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徹底解説!極めるテイルズランナー!

Text by touge 

 前回の記事からはや2週間。さっそく「テイルズランナー」デビューを果たしたプレイヤー諸氏も多いだろうが,戦績のほうはいかがだろうか?

 「デビューはしたけど結果はイマイチで……」なんて嘆いている人のために,今回は前回よりも少し踏み込み,本作をプレイするうえでのポイントを解説していこう,というのが本稿の主旨だ。基本的な操作は覚えたものの,「ちっとも勝てない」「完走できない」。そんなあなたにお贈りする,初心者脱出企画。これさえ読めば入賞間違いなし,タイムアップおじさん(筆者命名)に追いかけられる日々ともおさらばだ。

 

 さて,本作の攻略ポイントは大きく分けて三つある。一つめは「コースを覚えること」,二つめは「駆け引きを制すること」,三つめは「テクニックを磨くこと」。この三つのポイントを,順を追って解説していくことにしよう。

 

ポイント1 コースを覚える 難所を制するものがレースを制す

 最初のポイントは,やはりレースゲームの基本,コースの特徴を覚えることだ。前回の記事でもいくつかコースを紹介したが,テイルズランナーには知らないとどうしても引っかかってしまう「難所」がいくつか存在する。この難所でのミスをどれだけ減らせるかが,勝敗を握る鍵となるわけだ。ここでは,難所への対応策を順番に紹介していこう。

 

太陽と月

 まずは難所の多い「童話」系のコースから。「太陽と月」では,スタート直後の吊り橋前の草むらが減速ゾーンになっている。草むらに踏み込んでしまうと,ただ減速するだけではなく,ジャンプ力にも制限がかかってしまうのがツライ。ここは進行方向左側の小屋(?)のあたりから,草から顔を出している石の上を飛び渡っていくのが正解だ。石の上では通常通りのジャンプ操作が可能なので,ここから2段ジャンプで橋までショートカットしてしまおう。
 続いて,クエストアイテム「餅」が落ちている林地帯。餅を取るのは重要なのだが,ここは強制ダッシュになってしまうエリアなので,木への激突には十分注意したい。自分なりのライン取りを研究しておくといいだろう。
 蔦登りの場所では,手前で一旦停止して,正面から慎重に飛びつくようにする。後続ランナーに下から押されると落下してしまうので,要「ジャンプキー連打」である。なお,登っている最中に隣の蔦へ飛び移ることもできるので,覚えておこう。
 コース最大の難所,虎ゾーンでは,「餅」アイテムを使用することで虎の説教を回避できる。「餅」一つにつき一回しか回避できないので,可能な限り「虎のいない場所」を選んで進むのがコツだ。ただし虎の配置は毎回ランダムなので,時にはどうしても回避できないケースもあったりする。その場合は覚悟を決め,「餅」を使って切り抜けよう。

 

とくに難所の多いコースだけに,丁寧に行きたい。虎地帯は怒りゲージが溜まっているなら,憤怒モードで一気に抜けられるのだが

 

ジャックと豆の木

 「ジャックと豆の木」は,細い小道が連続するコース。それだけに,ほかのプレイヤーからの妨害も多発する。後続グループに埋もれてしまうと,足の引っ張り合いでなかなか抜け出せなくなってしまう。スタート時はとくに気を使い,綺麗なスタートダッシュで,アドバンテージを稼いでおきたい。
 地形としては,葉っぱが階段状に並んでいる場所が難所。2段ジャンプで一気に飛び越そうとすると,まず落っこちてしまう。ここはノーマルジャンプを使い,タイミングよく1段1段クリアしていくのがポイント。あせりは禁物である。
 蔓の上でのスケーティングはどのコースでも問題ないが,コース上の障害物が視認しづらい箇所もあるので注意しよう。
 最後の落下は着地地点が水溜まりになっているため,着地のタイミングが取りづらい。ここは何度も練習して,着地失敗だけは回避するようにしよう。

 

高低差があるため,ある程度の距離があればニワトリなどは届かなくなる。とにかく,先頭に立つためのスタートダッシュが命である

 

スーパージャンプ

 「トレーニング」コースはその名の通り素直な地形が多く,それほど特記すべき地形はない。ただし前回触れた「ブロック」と「スーパージャンプ」では少し注意が必要だ。
 「ブロック」は前回の記事を参照してもらうとして,「スーパージャンプ」では一か所,風車が進行を阻む場所に注意しよう。手前からスピードをつけ2段ジャンプでクリアしたいところだが,一度引っかかってしまうと直前地点での復活となるため,そのまま飛ぼうとしてドはまりする場合もままある。そんなときは少し後ろに下がってでもスピードを稼ぎ,落ち着いて対処したい。

 

ペース配分が難しい「スーパージャンプ」。それほど複雑ではないのだが,調子に乗っているとコース上の障害物に水を差される。落ち着いてミスを減らしていこう

 

マドロスジョー

 「マドロスジョー」は,水に浮かぶブロックの上を走る「サバイバル」コース。サバイバルコース全般にいえることだが,これはとにかく走ってブロックの配置を覚えるしかないだろう。ブロックから落ちてしまうと,次のブロックまで泳がざるを得なくなり,減速は免れない。とくにコース後半になると,ブロックがまばらになり,間隔も大きくなるので,次に跳ぶブロックを選ぶひまがなくなってしまう。また床のある場所が少ないので,後ろから追いかけてくるサメを引き離すチャンスも限られている。スタートダッシュに失敗するとかなりの痛手になるので,気をつけよう。
 そのほか,後で解説する「ダウンリカバー」テクニックが重要になってくるコースでもある。後方から迫る津波は,かわすのが難しい場合もあるので,かわせなかった場合のリカバーを確実に行えるよう,心の準備をしておこう。

 

後半は2段ジャンプを使わずに,タイミングよく跳んだほうがいい。場所によってジャンプの種類を使い分けることも必要だ

 

ポイント2 駆け引きを制する アイテムを駆使して,駆け引きに打ち勝つ!

 さてさて,コースを大体覚えてみても,それで必勝が期せるわけではないのが,本作の奥深いところ。実戦ではアイテムによる,ほかのプレイヤーからの妨害が待っている。したがって,アイテムの性質を覚えることも重要なのだ。こちらから妨害する場合もあるし,ぜひチェックしておいてほしい。

 

 まず「マンタンZ」。これはスタミナを全回復してくれるステキなアイテムである。マンタンZを取ったらダッシュを多用して,スタミナゲージが赤くなったところですかさず回復しよう。スタミナの有効活用は,本作で最も気を使う部分である。

 

 「ミツバチの巣」「ビックリ箱」「ニセモノカプセル」「シャークトラップ」「変身爆弾」は,地面に設置する妨害アイテム群。踏んでしまうと蜂に刺されたり,転倒したりといった効果があるのだが,それぞれ性質が異なっている。
 「ビックリ箱」の場合は,一人が引っかかるとそれで消えてしまうが,「ミツバチの巣」の場合は複数人を巻き込むことができる。これらは視認できればジャンプで回避可能だが,設置場所によっては難しい場合もあるだろう。

 

 

 「シャークトラップ」には対地用と対空用があり,ジャンプすればかわせるものと,逆にジャンプすると引っかかってしまうものに分かれる。これも見分けることは難しいので,可能であれば,鮫自体を迂回するのがベターである。

 

 「ニセモノカプセル」は文字通り,アイテムカプセルを偽装した妨害アイテムで,「アイテムゲット!」と思わせて実は……,という使い方ができる。不自然な位置にあるアイテムBOXは,ニセモノである可能性が高いので,気をつけたほうがいいだろう。
 「変身爆弾」は,触れると亀やウサギやエリマキトカゲなどに変身してしまう不思議なアイテム。エリマキトカゲなら逆にスピードアップするのだが,ジャンプが不可能になり,あまり嬉しくはない。これも可能な限り回避するべし,だ。

 

 

ジャンプの着地点など,人が密集しやすいところはいろんな意味で危険。十分に注意を払うべし

 これらの妨害アイテムは,的確に使われた場合,回避が非常に難しい。定番の妨害ポイントとして,トランポリンを使った大ジャンプの着地地点や,細い通路などが流行しているので,そういった場所を通過するときには,トラップの可能性をあらかじめ考慮しておきたい。
 逆に自分が引っかかってしまったポイントは,ほかのプレイヤーを引っかけやすいポイントでもある。自分が妨害側にまわるときには,とことん「やらしい」配置を心がけよう。

 

 「チキンラン」は,前方を走っているプレイヤーを追尾して転倒させる,実にオフェンシブかつ,オーソドックスな妨害アイテム。ジャンプでかわしても着地地点に追尾するので,基本的に回避手段はないといっていい。むしろやられたらやり返す,くらいのスピリットで挑むべし。

 

 「電気タコ焼き」は,その時点での1位のプレイヤーに向かって飛んでいき,ビリビリと電撃を加えた後,相手をタコヤキに変えてしまうアイテムだ。このアイテムは結構頻繁に入手できるので,かなり厄介である。これもかわす方法はまずないので,時にはあえて1位の相手を抜かずに,2位を維持するのも戦略の一つ。もしくは,妨害を受けても問題ないくらいにぶっちぎってしまうかだが,ゴール直前で3連続電撃,なんてケースも結構あるので,判断が難しいところだ。

 

 

 さらに,駆け引きという点でもう一つ気をつけたいのは,アイテムを使わない妨害手段,「踏み付け」と「突き飛ばし」だ。これは前回でも少し触れたが,人が密集するスタート地点ではとくに気をつけなければならない。着地位置に注意し,踏まれない位置取りを心がけよう。アイテムが登場しないサバイバルコースでは,唯一の妨害手段がこれになる。踏みつけられると大抵が即,ゲームオーバー。まさに殺るか殺られるか。そこは踏まれる前に踏んでやる,くらいの意気込みで切り抜けよう!

 

踏み合いに熱くなりすぎて,トラップに足元をすくわれるの図。妨害に熱を入れすぎてもタイムは縮まらないので,「踏み付け」はあくまで駆け引きの一つと考え,基本は「走り」で勝負しよう

突き飛ばしは狙うのは難しいものの,混戦時は結構頻発する。ニワトリに転がされて,そのうえ後ろから突き飛ばされて……なんて目も当てられない

 

ポイント3 テクニックを磨く テクニックでライバルに差をつける!

 最後に,ほかのプレイヤーと差をつけるための必須テクニックを二つ紹介しよう。これをマスターできれば,晴れて初心者卒業である。どちらもタイミングが少々シビアなので,オフラインモードで練習してマスターしてもらいたい。

 

ダッシュ2段ジャンプ

 一つめは「ダッシュ2段ジャンプ」。ゲーム中,上級者プレイヤーがピョンピョンと飛び跳ねながら,ものすごいスピードでぶっちぎって行くのを目にしたことがあるだろう。この技が「ダッシュ2段ジャンプ」だ。テイルズランナーでは,ジャンプ中のスピードは,ジャンプ前のスピードを引き継いでいる。つまりダッシュジャンプをすることで,ジャンプ中はスタミナゲージを使わずに,ダッシュのスピードが維持できるというわけだ。これを2段ジャンプに絡めて使用すると,最小限のスタミナ消費で,長時間トップスピードを維持できる。
 具体的な操作は次のようになる。

  • 1.まず通常のダッシュを行って,トップスピードまで加速する。
  • 2.トップスピードに乗った時点で最初のジャンプをする。このときはまだダッシュキーを押したまま。
  • 3.続いて2段ジャンプに移行する。その直後,ダッシュキーを離す。
 これで着地まではスタミナゲージを消費せずに,トップスピードを維持できる。着地したらまたダッシュキーを押し,そのまま次のジャンプにつなごう。これを繰り返すことで,スタミナ消費を最小限に抑えられるはずだ。
 練習するときは30人競争の「トカゲオジサン〜初級」がオススメ。スタートダッシュからスタミナ切れになるまでに,うまくいけば後方のトカゲオジサンが見えなくなるところまで引き離すことが可能だ。2回目のジャンプのタイミングが少々難しいが,何度も練習してぜひ習得してほしい。

 

脱・初級者への第一歩,「ダッシュ2段ジャンプ」。「トカゲオジサン」コースでこれが成功すると,ぐぐっとカメラが後方へ引かれるので分かりやすい。ジャンプのタイミングが難しいようなら,最初は1段目ジャンプの終わりで2段目につなぎ,だんだんとつなぎのタイミングを早くしていくといい

 

ダウンリカバー

 もう一つのテクニックは「ダウンリカバー」だ。本作では高所からの落下の際に,タイミングよくダッシュキーを押すことで,着地の硬直をキャンセルできる。実はこれ,スプリングなどの罠に引っかかった場合にも使える技なのだ。
 練習はやはり「トカゲオジサン〜」コースがオススメ。「トカゲオジサン〜」コースにある×印のトラップゾーンで,トラップを踏んで弾き飛ばされたら,着地に合わせてダッシュキーを押そう。ローラーとの位置関係にもよるが,うまくいけば被害を最小限に抑えられる。とっさに出せるようにぜひともマスターしたい。
 完全にマスターできたら,スプリングトラップなどに率先して引っかかるのも選択肢の一つとして考えられるようになる。タイムロスを最小限に抑え,怒りゲージが溜められるからだ。怒りゲージは罠にかかったときにしか溜まらないため,普通にプレイしていてはなかなか満タンにならない。わざとトラップに引っかかるのが効果的かどうかはケースバイケースだろうが,ここぞというときのために,覚えておくといいだろう。

 

失敗してもあせらず戦線復帰の「ダウンリカバー」。トカゲオジサンのトラップで受け身を取ったら,すぐに次のジャンプを忘れないようにしたい。何度も同じトラップにかかってしまっては意味がない

 

書を捨てよ!そしてコースに出よう!

 以上,三つのポイントを解説してきたが,お役に立てただろうか。もう知ってるよ! という声も聞こえてきそうだが,あくまで脱初心者企画ということで,中級以上の人にはご容赦いただきたい。コースの攻略などは,公式サイトの掲示板でも日々情報交換が行われているので,そちらも参考にするといいだろう。
 よりうまくなりたい人にオススメしたいのは,やはりゲーム内で直接,ポイントを聞いてみることだ。純粋にテクニックがモノをいうゲームだけに,余裕のある上級者なら快く教えてくれるはずだ。ただし,レース中に話しかけられても答えるひまはないので,あれこれアドバイスを求めるなら,スタート前の待合室がいいだろう。
 また「リレー」や「30人競争」では,ほかのプレイヤーの走りを観戦できるので,そこでうまい人の走りを観察するのもいい。コース取りをマネするだけでもかなり勉強になるはずだ。
 最後に,何よりも大切なのは,向上心だ。さぁ,まごまごしていても始まらない。書を捨て,コースに出よう! そして一緒に走ろうぜ!

 

 

タイトル テイルズランナー
開発元 RHAON Entertainment 発売元 NETTS
発売日 2006/04/12 価格 基本料金無料(アイテム課金制)
 
動作環境 対応OS:Windows 2000/XP(+DirectX 9.0c以降),Pentium III 1.2GHz以上[Pentium 4 1.5GHz以上推奨],HDD空き容量:1GB以上[1.5GB以上推奨],メモリ512M[768MB以上推奨],GeForce2MX(グラフィックスメモリ32MB)以上[グラフィックスメモリ64MB以上推奨],DirecX 9.0以降対応のサウンド環境,ADSL1.5Mbps以上の通信環境[ADSL 24Mbps以上推奨]

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http://www.4gamer.net/specials/talesrunner_sp2/talesrunner_sp2.shtml