アークシステムワークスは本日(12月17日),人気格闘ゲームシリーズ最新作
「BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT EXTEND」(
PS3 /
PS Vita /
Xbox 360)を発売した。
本作は,前作にあたる
「BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT」に,新キャラクター「レリウス=クローバー」を追加し,既存キャラクターを含めたバランス調整を施した新バージョン。家庭用版の大きな魅力の一つであるストーリーモードにも,
「BLAZBLUE CALAMITY TRIGGER」の物語を再構成したものが新たに収録され,マコト,ヴァルケンハイン,プラチナ,レリウスの新規シナリオが追加されている。
本作最大の注目点とも言えるレリウスの特徴については,以前掲載したプレイムービーに詳しいが(
関連記事),PS Vita版で実際に使ってみたところ,そのミステリアスなイメージとはうらはらに,思いのほか扱いやすいキャラクターという印象。レリウスは,実の息子であるカルルと同様,人形を操って戦うが,自身の戦闘力もそれなりに高く,本体と人形の連係がうまく決まったときの火力は相当なものだ。その反面,一方的に攻め込まれると反撃のきっかけを掴むのが難しく,研究しがいのありそうなキャラクターである。
ちなみに,本稿を執筆するにあたってプレイしたのはPS Vita版だ。最初は「携帯ゲーム機で2D格ゲーはちょっと……」などと思ったりもしたのだが,正直,これが相当良い。携帯ゲーム機用ゆえ,アーケードスティックでのプレイフィールを引き合いに出すべきではないだろうが,本体の大きさや重さが(個人的には)ちょうど良く,PSP版や3DS版よりも無理なく遊ぶことができた。同時押しのしづらさなどは,キーコンフィグの変更で改善できるので,プレイヤーごとの好みにも対応しやすい作りである。
ちなみに,PS Vita版には背面タッチパッドでの操作にキーを割り当てることが可能だ。精密な操作が要求される2D格闘ゲームだけに,背面タッチパッドを使った操作にメリットを感じる人は少数かもしれないが,特定の同時押し設定などを割り当てて,一度試してみるのも面白いだろう。
グラフィックス面に関しては,有機ELディスプレイの発色の良さが,カラフルでド派手なゲームとマッチしていて,思わず感心してしまうほど美しい。家庭用版では人それぞれ使っているモニターが違うので,もしかしたら
「PS Vitaのほうが綺麗」と感じる人もいるのではないだろうか。
ネタバレを避けるため,本稿ではあえて触れないが,たとえばストーリーモードのCGやテキストなども,従来の携帯ゲーム機版よりはるかに見やすくなっているので,キャラクターファンにとってもオススメである。
格闘ゲームの携帯ゲーム機版というと,どうしても「技の練習用」というイメージを持ちがちだが,BLAZBLUEシリーズは,ストーリーやキャラクター,出演声優陣など,格闘ゲーム以外の部分にもファンがついている作品だ。そういう意味では,いつでもどこでもプレイできるメリットがある分,PS Vita版に魅力を感じる人もいそうである。そういう人にとって,本作のPS Vita版はとくにオススメできる1本と言えるだろう。