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気軽に楽しめるカジュアルレースゲーム「テイルズランナー」で遊ぼう!

Text by touge 

 「二月は逃げる,三月は去る」とはよくいったもので,気がつけば三月ももう終わり。短い春休みも終わりを告げようとしている今日この頃,いかがお過ごしだろうか。新学期,新入学,新社会人と,新しい環境での生活に備えて忙しい日々を送っている人も多いんじゃないだろうか(現役社会人には春休みさえないわけだが)。

 

 あぁ時間がない時間がない,とは言いつつも,ゲームの時間だけはしっかり確保したいのがゲーマーの性(さが)。かといって本格派MMORPGや大作FPSをプレイするほどの時間はないし……なんていう人にオススメしたいのが,昨今隆盛を極めているカジュアルゲーム。短時間でサクっと遊べて,スカっと楽しい。これイイ,最高。そんなカジュアルゲームの期待の新人,「テイルズランナー」を紹介しよう。

 

まずは基本のシステムをしっかりと!

 テイルズランナーはレースゲームである。説明するまでもなく,レースゲームというのは,車やカートなどを運転し,サーキットや溶岩のお城,ときには虹の上なんかを走ってゴールを目指し,ラップタイムを競うというゲームジャンルだ。しかしながら本作と,今キミの頭になんとなく浮かんだであろうレースゲームとでは,一つ大きな違いがある。それは,本作のレースの種目がカーレースではなく,(主に)徒競走だという点だ。
 本作では,時にブロックを跳び渡り,川を泳ぎ,スキーで滑り降り,蔓を登り……といったように,多彩なアクションが楽しめる。またテイルズランナーという名前どおり,童話をモチーフにしたコースが用意されている点も特徴的だ。グリム童話から日本の昔話まで,おなじみのストーリーに沿ったコンセプトが用意されている。中には,クリアのための条件が用意されているコースもあるので,攻略法を探すことも重要な要素の一つだ。

 

 操作自体は極めてシンプルで,カーソルキーで移動し,Ctrl/Shift/Zキーでジャンプ/アイテム使用/ダッシュを行う。
 「俺はW/A/S/Dキーで移動できないゲームは好みじゃない」という硬派な諸兄もいるかもしれないが,使用するキーはコンフィグ画面で自由に変更可能なので,好みのキーバインドに設定するといい。それでは,それぞれのキーの使い方について解説していこう。

 

ジャンプキー

スタートは落下から始まる。ここはとにかく連打連打連打! 落下速度だけでなく,位置取りにも注意しよう。密集地域に着地すると,後から落ちてきたキャラクターにいきなり踏みつけられることもあるぞ

 「ジャンプ」キーは,本作のプレイ中に最も多用する。通常のジャンプに加え,ジャンプ中にもう一度押すことで二段ジャンプが可能だ。ジャンプは障害物をかわすためだけでなく,ほかのプレイヤーキャラクターを踏みつけ,気絶させるためにも活用できる。またスタート時などの高所からの落下の際には,ジャンプキーを連打することでキャラクターが回転し,落下速度が高まる。そのほか,蔦を登ったり,水流に逆らって泳いだりする場面でも,このジャンプキーでスピードアップができるのだ。

 

ダッシュキー

着地のリカバーは必須のテクニック。着地ダッシュで先頭に立って,幸先のいいスタートを切りたい。タイミングは意外とシビアなので要練習だ

 「ダッシュ」キーは,キーを押している間,スタミナが続く限りスピードを上昇させられる。スタミナが続く限りというのがポイントなので,画面左に表示されている青いスタミナゲージには常に気を配っておくようにしたい。スタミナ切れでゲージが赤くなってしまったとき,無理にダッシュしようとすると,キャラクターはバテて倒れてしまい,大幅なタイムロスになってしまう。ここは要注意だ。
 また前方を走るほかのキャラクターに,ダッシュで体当たりをすると,相手をダウンさせられる。狙ってダウンを奪うのは難しいが,テクニックの一つとして覚えておいて損はない。
 ダッシュのもう一つの重要な使い方は,落下の着地リカバーだ。高所からの落下では,着地時にポーズをとってしまい,硬直時間が発生する場合がある。着地に合わせてタイミングよくダッシュキーを押すと,その硬直をキャンセルできるのだ。

 

アイテムキー

 「アイテム」キーは文字どおり,現在持っているアイテムを使用するためのキー。アイテムは,フィールドに落ちている「?」マークのついたアイテムボックスを取れば入手できる。アイテムは基本的に一つしか持てないので,拾ったものはどんどん使っていこう。
 アイテムにはいくつか種類があるのだが,中でも重要なのがクエストアイテムと呼ばれるもの。後述する「童話」コースでは,クリアのために必須となる場合もあるので,これらのコースを走るときには忘れずに入手したい。

 

「太陽と月」コースのクエストアイテム「餅」。韓国の昔話を下敷きにしたこのコースでは,立ちはだかる虎をかわすのに必要になる。もしもアイテムを持っていない場合には,虎に小一時間お説教を食らうか,迂回を余儀なくされてタイムロスを強いられる。餅をもっている状態でアイテムキーを押すと,虎の説教を回避できるのだ

通常のアイテムは全部で八つ。アイテムによって効果は異なるが,それぞれさまざまな方法で他プレイヤーの走行を邪魔できる。アイテムの効力を覚えて,効果的に使用しよう

 

 それぞれのキーの使い方は以上だが,もう一つ忘れてはならないのが「憤怒」モードだ。これは,スタミナゲージの左側にある「怒り」ゲージを貯めることで使用可能になる無敵モード。
 怒りゲージはフィールドの障害物や,ほかのプレイヤーの妨害を受けると徐々に溜まっていく。そして怒りゲージとスタミナゲージが満タンの状態で,ジャンプキーとダッシュキーを同時押しすれば,一定時間憤怒モードが発動するのだ。
 憤怒モード中,キャラクターは無敵状態になり,障害物やほかのキャラクターを弾き飛ばしてながら猛ダッシュできる。一発逆転の奥の手として,また難所の回避手段として,効果的に利用していこう。

 


味方プレイヤー達と協力して敵の建築物を攻撃。HPの高い建築物も大勢でかかれば素早く破壊できる

 さて,操作方法が一通り理解できたら,早速レースを楽しんでみよう。レースを繰り返していれば,TRマネーと経験値が溜まっていくぞ。
 TRマネーは,ゲーム内ショップで新キャラクターや装備を買うのに使用する。キャラクター/装備は,現時点では性能差はなく,単なる見た目の違いにすぎないのだが,やはり自分でカスタマイズしたキャラクターには愛着が湧くというもの。TRマネーを貯めて,お好みのチョイスでキャラクターをコーディネートしていこう。

 経験値のほうは,現時点ではあまり意味がないようだが,貯めていくことでキャラクターのランクが上がっていく。
 最初は「ヒヨコ」クラスで,「赤裸足」「オレンジ裸足」……とランクアップできる。なお,「ヒヨコ」「赤裸足」でのみ参加可能な初心者チャンネルもある。そのうち,ランクに応じた装備などが追加される可能性もあるのだろうか。

 

初期キャラクターは男の子の「ダッシュ」と,どう見ても小学生だけど実は女優という「ミンミン」から選択。選ばなかったほうのキャラクターも後からショップで購入できるので安心だ。そのほかバレリーナ(?)のお姉さん「リナ」も存在する

現時点では,装備の違いは見た目の違い。将来的にはアイテム課金方式で購入できるアイテムが増えるかも。これからのアイテム追加に期待しよう

 

コースを覚えてらくらくショートカット

 本作には,練習用のオフラインモードも用意されているので,基本的な操作はそこでマスターできる。しかし大方の操作方法を覚えたら,やっぱり実戦(対人戦)の中で腕を磨きたいところだ。
 作成したばかりのキャラクターは「ヒヨコ」ランクなので,初心者チャンネルの部屋に入ってみよう。テイルズランナーには現在,「競争」「30人競争」「リレー」の三つのゲームモード,「トレーニング」「童話」「サバイバル」の三つのジャンル,そして計12のコースが用意されている。ここでは,中でも人気のコースをいくつか解説していこう。

 

「ブロック 初級」

 「ブロック 初級」は,「トレーニング」に属するコース。ふわふわと浮遊するブロックの上を渡っていく,アスレチック感覚で楽しめるコースだ。このコースで特徴的なのは,アイテムが一切登場しないこと。完全な実力勝負になるため,上級者からも人気のあるコースだ。
 攻略のポイントは,なんといってもライン取りにある。若干の起伏はあるものの,四角にグルっと一周するコースなので,できるだけ内周位置を維持するように走ってみよう。
 とくに四隅では,ダッシュジャンプを駆使してショートカットを心がけるようにすると,ラップタイムを縮めやすい。
 一番の難所は,細い橋の上を左右に移動する壁の地帯。普通に走っていると壁に押し出されコースアウトしてしまうので,ジャンプを駆使して壁を跳び越し,コースアウトしそうになったら2段ジャンプで戻るようにするといい。

 

上級者にも人気の「ブロック」コース。ほかのプレイヤーによる妨害が少ないので,コース上の障害物に気をつければ,のびのびと走れる。初心者にもオススメのコースだろう

 

「カエル王子」

 童話コースは,それぞれに独自のギミックが用意された,コンセプチュアルなフィールドだ。童話コース「カエル王子」では,「泳ぎ」がそれに当たる。またクリア条件が設定されているコースで,クエストアイテム「金の玉」をゴールの場所にいるお姫様まで届けなければならない。
 大きく分けて三つのブロックから構成されるコースで,流木が行く手を阻む序盤と,コース上の渦を避けて泳ぐ中盤,水鳥のくちばし攻撃が厄介な終盤に分かれる。まず序盤は流木の間を落ち着いて抜けていこう。電気ナマズの電撃は,タイミングを見計らいダッシュで素早く抜けるのがポイントだ。
 水流が渦巻く中盤は,しっかり迂回して飲み込まれないように。もしも引っかかってしまったら,ジャンプキー連打で抜け出そう。またところどころに,上に乗れるハスの葉があるので,そこで二段ジャンプすれば一気に距離が稼げるぞ。
 最後のくちばし攻撃地帯が最大の難所だ。直前にアイテム「金の玉」があるが,くちばし攻撃を受けると,アイテムを落としてしまうので要注意。落としたらもう一度拾わなければならないので,くちばしのタイミングをよく見て,冷静に対処したい。またこの時点で「怒り」ゲージが溜まっているようなら,憤怒モードで一気に抜けてしまうのも有効な手だ。

 

「カエル王子」の勝敗は運の要素が大きいかもしれない。完走さえできれば入賞できるというケースも多いので,とにかく落ち着いて障害物をクリアしていこう

 

「トカゲオジサンの怒り 初級」

 「トカゲオジサンの怒り 初級」は,30人競争専用のサバイバルコース。ほかのコースとは違い,長い直線コースを画面奥から画面手前に向けて,後方から迫り来るトカゲオジサンの攻撃を避けつつ,完走するのが目的となる。
 このコースの攻略は,とにかくトラップの場所を覚えることだ。地面に設置された×印のスプリングトラップ,後方から迫るトカゲオジサンのローラー,そして跳ねながら転がってくる岩石は,常にその順番が決まっている。
 ローラーに轢かれてしまうと,その時点でギブアップなので,まさにサバイバル。一人抜け二人抜け,いつの間にか走っているのは自分一人に……,なんていうことも珍しくはない。
 岩石は当たり判定が小さいので,最初はローラーと×字トラップにだけ注意を払おう。このコースはオフラインモードでもプレイできるので,なかなか完走できないという場合は,そちらでトラップのパターンを覚えてしまうといいだろう。

 

とにかく完走が目標となるサバイバルコース。トラップとローラーに最大限の注意を。とくに一番最後のトラップは視認しづらく,いやらしい配置だ。岩石にぶつかってしまったら,運が無かったと諦めるしか…

 

新キャラクターも近日参戦? この春は「テイルズ」ワールドで熱くなれ!

 単純に見えて,実はなかなかに奥の深い駆け引きが楽しめる本作,少しは魅力をお伝えできただろうか。しかし本作の実力はこんなものではない。コースについてもさらなる研究余地があるし,誌面ではお伝えできない要素として,BGMの秀逸さもある。このなんとも言えないノリとヘンテコなキャラクターの取り合わせが,ゲームの雰囲気を一層盛り上げてくれるのだ。
 ゲーム内イベントも盛んだし(3月24日から4月11日まで「友達と一緒に走ろう〜!」イベントが実施中。公式サイト内イベントページでご確認を),新キャラクターや新コースも,今後のアップデートでどんどん増えていく予定となっている。本作の面白さは,実際に体験してみないと理解しづらいかもしれないので,これを機会に,ぜひ一度テイルズランナーをプレイしてみよう。

 

 

タイトル テイルズランナー
開発元 RHAON Entertainment 発売元 NETTS
発売日 2006/04/12 価格 基本料金無料(アイテム課金制)
 
動作環境 対応OS:Windows 2000/XP(+DirectX 9.0c以降),Pentium III 1.2GHz以上[Pentium 4 1.5GHz以上推奨],HDD空き容量:1GB以上[1.5GB以上推奨],メモリ512M[768MB以上推奨],GeForce2MX(グラフィックスメモリ32MB)以上[グラフィックスメモリ64MB以上推奨],DirecX 9.0以降対応のサウンド環境,ADSL1.5Mbps以上の通信環境[ADSL 24Mbps以上推奨]

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