こんなにグラウンドが混雑したのは久しぶり。カラフルな制服の多さで目が痛くなりそう
11月21日0時をもってオープンβサービスが終了し,いよいよ本日から正式サービスの開始となったヨーグルティング。この三日間の冬休み(?)に,禁断症状に見舞われた“牛乳ジャンキー”達も多かったものと推測される。最終日は仲間との,しばしの別れを惜しむプレイヤーで溢れかえり,かつてないほどの大混雑であったことをお伝えしておこう。
また「秋の学園祭キャンペーン」第4弾「合言葉は“ヨーグル!”」の期間が,オープンβサービス終了時点まで延長されたこともあり,足りないカラーボールを求めてエピソードの回転が活発だったのはもちろんのこと,グラウンドでの出玉交換会も,たいそう賑やかであった。
ドップラー効果というヒントに対しては「救急車前」が正解でした。大勢のプレイヤーに囲まれる古志野氏とGM。プレイヤーとの会話もなごやかに弾んでいた様子
さて,この日行われたオープンβサービスグランドフィナーレが「放送委員長を探せ!」イベント。これは同タイトルの宣伝担当 古志野 史嗣氏操るキャラクターが「放送委員長:古志野」としてゲーム内に登場し,校内かくれんぼを行うというものだった。
最初に古志野氏を見つけて,「交換」コマンドを出せたプレイヤーが勝利だ。ごほうびとして,どんな武器でも+1強化を100%成功させてくれるという。これがどうありがたいかというと,例えば3年生,4年生の上級武器は入手確率が低く,破損のリスクを伴う徹底した精錬は行いづらい。危険なく+5〜6を狙うにはもってこいのチャンスなのだ。
古志野氏が学校内のどこかに隠れると,全体チャットでそのヒントがアナウンスされる。プレイヤーはヒントに基づいて,これと思う場所へ走り出す。
シルクハットにポケットチーフでキメている古志野氏キャラ。筆者としては11月15日の発表会における,学ラン姿がチラチラとまぶたの裏によみがえります
現状のヨーグルティングには学校外の世界がほとんど存在しないため,隠れる場所には自ずから限界がある。旧校舎マップがあるぶん,割と広い宵月学院ですら,ヒントのアナウンス後1分以内に発見されることもしばしばだった。古志野氏が現れそうな場所に張り込みを敢行するツワモノプレイヤーも,チラホラ見られた。
ちなみに,古志野氏のヒント「ドップラー効果が感じられるところ」「雪隠」などに対しては,「え,ドップラー効果? 何それ?」とか「この漢字なんて読むの,知らない」といった声がちらほら聞こえてきた。
みんな学校を出て久しい年齢なのか,まだ教わっていないのか,プレイヤーキャラクターだけ見ていたのでは,うかがい知る由もないのだが。
この後「?」のエピソードをすべてこなすまでに,誰が予測し得たであろうか,「ガンバミン101」が200本以上消費されようとは(倒置法)
連載終了までには,4年生への進級を遂げたいと切に願っていた筆者だが,どうやらそれは無理らしいと気がついた。というのも,4年生進級時に最低でも欲しいPower値の目安は,なんと70Power前後。無理せず行きたければ,75Power前後が常識らしい。オープンβ最終日に向けて猛烈にがんばってはみたが,うちの愛娘は46Power止まりという非力さだ。
しかも,3年生最終エピソード「神父様の真実」という,非常に気になるタイトルを見てしまった以上,立ち止まるわけにはいかない。2年生のころからずっと気になっていた,火蓮・水蓮姉妹との関係も,ここで明らかになるに違いないと考え,意地と「ガンバミン101」を胸に抱きしめて走り抜けてみた。
本来ならば60Power以上が要求される,宵月学院3年生後半エピソードなので,よい子のみなさんは決して真似しないように。落第の危険大である。
えー,またもやオカルト研究部,暗田の誘いで始まるこのエピソード。(筆者をはじめとする)懲りないプレイヤー達は,またもや彼の言いなりになってしまうわけだが,ここではまず墓地に数か所ある「封印の石」を,すべて破壊するのが目標だ。
コツは封印の石を1個ずつ破壊するのではなく,ぎりぎり寸止めにしておくことだ。というのも,封印の石を破壊すると,中から「ナイトウォーカー」が出現し,これがかなり手ごわいのだ。封印の石すべてのHPをギリギリまで削っておき,一気に破壊する。そして,体力に自信のあるプレイヤーが,ナイトウォーカーを引き付けてまとめ,全員で倒すのが一番効率的で,被害も少ないのだ。
ただし,Powerがまだ50台のプレイヤーは,この封印の石には近寄らないほうがよい。狭い墓地ではたちまち周囲を取り囲まれてしまい,逃げる前に戦闘不能になる危険大だ。
また,好成績を狙うプレイヤーは,ミニマップ上部の丘の上まで全力疾走し,ここでポップするモンスターの撃破に努めることをお勧めする。いや,筆者はただただ,逃げ惑ってましたが。
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これが寸止め状態の封印の石。間違って壊すと「ナイトウォーカー」が出てきて,生きて帰れなくなります |
この後サックリ逝きました。おまけに逃げ惑う途中で赤の他人になすりつけてしまい,怒られてションボリ |
「コッコーを守れ」は,制限時間内にひたすら殲滅という,プレイヤースキルがないに等しい筆者にとって,一番ありがたいタイプのエピソードだ。前回のカレー騒動でも鶏肉を欲しがった狐娘の火蓮だが,またもや鶏肉を求めて,こともあろうに飼育部が大切に育てているニワトリ,コッコーを狼に襲わせたのだ。
マップはコッコー飼育場の中だけなのでたいへん狭く,狼の群れがポップする場所もほぼ決まっている。すごい勢いでポップする狼「レディ」「ステディ」「ゴウ」は,制限時間内に倒すには厳しい数なので,スキルゲージが溜まったら即発動して,範囲攻撃を活用すべし。足元をちょろちょろ歩くコッコーは,可愛いだけで何の役にも立たないので,守るどころか積極的に食べてしまいたいくらいだが。
あぁ,このエピソードにたどりつく日をどれだけ待ち望んでいたであろう。火蓮と神父の親子喧嘩の理由を,さんざんもったいつけたうえに教えないという,あの2年生エピソードの日々。
この「神父様の真実」エピソードは,進級に必要な必須科目の最終エピソードに該当し,つまりはボス戦が用意されている。ガンバミン101程度では即死を免れないため,さらなる回復力が得られる「ガンバミン404」や「大瓶牛乳」を持参して行こう。
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あ,あれ。なんで火蓮が神父様を尾行してるのだろう。親子関係の秘密が明らかになるエピソードじゃなかったの? |
あの神父様が悪魔と契約しているらしい。ストーリーは飲み込めたが,見込み違いの内容にショックが隠せません |
最終エピソードにふさわしく,マップは全部で四つ。面倒なパズル要素などはいっさい存在せず,基本は指定されたモンスターを一定数倒す,NPCと会話後にモンスターを殲滅するという,シンプルな目標設定だ。
4マップめに突入すると,すぐにボス戦が始まってしまうので,慌てて突っ込むのは禁物。体力に余裕のあるプレイヤーを先に突入させ,一拍措いてからワープポイントに飛び込もう。
さて,読者諸氏は2年生への進級時に手ひどく痛めつけられたボス「ファントム」を覚えているだろうか? ここではボス「メガデス」の取り巻きとして,ファントムが複数体出現する。雪辱を兼ねて,蹴散らしたいところだ。
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「ファントム」をお供に従えた「メガデス」のムービーはカッコいい。こういった作り込みは今後も継続してほしいもの |
次々とポップするファントムに邪魔されて,なかなかメガデスに近寄れない。ヤツの一撃で即死できちゃいました♪ |
ここで,B+以上でのクリアを目指す本気モードのプレイヤーへアドバイス。メガデスはアンデッド系モンスターに相当するので,3マップめから4マップめに入る直前で「ゴーストバスター」の称号に切り替えておくとよい。それまでは牛乳マニアか牛乳ジャンキーの称号が最適だろう。
神父,ちょっとストーリー引っ張りすぎではありませんか。もう少し教えてくれても
死闘の末にメガデスを倒してみれば,残ったのはいつもの優しげな笑顔を見せるバーモント神父様。火蓮が心配したような,悪魔との契約はしてなかったようだ。
しかし,そのときプレイヤーにもたらされるのは「いずれメガデスとの関係については教えてあげるよ,フフフ」という言葉のみ。結局謎が一つ増えただけだった。もしかすると,宵月学院一のじらし上手はバーモント神父なのかもしれない。
何はともあれ3年生必修科目,全エピソードのプレイはこれにて終了。4年生には進めなかったけれど,今筆者は達成感に満ち溢れております。正式サービス後改めて4年生を目指して日々是精進致します。
思えばこの連載が始まってから,いろいろなことがありました。初めて降り立ったヨーグルティングの世界と,アンナちゃんとの出会い,思い出の数々……。
■初めてのエスティバー学園遠足 | ■進級を手伝ってくれた上級生 |
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■戯れながら殺しあったPvPエピソード | ■世界樹の周りで何時間も話し込んだあの日々…… |
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正式サービスをきっかけにヨーグルティングの世界を“卒業”してしまうプレイヤーもいるとは思いますが,筆者はもうしばらく宵月学院に通い続ける予定。またどこかでお会いできれば幸いです。「絶対領域」よ永遠なれ〜。