本日より冒険の新たな舞台“チュント島”がお目見えだ。2次職も実装される「81Keys」アップデートを詳しく紹介

　6月23日，WeMade Onlineがサービス中のMMORPG「81Keys」において，正式サービス開始以降初の大型アップデートが行われる。
　このアップデートでは，新たなマップとインスタンスダンジョンが追加され，各種族に2次職が実装されている。これら上位コンテンツの登場に伴い，レベルキャップも65まで開放されるのだ。
　4Gamerでは，実装に先駆けてアップデート内容を確認してきたので，さっそく紹介していこう。

埠頭，森，砂漠，そして古代遺跡。

ワッタ族の故郷「チュント島」に秘められた謎とは？

「チュント島」マップ。かなり狭く見えるが，これまでとは雰囲気の異なるフィールドなので，かなり新鮮に感じる

　新たなマップとなる「チュント島」は，ワッタ族の故郷だ。したがって各クエストも，ワッタ族にちなんだ内容となっている。
　チュント島全体の適正レベル帯は，およそ50〜80程度だが，今回はレベルキャップに合わせてレベル70前後までのコンテンツが実装されるとのこと。
　なお，チュント島に進入できるのは，既存のダンジョン「血の深洞」で，ボスモンスターを討伐したプレイヤーのみとなる。

　チュント島は，これまで冒険してきたシンク島と比較すると総面積が約10分の1と、かなり小さい。またチュント島は，わりと平和だったシンク島とは異なり戦時下にあるため，ところどころに軍隊などが見受けられる。
マップは四つのフィールドに分かれており，プレイヤーが最初に到着するのは「チュント島の埠頭」だ。

上陸すると，いきなり軍隊と出会う。平和なシンク島では見られなかった光景だ

埠頭だけに，モンスターも海岸にいるような生物を模したデザインとなっている

　埠頭から「精霊の森」を抜けると，ようやく島の中心となる「ワッタ村」に到着。この村には武器やアイテムを売買するNPCが集まっているので，今後の冒険の拠点になるだろう。
　さらに村の先には，全般にこれまで本作に登場してきたマップとは違った雰囲気の「石像の砂漠」が広がっている。モンスターの種類も大幅に増えているので，モンスターデータをコレクションしているプレイヤーにとっては嬉しいところだろう。

「精霊の森」。恐竜のようなモンスターがウロウロしている

「ワッタ村」。自然を崇拝する種族のカラーが濃厚に出ている

　砂漠の奥地には，インスタンスダンジョン「デミヒューマンの遺跡」がある。このダンジョンは，科学力を駆使して繁栄した古代人の遺跡という設定なのだが，それがワッタ族とどう関係しているのかが気になるところ。
　埠頭や砂漠と同様に，登場するモンスターやオブジェクトの造形から，本作がこれまで見せてきたイメージとは一味違う雰囲気が感じられるのではないだろうか。

ヤバい雰囲気の「石像の砂漠」。最初からいきなりレベル60以上のモンスターが登場する

砂漠の奥に進むと「デミヒューマンの遺跡」が待ち受けている

内部には，人工生物風のモンスターがひしめいている。自爆スキルを使うモンスターには注意しよう

さらに奥に進んで，中ボスモンスターと遭遇。周囲をモンスターが取り巻いており，近づくのも大変だ

合計13種類の2次職の実装によって

パーティプレイのバリエーション増加に期待

ヒューマン族の2次職「舞剣士」

　2次職業は，ヒューマン族が4種類，そのほかの種族がそれぞれ3種類ずつの計13種類が実装される。職業が増えることでパーティ構成にバリエーションが増えるのはもちろんのこと，対人戦でのパワーバランスも変わるので，注目している人も多いのではないだろうか。今回は，各種族1種類ずつを確認することができた。

　ヒューマン族は，1次職「剣士」から「聖騎士」または「舞剣士」に，「槍兵」から「竜騎士」または「魔鎧戦将」に転職できる。
　今回確認した舞剣士は，双剣を使った“舞”を特徴とし，パーティ全体にバフ効果をもたらすほか，攻撃力とスピードを活かした暗殺技術にも長けている。

舞剣士は，“舞”により，パーティに各種のバフ効果をもたらす

舞剣士は暗殺系のスキルも持っており，戦闘では頼りになる存在だ

　ワッタ族は，1次職「闘士」から「狂戦士」または「鋼鉄戦士」に，「祈祷師」から「霊媒師」に転職できる。
　その中でも霊媒師は，攻撃力/移動速度に特化した「リザードモード」と，防御力/命中率に特化した「ドラゴンナイトモード」に変身可能だ。それぞれ異なるスキルを持つので，局面に合わせて使い分けることができる。なお，変身中はMPを消費し，MPがなくなると元の姿に戻る。

攻撃型の「リザードモード」

防御型の「ドラゴンナイトモード」

　ルル族は，1次職「牧師」から「神聖祭司」または「十字戦士」に，「元素師」から「元素導師」に転職できる。
　攻撃スキルに特化した元素導師は，精霊界から元霊を召喚し，該当する各属性スキルの効果を高めたり，詠唱時間を短縮したりできる。
　なお元霊召喚スキルは複数取得可能だが，スキルポイントの関係上，すべてを最高レベルにするのはほぼ不可能だ。プレイスタイルに合わせて，いずれかの属性に特化したほうがいいかもしれない。

「炎の元霊」

「氷の元霊」

　ニッティ族は，1次職「呪術師」から「暗黒剣士」または「暗黒祭司」に，「錬金術師」から「魔道職人」に転職できる。
　専用アイテムを消費してバフ効果を得たり，属性攻撃できる砲台を設置したりといったトリッキーな戦い方ができる。

背中の“カミナリ様”風オブジェクトは，バフ効果をもたらす。ハットとのミスマッチが何ともいえない

属性攻撃可能な自動砲台を設置。攻撃を受けて耐久力がゼロになるか，制限時間（初期レベルで5分）が経過すると消失する

　そのほか，今回のアップデートでは、ダンジョン「血の深洞」に，高レベルプレイヤーを対象とした上位モード「真・血の深洞」が追加される。モンスターが強くなるのはもちろんのこと，上位のアイテムをドロップするとのことなので，腕に覚えのあるプレイヤーは挑戦してみよう。

　加えて、武器にスロットを追加して強化用の宝石を組み込める「宝石強化システム」，図鑑にコレクトしたモンスターを召喚して戦闘に参加させられる「召喚システム」（レベル55以上）も実装される。
　さらに「DNAの鍵」の番号に応じて進入可能となる「DNAダンジョン」（レベル60以上）も登場。このダンジョンでは，上記の強化システムで使用する宝石が手に入るので，是非活用したいところだ。

「81カプセル」で入手できる「筋斗雲」

　なお今回実装される内容は，全3回実施される連続アップデートの第1弾という位置付けだ。7月に第2弾，8月に第3弾が順次実施される予定なので，その前に今回実装される内容をしっかり堪能しておこう。

「81Keys」公式サイト