンコールは，公演中に歌った曲をもう一度歌うという内容だったのだが，今回のファイナル公演では，アンコール曲にはセットリストにない曲が選ばれており，公演によって曲も異なるようだ。筆者が観たB公演では，X.I.P.が「Deja-Vu」，3 Majestyが「君とShooting star」だった。本当にこれで最後ということもあり，それぞれ曲が終わると，メンバーの名前を呼ぶ多くの声が会場に響いていた。私もこの時には胸がいっぱいで，ほとんどメモを取れていなかった。
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アンコールが終わると，6人揃っての最後のMC。1年以上かけて行ってきたツアーがついに閉幕するとあって，全員が感慨深げ。そんな中，音羽さんから「実はファイナルファイナルとかあったり」なんて発言も飛び出し，不破さんと神崎さんも乗ってみたのだが，両リーダーからハッキリ「それはない」とのお言葉が……うう，寂しい。
両リーダーからの挨拶も終わり，6人揃って「ありがとうございました！」という感謝の言葉で公演を締めくくった。会場中から「ありがとう！」の声援と，大きな拍手が上がっていた。また，公演後にステージにエンドロールが流れるのだが，BGMに合わせてお客さんがブレードライトを振ったり，自然と声を出したりとしている様子が印象的だった。エンドロールが終わると会場は再び大きな拍手で包まれていた。
今回のファイナル公演で1つの集大成を見せてくれた3 MajestyとX.I.P.。彼らの歌って踊る姿が，これで一旦見られなくなるのは本当に寂しい……文字で書く以上に寂しい気持ちでいっぱいだ。しかし今回のツアーを通して，アイドルとしてのレベルがグググっと上がったはずの彼らは，次のライブではより一層の輝きを見せてくれるに違いない。それがいつになるのか，本当にあるのかは分からないが，いちファンとして，彼らに再びライブ会場で会えることを期待したいと思う。ああ，次のライブが待ち遠しいなぁ。
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