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 オンラインゲームというと,MMORPGのようなヘビーなものを思い浮かべる人も多いだろうが,現在, 人気急上昇で多くのユーザーを集めているのが 「スカッとゴルフ パンヤ」(以下,パンヤ)だ。操作が簡単で,手空きの時間にちょこっとプレイするというスタイルでも十分楽しめる。基本プレイ料金が無料というのも見逃せない。
 また,誰でも楽しめる手軽なゲームだということもポイントが高い。1台のPCで順繰りに複数のプレイヤーが楽しめるファミリーモードなどは,その名のとおり家族みんなでやるのもいいし,友達同士が集まったときにやるのもいい。老若男女,
誰にでも親しみやすい雰囲気が人気の秘密だろう。


 さて,このように接待ゲームとしても最適なパンヤだが,みんなでプレイするなら,トリッキーなホールでミラクルショットを決めたり,超ロングパットを沈めてみたいものではないか。ということで,いまどきのゲーマーの必須科目としてパンヤに挑戦してみたい。まあ,基本タダだし。

 


ベストタイミングでショットした瞬間「パンヤ!」と大きく表示される。パンヤショットはパンヤの基本だ
   「こちら」によると,パンヤとは韓国語で 「ナイスショット!」とか 「パコーン」という意味だという。二つでずいぶん違うような気もするが,擬音の一種なのだろう。
 どこからどう見てもゴルフゲームではあるのだが,実はパンヤには,ちゃんとしたバックグラウンドストーリーが用意されている。

  かつてパンヤ島を席巻する悪の結界に,島の生命力が吸い取られて危機が迫った。これに対抗するために,パンヤ島住民の魔力を結集して作られたのが「アズテック」と呼ばれる魔法の結晶だ。しかし,この結晶は手で触れると封じ込められた生命力が流れ出てしまう。そこでアズテックを安全に移動させるために魔法のスティック「エアーナイト」を作り出し,それを使ってアズテックを結界に空いた穴に運ぶことで島の生命力を回復していったのだという。

 パンヤは,この故事をもとに始まった由緒正しいスポーツなのだ。

 

ケン君とエリカちゃん。性能は同じ

 まず, 「こちら」でユーザー登録。

 ちなみに,男性で登録した場合,初期プレイヤーはショタな感じの初々しいケン君(15歳),女性で登録した場合は,もうちょっと発育しててもいいんじゃないかなあという気もしなくもないけど元気でプリティなエリカちゃん(14歳)に限定される。今回はスクリーンショットの見栄えを考慮して,あえて女性で登録しているのであらかじめご了承を( 注意:ユーザー登録は正しくしましょう)。
 あとは, 「こちら」でクライアントをダウンロードして起動,接続し,メールで届いたID/パスワードを入れるだけ。特に難しい部分はないだろう。

 とりあえず,キャディと一緒に練習してみよう。基本操作をだいたい教えてくれる。しかし,それだけでははっきりいってよくわからないので, 公式ページのマニュアルは隅々まで読んでおこう。
 ラウンド開始前のローディング時にワンポイントアドバイスなどもあるのだが,うちのノートPCでさえ読み終わる前にゲームが始まってしまうのが少し困りもの。
 


決めれば踊る,外せばコケる。表情豊かなキャラクターも魅力
 基本的に「みんなのGOLF」などのゴルフゲームとだいたい同じなので,あまり考えなくてもプレイできる人も多いだろうが,ちょっとだけ基本的な注意を書いておくことにしよう。

 マニュアルにも書いてあることだが,最初に注意すべき点は飛距離で示されるのはキャリー+ランの合計値だということ。アズテックを打って,ノーバンドで飛んで落下する地点までがキャリー,そこからの転がりがランにあたる。ホールを回るときには,キャリーでどこまで届くかを見きわめることが重要だ。ランなしで飛距離すべてをキャリーで届かせてピタリと止める, トマホークショット コブラショットといった素敵なワザもあるのだが,これはちょっと上級者向き。

 次にボールを上げるか下げるか。これはボールの下を打つか上を打つかという問題だが,強いフォローの風が吹いていれば高く上げてキャリーを稼ぐのもよいだろうし,トップスピンをかけてランを稼いだほうが,飛距離やボーナスを稼げる場合もある。落下地点がラフかフェアウェイか,風向きや強さ,コースの形状などで使い分けよう。単に飛距離を稼ぐなら平地の場合は風向きに関係なく下を叩いたほうがよいようだ。

 また,パワーのないキャラだと細かく刻んで運ばなければならなくなってくる。このとき,残り距離によって使用できるクラブが制限されるので,下手にティーショットで飛ばしてセカンドショットを2Wで打つより,若干弱めのティーショットからセカンドショットも1Wが使える距離にしたほうが有利なこともある。まあ,これはコントロールとコース次第ともいえるのだが。

 そしてなにより決め手はグリーン上でのパッティングだ。最初は勾配の読み方が分からなくて,左右の傾斜はまだしも,上りのラインか下りのラインかが判断できずに苦労したのだが(私だけ?),マニュアルを読んでからパッティング精度はかなり上がってきた。パッティング時は,チェッカーのメッシュと黒い点が表示されているのだが,黒い点がそのマスの中心からどれくらいずれているかで前後左右の勾配が判断できる。左右の傾斜でだいたいの角度を補正して,前後の勾配でパットの強さを加減する。コツがわかれば,ロングパットも面白いように決まるようになってくる。
 
マス目の中央からの点のズレ方で傾斜が分かる
 たとえば,左の画像くらいの傾斜だと右下がりのやや上り傾斜ラインだと分かる。角度を補正して,やや強めにパッティング。

 ムービーで見るとこんな感じ。
 

 一発撮りで試してみて,ご覧のとおりバーがギコギコ伸びていくのでちょっとびびって,少し強すぎっぽいパットになったけど,とりあえずちゃんと入ってよかった(ツールで取り込んでいるのでムービーの画面とゲーム中の画面やフレームレートはまったく同じ)。
 
 パッティングの基本としては,ボールの勢いが弱いほど勾配の影響を受けやすいということも意識しておこう。強めに打つほど勾配の影響を受けにくい。ボールの勢いが弱まるあたりでは曲がりも大きくなる。大きなカーブで,外すか? と思わせる軌道からぐぐっと曲がってカップインというのもギャラリー受けはいいのだが,パットの基本は強めだと青木功もいっていた(と思う)。強めだと外したときにはダメージが大きい場合もあるのだが,要は外さずに1発で沈めるのが重要ということだ。
 
渾身の力を込めてのパワーショット。でもこの人,変なとこ狙ってるぞ?
 最後に,ゲームならではのフィーチャである「パワーショット」。ボーナスポイントが一定以上になると,Altキーを押すことで,普段以上に飛距離の出るパワーショットが使えるようになる。これをどこで使うかがスコアメイクのポイントにもなってくる。
 
 こんな文章ではゲームの雰囲気とかまったく分からないと思うので,一連の流れをムービーでちょっと見ていただきたい。簡単な解説もしておこう。ちょっとファイルサイズ大きいけどご勘弁を。
 

ティーショット:
 キャリーがちょうど落ちそうな場所にバンカーがあるのでそれを避けて,ランで転がす方針でフルスイング(ミスってるけど)。

第2打:
 直接グリーンを狙う。氷の割れ目を避けてまっすぐ乗せる方針で。右寄りだけはなんとしても避ける(避けすぎてるミスショットも映ってるけど)。
 
第3打:
 グリーンに乗ったら,もう狙うしかない。上から見るとドットの散らばり具合から,やや右下がり,最初上りで後半下りのラインだとわかる。ちょっと長めだが,低難易度コースならこの程度の距離はさして難しくない。とはいうものの,ちょっと下りの読みが甘かったようでギリギリのイーグルイン。2人めはイージーパットなので省略。
 


 
自分にあった大会に気軽に参加してみよう
 さて,練習モードやファミリーモードでプレイするのもそれなりに楽しいのだが,これらのモードではいくらプレイしてもポイントが溜まらない。詳しくは後述するが,ポイントを溜めていくことで,ユーザーランクも上がり,ポイントでアイテムをGetできるようにもなってくる。大会に参加しないと始まらないのだ。
 ということで,練習もそこそこに初めての大会参加。個人同士で対戦する対戦モードもあるが,ここでは大人数でプレイする大会モードに進んでみる。とりあえず,ルーキーのみという大会があったので,それに参加してみた。コースは難度の低いホワイトウィズだ。
 大会一覧を見ると,「白40」「BL35」などという表記でメンバー募集をしているのが分かるだろう。白は氷に被われた「ホワイトウィズ」コース。BLは「ブルーラグーン」。40や35というのは制限時間を表している。慣れるまでは,この制限時間というのが難物だ。あらかじめコースの下見をして,確認せずにどんどん打てるくらいでないとなかなか難しい。最初に参加したトーナメントでは,それなりにサクサク打っていったつもりだったけど,18ホールの途中でタイムアップになってしまった。45分でも結構忙しい感じだった。なお,トーナメントでは,簡単なステージ(難易度★)で,特に氷を利用して飛距離のボーナスが稼げるホワイトウィズが人気のようだ。
 
初大会でイーグルを決めた記念写真
 さて,大会である。

 メンバーが揃うまでは簡単な挨拶などで時間をつぶしつつ,メンバーが揃うとさっそくプレイ開始。大会モードでは,ほかのプレイヤーのボールの位置は表示されるが,プレイヤーは表示されない。
 それぞれが一斉にプレイを始めるので,チャットしながら和気あいあいといった雰囲気ではなく,黙々とプレイを続ける感じ。それにしても,みんな速い……。速い人は2ホールも先進んでるよぉ? 18ホール回るので,ある程度の時間はかかってしまうが,こういったトーナメントを繰り返さないとPP(PangPoint)は溜まらない。

 一時はイーグルで瞬間的にトップに立ったものの,城にボールをぶつけてダブルボギーなどもあってトータルでは10人中5位から7位近辺をうろうろ。最終的にはタイムオーバーで4オーバーという結果に終わってしまった。とりあえず,練習モードでコースに慣れてから大会に出たほうがよさそうだ。
 
大会での成績は「ユーザー情報」に細かく記録される。ホールインワンやアルバトロスも夢ではない(らしい)
 
 プレイ方針については二つの考え方がある。
 スコアメイクからいけば,難度の高いホールは無難にパーキープして,稼げるところで確実にアンダーを出すのが正しいプレイ方針といえるだろう。とはいえ,難度の高いコースを鮮やかにクリアしてこそ,ゲームの醍醐味があるともいえる。城の柱の間を抜くにはどうすればいいか,ショートカットをするにはどうするか,橋の上に落としてランを稼ぐとか,そういった技を狙っていかなければ,単調作業に終始してしまう。というか,低難易度コースでもあからさまにそういったものを狙った作りになっていることが分かるだろう。
 まあ逆にいえば,そういった誘惑(ないし罠)に陥ることなく,着実にプレイを続けるほうがメンタルスポーツとしてのゴルフのあり方に近いかもしれないとはいえるのだが。
 
キャリーではちょうど氷の川ないし,その手前あたりに落ちそうな気配。ここではラン延長を狙って,橋の上に落としてカートロードに転がす作戦に出てみた

 


 
  さて,プレイを続けていて気になってくるのが,キャラクターの服装である。初期装備は体操服っぽくて,それはそれで特殊な味はあるのだが,見た目にちょっとさみしいものがある。
 パンヤでは,服装をいろいろ着替えさせることができる。また,服装によって各種パラメータを変化させることもできる。このあたりはRPGのアイテムと同じ感覚だ。
 アイテム購入はトーナメントなどのモードにして,下の「キャラ」メニューを選択すると一覧が出てくる。
 
 たとえば上着だとこのような種類がある。
 
 んで,こっちが下着。
 ごめん。……少しよこしまな考えを持っていたかもしれない。
 
 とにかく,これらは大会を続けて獲得するPPで購入できるものと,料金を払って獲得するクッキーポイント(CP)で購入できるものがあることが分かる。PPをためるにはかなりのラウンドを回らないといけないので,やたらと時間がかかる。時間をお金で解決するのも オトナのやり方であろう。販売されているアイテムは10〜40CPくらいのものが多く,これはリアルマネー換算で100〜400円に相当する。ちょうど手持ちのネットキャッシュカード(1000円分)でも十分だ。
 
料金センターから決済の選択画面に進む ネットキャッシュを選び1000円分を選択
スクラッチを削って(カードタイプなので)16桁のIDを入れる 無事購入
ネットキャッシュからCPポイントに変換されている 手持ちCPが100ポイントになった

 

 
 
 
 さっそく,アイテムの選択だ。日頃パワー不足を実感しているので,パワーはアップさせたい。かといって,せっかくのコントロールのよさも生かしたい。ということで,選択したのは,チャイナワンピース。新製品のキャロットワンピースのほうがちょっと安いけど,なんとなくチャイナで。あとはワンピース専用リボンを買ったけど,なぜかグラフィック反映されず(と思ったら,腰のあたりにちょっこっとついてるのがそれらしい)。それと予算不足で靴までは揃わなかったが,これは今後の楽しみということで。
 
ドレスアッップ完了。ラメータも変化しているのが分かる。
 
 と,購入したあとで気付いたのだが,エリカちゃんで装備を揃えるよりも,セシリアおねーさまとか新キャラのクーちゃんとかを装備一式込みで買うと100CP以内で収まったんだよなあ……(そう,パンヤではプレイヤーキャラクターもお金やポイントで買うのだ)。
 
 
 以上,非常に駆け足で紹介してみたが,ほかにもキャディを雇って仲良くなるといいことがあるとか,便利アイテムを使うとか,いろいろ紹介していないフィーチャもまだまだ多い。あとは各自で楽しんでみてもらいたい。
 手軽さと取っ付きやすさはあるものの,いざ始めてみると,結構ヘビーにやり込まないとついていけない? という感じもある。上位の人を見ると,平気で30アンダーくらいでラウンドしてるみたいだ。ハマってしまうとちょっと怖いかも。とはいえ,パンヤには非常に多くのプレイヤーが参加しており,1日中どんな時間でも(サーバーが落ちていない限りは)大会が開かれている。さまざまなレベルのプレイヤーがいるので,同じクラスの人とプレイすれば,まるっきり歯が立たないということもないだろう。練習モードでもそこそこ楽しめ,いつでもどこでもという手軽さは魅力である。
 また,商品などが出る特別な大会も開催されるので(2月いっぱいまではネットキャッシュ杯が開催されていた),ちまちま遊んでテクを磨いて,一攫千金(というほど賞金は出ないかもしれないが)を目指すのもいいかもしれない。
 本気でやり込めばそれなりに奥深く,ヘビーなオンラインゲームのサイドメニューにもぴったりで,まさに万人向けオンラインゲームだといえるだろう。
 

 

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