連載 : 「女神転生IMAGINE」悪魔が来たりて「コンゴトモヨロシク」


「女神転生IMAGINE」連載 悪魔が来たりて「コンゴトモヨロシク」

第1回:悪魔にときめきたくて「コンゴトモヨロシク」

※この記事はオープンβテスト段階の内容に準じています

 

ファミコン版「女神転生」の発売から約20年。人気シリーズのMMORPGが満を持して登場。「女神転生IMAGINE」は,物語としては「真・女神転生」と「真・女神転生II」の間の,空白の時間が描かれている

 みなさん,どうもこんにちは。“ときめき”続けて数十年(?),愛ある限り戦うときめきライターのmidiです。これまで「ときめきメモリアル」関連の仕事を数多くこなし,いまだに初対面の人から“「ときめき」の人だ”と声をかけられること多数,「ときめき」バカ一代(ほめ言葉……と思いたい)として認知されている。
 そんな筆者に,4Gamer編集部から「女神転生IMAGINE」(以下,IMAGINE)の連載原稿の執筆依頼がやってきた。振れ幅でいうと,藤崎詩織から悪魔へ,伝説の樹から邪教の館へ,「あなたが好きです……」から「コンゴトモヨロシク……」へ。いろんな意味で心配している4Gamer読者の皆さんも少なからずいるかもしれない。

 

 が! じつは個人的には,女神転生シリーズの作品も,記事を書く機会がないだけでプライベートでずーっとプレイしてるのだ。「女神転生」との出会いはかなり古く,十数年前,ファミコンで発売されたタイトル「デジタル・デビル物語 女神転生」だった 第一作のプレイ以降,その世界観や作り込まれたシステムに魅了された筆者は,「真・女神転生」も「女神異聞録ペルソナ」も「真・女神転生 デビルチルドレン」も「DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー」も,満遍なくプレイ。きらめき中央公園で女子高生とデートしてご機嫌をうかがっていた裏で,悪魔とも交渉していたのだ。ふふふ。
 そんなわけで実は隠れ「女神転生」ファンな筆者。IMAGINEについて仕事で書かせてもらえるということで,今からかなりエキサイトしている。これからしばらくの間,本連載でおつきあいいただければと思う。

 

 さて,少々前置きが長くなってしまったが,本作についての説明に移ろう。現在オープンβテストが行われていて,先日,正式サービスは基本プレイ無料+アイテム課金というスタイルとなることが発表された。月額課金だったらどうしようか悩んでいた人もこれでひと安心。オープンβテストのデータは,正式サービス開始後も引き継がれるとのことなので,この記事を読んで本作に興味を持った人は,モノは試しでプレイしてみてはいかがだろうか。プレイする前に,本作のリミテッドβテストプレイレポート新作紹介記事で基本的な内容を把握しておこう。

 

 では,連載一発目らしく,基本的なシステムやゲームの進め方などについて紹介していこう。

 

 

スカート最強説? まずは自分の分身を作ろう

 

性別はもちろん,顔,髪型,体型なども選択可能。キャラの雰囲気は「真・女神転生」のそれに近い。近未来が舞台というゲームの世界観に準じて,キャラクターの装備品は“今風”のものになっている

 ゲームをスタートして,最初の最初にやることはといえばキャラクターメイキングだ。「真・女神転生」っぽいキャラがガリガリと作れるのは◎。靴など細かい部分まで作り込めるため,かなり多くのパターンのキャラが作れる。難をいえば,顔のパターンがやや少ないといったところだろうか。
 キャラクターメイキングでは,初期装備となる武器の選択も行う。選べる武器は,マチェット/ナイフ/ハンマーの3種類だ。これらはいずれも近接攻撃用の武器で,どれを選んでもそれほど差はないので,好みで選んでかまわない。
 このほか,ゲームを始めたあとに武器屋で購入できる“銃”がある。ちょっと特殊で,攻撃するさいにアイテムの弾丸が必要な代わりに,魔法攻撃のように遠距離から攻撃できるという特徴を持っている。後述する戦闘システムの項目で詳しく説明するが,ゲームプレイ中に武器の持ち替えが自由にできるので,ゲーム序盤に登場する安価な武器を買っていろいろと試してみて,自分に合った攻撃手段を見つけていくといいだろう。
 蛇足だが,この記事の編集担当は,女性キャラクターでスカートを選べることに「ぐっとくるものがある」と打ち合わせのときに力説していた。確かに女性のスカートは魅力的だが,ゲームシステムや世界観をなおざりにして,まさかそんなポイントを力説するとは。彼の今後がちょっとだけ心配である。

 

オープンβテスト段階では,作成できるキャラクターは一人のみ。キャラクター作成時には,マチェット,アタックナイフ,バトルハンマーのいずれかの武器を選ぶ。なお,「キャラクターの削除」を選んだ場合,25時間後まで,新しいキャラクターの作成はできない(その間,削除したキャラクターの復活は可能)

 

 

悪魔と戦い,勝利せよ! 戦闘システム

 

比較的アクション性が高い戦闘システムなので,緊張感のある戦闘が楽しめる

 本作では,後述する「仲魔」もプレイヤーが操作でき,操作方法が独特なものとなっている。ざっくりと説明しておくと,マウスの左クリック(またはW/A/S/D)でキャラクターの移動を行い,攻撃にはキーボードショートカットに登録した[1]〜[^]キーおよび[F1]〜[F12]キーを使用する(うち[F1]〜[F8]は仲魔用)。ショートカットは自由にカスタマイズできるほか,テンプレートを10種類登録しておけるので,使用する武器や戦闘スタイルに応じて切り替えて使うことも可能だ。
 キャラの成長システムにはレベル制が導入されており,レベルが上がる=攻撃力が上がると捉えてもいいだろう。また,ベースとなる強さの部分以外にも「エキスパート」と呼ばれるスキルシステムが別に用意されており,スキルを使うことでランク/クラスが上昇し,より強力/多彩な攻撃方法が選べるようになっているため,それらの理解はしっかりとしておくべし。
 具体的な攻撃方法については,最初に「ヴァーチャルバトル」というチュートリアルモードが用意されており,そこでプレイしながら学べるようになっている。だが,確認の意味を含めてここでも記載しておこう。

 

 本作における攻撃/防御方法は,以下の4種類が中心になる。アタックはガードに弱く,ガードはラッシュに弱く,ラッシュはカウンターに弱い……といった,じゃんけんのような相性が存在する。

 

 

・アタック:最大3回の連続入力が可能。ガードに弱い ・ガード:アタックによるダメージを大幅に軽減する。ラッシュに弱い
・カウンター:アタック/ラッシュによる攻撃を無効化するとともに,反撃のダメージを与える ・ラッシュ:HPを少し消費して攻撃する。ガードを無視してダメージを与えられるが,カウンターに弱い

 

 

 これはプレイヤーキャラクターのみならず,仲魔となる悪魔(召喚モンスター),敵モンスターでも同様の挙動を取る。そのため,プレイヤー側が強さに任せて一方的に攻撃し続けるというシチュエーションはあまり発生しない。どれだけレベルが上がっても,ある程度緊張感が保たれた状態で戦闘に臨めるのだ。

 

 魔法攻撃は上記で説明したラッシュに近い扱いで,MPを消費することで遠距離攻撃を行う。ラッシュと異なる点は,敵モンスターがカウンター状態でも,それを無視してダメージや特殊効果を与えられるということ。ただ,ゲーム序盤で覚えられる魔法は少なく,なおかつMPがすぐになくなってしまうため,メインの攻撃手段としてはやや心もとない。もちろん,レベルを上げてMPが増えれば,通常の攻撃以上に役に立つはず。そのあたりを見越してキャラクターを成長させてみるのもいいだろう。
 銃での攻撃は,攻撃パターンとしては近接攻撃と同じだが,遠距離から攻撃できるため,敵モンスターのカウンター攻撃をあまり気にしなくていいというメリットがある。ただし,近接攻撃武器よりも敵との相性が顕著に出たり(通常弾ではほとんどダメージが与えられないこともある),弾切れになると攻撃が一切できなかったり,ラッシュ発動中は移動ができなかったり(近接攻撃武器ではラッシュ発動中に移動可能)といったデメリットもある。遠距離から攻撃できるというのは便利だが,それ相応にクセもあるといった感じか。

 

 このほかに,キャラクターの周囲にいる複数の敵に同時にダメージを与える,スピンという攻撃方法もある。雑魚キャラ相手やパーティプレイでは使いどころによって効果的だが,敵モンスターをアクティブにしてしまい,あっという間にタコ殴りにされることもある。ソロプレイ時などには細心の注意を払って使うように。

 

銃での攻撃やスピンなど,一部の攻撃スキルは“移動しながらの攻撃”ができない。また,射程距離の概念があるため,どんな遠くからでも攻撃できるというわけではない

 

チャージには時間がかかるため,敵との距離が近いときには使いづらい。遠距離から攻撃するときに使うのが主な使い方となるだろう

 ちなみに本作では,ラッシュや魔法攻撃など一部のアクションは,攻撃ボタンを一度押すとチャージ,二度押すと発動という仕組みになっている。チャージが完了する前に敵の攻撃を受けたり,別のアクションを実行するとチャージし直しとなるが,それまではチャージ状態をキープしたまま移動できる(カウンター/スピンを除く)。これを利用し,安全な場所でボタンを1回押してチャージ,敵に近づいたら再度ボタンを押して発動させる,というクセをつけておけば,無駄なダメージを受けることも激減するはず。覚えておくといいだろう。

 

 

敵と交渉して仲魔(not仲間)にするには?

 

 さて,ここからは「女神転生」シリーズのキモともいえる部分,仲間となる悪魔(仲魔)について紹介していこう。本作でも過去のシリーズと同様に,戦闘時に出会った敵キャラと交渉し,仲魔に引き入れることが可能となっている。 召喚契約できる仲魔の数は6体まで。そのうち1体を召喚し,戦闘に参加させられるのだ。
 召喚した仲魔は,AIによる自動操作となるが,プレイヤーによる直接操作も可能。悪魔については説明すべき点が多いので,実際のゲームの流れに沿って説明していこう。

 

交渉して仲魔にする

悪魔の名前の左にある丸いアイコンが赤いのは,プレイヤーキャラクターよりレベルが高いという意味。レベルの高い悪魔は,味方にすることも,合体で生み出すこともできないので注意

 まずは,スタート地点「第三ホーム」から「スギナミ」マップに移動し,徘徊している悪魔と交渉をして仲魔にしよう。プレイヤーキャラクターのレベルが悪魔のレベルより低いと仲魔にできないので,自分のレベルがいくつかはマメに確認しておくこと。悪魔を見つけたら,悪魔の名前の左にある丸いアイコンをチェック。青ならレベルが自分と同じか下,赤なら自分よりレベルが上ということを示している。
 青いアイコンの悪魔を見つけたら,交渉コマンドを使って仲魔にしてみよう。基本交渉コマンドには挨拶/威圧/挑発の3種類があり,それらを連続で使うか,うまく組み合わせるかして交渉が成立すれば,仲魔にできる。敵の性格によって成功しやすい交渉が設定されているので,穏和に話しかけるか,威圧的に進めるか,いろいろと模索しながら交渉を進めていこう。ちなみに,交渉中とはいってもまだ味方ではない。一生懸命交渉していたら悪魔からボコられて死に至るということもある(実際筆者は,挨拶を5連発しているうちに殺されたことがある)。かなり情けない気持ちになるので,十分に注意しよう。
 もう一つ注意すべきは,交渉アクションは1回実行するたびにMPを3消費するという点。そう,交渉はスキルと同じ扱いなのだ。キャラクターレベルが低いときは交渉を数回しただけでMPがなくなってしまう。そのため,敵との交渉時にはMP回復アイテム(チャクラチップやチャクラドロップなど)を準備しておきたい。
 なお,ほかのプレイヤーが交渉している場面に遭遇したら,ぜひチェックしておくことをオススメする。というのも,挨拶と威圧と挑発はモーションが違うため,それを覚えて見ておけば,どの敵にどの交渉が有効かを(言い方は悪いが)盗み見できるからだ。もし挨拶をしていてボコられたらその敵には挨拶は有効ではないし,逆に挨拶で仲魔になったのであれば,その敵を今度自分が仲魔にしたいときは挨拶を使えばいい。他プレイヤーの行動は,何ものにも代え難い教科書になるのである。ありがたやありがたや。

 

見事交渉が成功すると,光るタマゴらしきものが出現。悪魔と召喚契約を結んで仲魔に加えよう。仲魔にならないときでも,交渉結果によってはアイテムがもらえることもある

 

仲魔になった(または合成した)ばかりの悪魔は,まだ利用できる状態になっていないスキルを持っていることがある

 さて,交渉に成功して仲魔にできたら,[M]キーを押して悪魔の情報を確認。悪魔には体得スキルと遺伝スキルの2種類があり,これらは戦闘で使用するほか,後述する悪魔合体に深く関係している。体得スキルは,その名のとおり悪魔が使用できる状態になっているスキルのこと。悪魔のレベルが上がったり,そのスキルと同系統のスキルを使ったりすることでパーセンテージが上昇し,100%になるとそのスキルを使えるようになる。どのスキルを上げていくのかはプレイヤーが選択できるため,同じ種類の仲魔でも育て方によってはまったく違うものになることも。覚えられるスキルの種類は最初からかなりの数が用意されているため,どれにするか迷うところだろう。だが,こういう書き方をすると身もフタもないが,悪魔合体(後述)に利用する素材として育てるのであれば,基本的なところさえ押さえておけば問題はない。難しく考えずに,その仲魔の特徴を生かしたスキルを伸ばしていけばいいだろう。

 

 なお悪魔のスキルについては,プレイヤーキャラクター同様,ドラッグ&ドロップでスロットに入れれば戦闘で使用できるようになる。しかし,プレイヤーキャラクターとは異なり,8個以上覚えさせることはできない(それ以上覚えさせたいときは,すでに覚えているスキルをどれか一つ忘れる形になる)ので,気をつけてほしい。

 

召喚して共に戦っている仲魔は,レベルが上がってステータスが上昇したり,仲魔になった当初は使えなかった遺伝スキルが使えるようになったりする。合体させた悪魔の場合,素材となった悪魔によって習得できるスキルが異なることもある

 

邪教の館では悪魔合体を行える。主の後ろにある合体用の台座(?)は三つあるので,今後,3身合体が実装されるであろう可能性は高い

 そして,「女神転生」シリーズのファンにはおなじみ,「邪教の館」で行える悪魔合体についても軽く触れておこう。悪魔合体とは,2体以上の悪魔を合体させることで,まったく違う悪魔を作り出せるというもの。現段階では2体の悪魔を合体させる「2身合体」しかできないが,今後は3体の悪魔を同時にかけあわせる3身合体の実装も予定されている。このシステムこそが「女神転生」の魅力であり,これで生み出した仲魔をせっせと育て,ともに冒険するのが本作のイチバンの楽しさといえるだろう。
 悪魔合体を行うには,街にある邪教の館へ行き,主人と会話。そこで「2身合体をする」を選択すると,悪魔の組み合わせ表が表示される。その表で「○」が付いた組み合わせは,マッカ(ゲーム内通貨)を支払うことで悪魔合体が行える,というわけだ。ただし,仲魔にする交渉時と同じように,自分のレベルより高い悪魔を合体させることはできないので注意が必要。合体に成功すると新たな仲魔が「コンゴトモヨロシク」と登場するが,失敗するとマッカが失われるので,マッカは多めに用意しておくといいだろう。
 なお,新しく出てきた仲魔のレベルは常に固定されていて,素材となる仲魔のレベルがどれだけ高くても,レベルが反映されることはない。そのあたりの詳しいことや,具体的な悪魔合体のノウハウについては,次回以降の本連載で取り上げる予定だ。どうぞお楽しみに。

 

合体にはマッカ(ゲーム内通貨)が必要。合体後の悪魔のレベルがプレイヤーキャラクターより上だと合体はできない。なお,合体に失敗した場合でも,素材となる悪魔はいなくならないのでご安心を

 

 

いまだ謎も残るエキスパートシステム

 

レベルが上がると,得た能力値ポイントを各種ステータスに割り振れる。どのように上げるかはプレイヤー次第

 本作のキャラクター成長システムは,戦闘や交渉を通じて経験値を稼ぎ,それが一定値に達するとレベルアップするというレベル制を採用している。レベルアップすれば能力値ポイントが得られ,各能力値に任意のポイントを割り振り,ステータスを伸ばすという仕組みだ。そのため,キャラクター育成の自由度はかなり高く,プレイヤーのスタイルに合わせた育成が可能である。
 ちなみに筆者は現在のところ,魔法をあまり使用しない,銃を使った遠距離ガンナーを育成するため奮闘中。その結果はどうなるのか……この連載でお伝えしていきたい。

 

 また本作では,上記で説明したベーシックな成長要素以外に,「エキスパート」なるスキルシステムも採り入れられている。エキスパートはテクニック(技能)とナレッジ(知識)の2種類に大きく分けられ,各テクニック/ナレッジに対応した行動をとることで,それぞれのエキスパートを成長させられる。要するに,使えば使うほどランク/クラスが上がり,さらに使い勝手が良くなるというイメージ。

 

エキスパートを設定している画面。ショットのバーの右横に,赤い矢印があるのが分かるだろうか。“▲”であればスキルが成長し“―”だとスキルは成長しない

 注意したいのは,最初からいくつか用意されていて,そのなかからチェックボックスをONにしたものだけにポイントが入るようになっている点だ。つまり,いろんなスキルを広く浅く覚えるキャラにすることもできるし,一点集中型で一定のスキルを集中的に上げることもできるというわけだ。ただし,エキスパートポイントの合計値には上限値が設定されていて,すべてのエキスパートを最高値まで伸ばすことは実質不可能となっている。完全無欠なスーパーマンというキャラクターは作れない。
 となると,どのスキルを育ててどのスキルを切り捨てるか,プレイヤーも悩むところだろう。だが,現段階では未実装(?)のスキルや効果が不明なものがいくつかあり,「エキスパート」システム自体が多くの謎に包まれた状態。全項目をオンにしてプレイしていると,レベル20前後でエキスパートランクは1万ポイントに達してしまう。とりあえずは最低限の項目をオンにして育てるのがベターかもしれない。システムの詳細が明らかになったときや,キャラ作りの方向性がカッチリと決まったときのため,ある程度マージンを残しておいたほうがいいだろう。レベルが上がりきってからのキャラ作り直しほど切ないものはないのだから。本連載でも,エキスパートシステムの詳細が分かりしだい,その内容をお伝えする予定だ。

 

 

 

やり込み要素の多いシステム,先は長い!

 

MMORPGとして非常によくまとまった感のある本作品。まだ実装されていない要素も多いため,今後のバージョンアップにも期待したい。もちろん,何か動きがあれば当連載でも追いかけていく予定だ

 さて,今回は一発目ということで,基本システムの解説に終始した。裏を返せば,それほどこのゲームは細かく作り込まれている,ということにほかならない。一般的なMMORPGにはないシステムが多く採用されているため,まずはどう遊べばいいかを理解することが大事なわけだ。次回以降はプレイレポートと共に,エピソード,マップ,悪魔合体など,具体的な攻略情報もお届けできたらいいなあと思う次第。すでに本作を遊んでいる人も,これから始めようかと思っている人も,本連載を読みながら一緒に「女神転生IMAGINE」を楽しんでいただければと思う。どうぞ「コンゴトモヨロシク」。

 

 

■■midi(ライター)■■
制作集団phonioのリーダーで,34歳子持ちのフリーライター。ずーっと昔に発刊されていた「Beep」という雑誌の付録ソノシート(レコードプレイヤーで再生できる簡易レコード)で,「デジタル・デビル物語 女神転生」の戦闘BGMアレンジバージョンに興奮し,その勢いでソフトを買ったという経験があるそうな。人生勢い任せもいいですが,三度目の結婚は慎重になったほうがいいですよ。
タイトル 女神転生IMAGINE
開発元 ケイブ(アトラスと共同開発) 発売元 ケイブ
発売日 2007/04/04 価格 N/A
 
動作環境 OS:Windows XP,CPU:Pentium 4/2.0GHz以上[3.0GHz以上推奨],メインメモリ:512MB以上[1GB以上推奨],グラフィックスチップ:GeForce FX 5800もしくはRadeon 9800以上[GeForce 7800もしくはRadeon X1800以上推奨],グラフィックスメモリ:128MB以上HDD空き容量:2GB以上,サウンドカード:DirectX 8.1互換の製品,通信環境:xDSL以上

(C)ATLUS
(C)CAVE


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http://www.4gamer.net/weekly/megatenonline/001/megatenonline_001.shtml