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Text by リバース鈴木(phonio)

「MicMacオンライン」ってなあに? なんてまだ言ってる人に贈るミッションレポート

 オープンβテストも今やたけなわで,クローズドβテストのときに比べてはるかに活気あふれる毎日の続く「MicMacオンライン」。ソウルメイトシステムやソウェルシステムといった魅力ある独特のシステムを導入したこのゲームは,今日も多くのプレイヤーで賑わっているのだ。そんなMicMacオンラインの魅力を紹介してきたこの連載も今回が最終回。さあ,しまっていこう!

 

「【GM】サリルの災難」は,どこかに飛ばされた【GM】サリルを捜し出すイベント

 今回はまとめとして,数え切れないほど用意されているクエストから一つを選んで挑戦してみる「クエスト体験レポート」と,オープンβと共に実装された「アイテム取引所」の体験記,そしてベクターが正式サービスに向けて計画している今後の展開についてなどを紹介していこう。これを読んでいる人なら,まさかまだ「MicMacオンラインって何?」なんて言っている人はいないと思うが,これさえ読めば,今からでもベテランプレイヤーみたいな顔してゲームの舞台であるオムニバス・ワールドに飛び込むことができるはずだ。

 

 さて,余談ながらゲーム内ではイベントも盛りだくさんだ。つい先日行われた「【GM】サリルの災難」というキャラ捜索のイベントでは,【GM】サリルを捜して多くのプレイヤーキャラクター達が駆け回っていたし,ほかにも,限定装備アイテム“イチゴ”の配布や(クランリーダーがクラン専用maglogを作る条件が付いていた),ゲーム内通貨がもらえる「第1回クラン・フェスタ」,期間限定のクエストを受けられるGMイベント「みっちゃんの願い」などが,息つく間もなく行われ,プレイヤーを飽きさせない。今後のイベント予定にも注目だ。

 

クエストにチャレンジ!

マップを開ければ,依頼人の居場所をチェックできる

現在受けているクエストの詳細を知りたい場合は,画面上に表示されている「クエスト&エピソード」をクリックすればOKだ

 というわけで,さっそく「クエスト体験レポート」にいってみよう。
 クエストを遊ぶには,まずは依頼人を探さなくてはいけない。といっても,実はこれが非常に簡単。クエスト依頼人は,マップ上にビックリマーク(!)付きで表示されている。さらに,ゲーム内に新たな依頼人が現れたときは,画面右下に「どこそこで誰かがあなたを探しています」というコメントが表示されるので,これらに注意していれば,依頼人は簡単に見つけられるだろう。

 前置きが長くなったが,クエストをプレイしてみよう。今回は,シナリオクエストである「パッチキャットとの戦争」を選んでみた。クエストのクリア条件は,パッチキャットなるモンスターを50匹倒し,再び依頼人に話しかける,という言葉で書けば簡単なもの。だが,パッチキャットはやや強めのモンスターなので,実際はかなりやり応えあるクエストだ。さっさと出かけてちゃちゃっとクエストをこなし,アイテムや経験値をごっそりもらいたい,という衝動にかられるプレイヤーも多いだろうが,そんな気持ちをグッとこらえて,「もしも」の場合に備えて準備を重ねるところからスタートしよう。しかも今回のクエストは,50匹という少なくない数の敵を倒さなければならず,長期戦になることも予想される。昔から備えあれば憂いなしと言うではないか。クエスト前の準備は非常に大切なのだ。

 

オシャレさ加減と性能を両立できるのはこの“ソウェルシステム”ならでは。自分のキャラクターを好きなように着飾らせよう

 さて,クエストの前に何を準備すべきなのか? 当たり前だが,まずは装備を調えておくことだ。MicMacオンラインのアイテム類は,連載第三回で紹介したように,外見アイテム&ソウェルの組み合わせという独自のシステムを採用している。能力に縛られことなく外見を決められる画期的なこのシステムは,キャラクターの見た目の個性が出せる嬉しい仕組み。つまり,クエストに合わせてそれらしい格好ができるのだ。
 今回は大量の敵を討伐する戦闘中心のクエストなので,傭兵っぽい防具をセレクトしてみた。色のバランスなんかにもかなり気を遣ってみたのだが,どうかしら? いやまあ,「どうしてもしなきゃいけない準備」ってわけじゃないが,昔から「まず形から入れ」って言うでしょ。言わない?

 本作ではこのように,キャラクターをオシャレに着飾らせて自由に冒険できる。MMORPGをプレイしていて,能力的に最強の装備を目指すがゆえに格好良さや可愛さは泣く泣く断念したというプレイヤーもきっといるはず。この防具は大好きなんだけど,性能が低いからなあ,ううう。という感じだ。しかしこのMicMacオンラインでは,好みの見た目と強さを両立させた装備ができるのである。敵と戦って世界を救うために奔走しつつ,その一方でオムニバス・ワールドのファッションリーダーを目指す! なんていう遊び方も面白いかもしれない。誰だ? 「センス悪い」なんて言っているのは!

 

ある程度武器,防具を揃えたら次はアクセサリ類を買うのがオススメだ

 装備&アイテムを整えて準備完了。さーて,ここからがクエストの本番だ。とりあえず,パッチキャットがうようよいる“洪水の丘”へ向かうことにした。

 目的地である“洪水の丘”に着いた筆者は,さっそくあたりをうろついているパッチキャットと戦闘を開始した。筆者のキャラクターの職業はウォーリアなので,変な小細工はせず真正面から向かっていったが,もちろん職業(序盤ではウォーリアとアーチャー,そしてウィザードの3種類)ごとに有効な戦い方というものがあるため,そのあたりはしっかりと覚えておいたほうがいいだろう。というか,せっかくなのですべての職業でプレイしてみたうえで感じた,筆者なりの各職業別の基本的な戦い方について,以下で説明しておこう。そのための連載なんですからね。

 

ウォーリア

防御力が高いウォーリアはパーティの盾役にピッタリだ

 近接戦闘が得意で,物理攻撃/防御に特化したスキルを覚えてくれるため,パーティ内では盾役をこなす。前線で活躍したい人は迷わずこの職業を選ぶべし。物理攻撃力,物理守備力が高いため,たとえソロプレイでも肉弾戦によって敵をサクサク倒せる点も高ポイントだ。オススメの攻撃スキルは“暗殺者の打撃”。この攻撃スキルは(レベル1の場合)通常攻撃の384%のダメージを与え,2%の確率で相手を気絶状態にする。スキルのレベルを上げれば,与えるダメージと気絶する確率が上昇するため,このスキルをどんどん使ってレベルを上げていこう。ただし,レベルが上がるにつれて消費MPも高くなるため,MPの管理には注意したい。

 

アーチャー

アーチャーが序盤で覚えるスキルはすべて弓関係。アーチャーに転職したら,すぐ弓系の武器を装備しておくのがお利口というもの

 アーチャーはその名の通り,弓を使った遠方からの攻撃を得意としている。先制攻撃が行えるため,遠くにいる敵がそばにやってくるまでは安全かつ一方的な攻撃が可能なのだ。防御力が少々心許ないので,射っては逃げ,射っては逃げの戦い方が基本となる。したがって,「俺は逃げたくない! 真正面から勝負したいのだ!」という人にはあまり向いていないだろう。
 アーチャーが序盤に覚えるスキル中でオススメなのは“空撃ち”である。この攻撃スキルは(レベル1のときであれば)通常攻撃の432%のダメージを与えるほかに,2%の確率で攻撃対象の移動速度を減少させる。相手の移動速度が減少すれば到着がさらに遅くなり,ダメージを受けることなく敵を倒せる確率が上がる。これはまさにアーチャーのためにあるスキルと言えよう。レベルが低いうちはこのスキルを活用し,アルピニア草原や,ささやく草原などでレッドイヤーウルフやスタンプエッジなど倒しつつ,レベルを上げるのが効率的だろう。

 

ウィザード

ウィザードにとってMPは非常に重要。いざというときのために,MPを回復できるアイテムをたくさん持つのはこの世界の常識

 多彩な攻撃/補助魔法を使えることが特徴だ。攻撃魔法は非常に強力だが,戦闘で連発しているとMPがガンガン減っていくため,MP残量を常に気にしながらの戦いとなるだろう。
 言うまでもなくウィザードはさほど防御力が高くないので,防御スキルの“シールド”を覚えておくといい。このスキルは魔法の壁の効果によってダメージを吸収してくれるという優れものだ。敵と戦う前には唱えておいて,防御力の弱さをカバーしておこう。これを使えば,序盤からレベルの高い敵がうろついているレイン川などでも無理なく戦っていけるはずだ。

 

 さて,各職業のメリット,デメリットを理解したとこでクエストへ戻ろう。「パッチキャットだったらなんとかいけるはずだ。お茶の子さいさい」と思っていた筆者だが,やはり50匹は多い。10の5倍。そんなわけで思いのほか苦戦することになってしまった。もっと楽に倒せる方法はないかと考えて,あるアイデアを思いついた。いい流れでしょ。
 アイデアとはこうだ。「そうだ,助っ人を呼ぼう」。
 助っ人とは,もちろん想像通りソウルメイトのこと。詳しいことは,連載第2回を参照していただきたいわけだが,すぐさまソウルメイトに連絡して,事情を説明する。するとマイソウルメイトは快く協力を申し出てくれた。さすが,ソウルメイト! 我が心の友よ,ありがとう! でも,貸したお金は返してね! 
 安全地帯に戻ってソウルメイトと合流し,取って返してパッチキャット討伐を続行。ソウルメイトが魔法で大きなダメージを与え,敵が弱ったところでこちらがトドメを刺す。我ながらほれぼれするようなコンビネーションを繰り出しつつ,目標の50匹を無事成敗した。
 クエスト終了後,相棒に「ありがとう」と伝える,「どうってことないさ。またピンチになったら呼んでくれ!」と相棒が答える。爽やかな言葉を残し,ソウルメイトはリアルな世界へと去っていく。……カッコいい! クエストをこなしていくなかで,経験値,アイテムも得て,さらにソウルメイトとの絆も深まったのだ。
 かくして,筆者のクエストはひとまず成功裏に終了したのだが,言うまでもなく,MicMacオンラインには,今回紹介したもの以外にもさまざまなクエストが星の数ほど用意されている。よりゲームの世界を楽しむため,ぜひいろんなクエストに挑戦してほしい。

 

「アイテム取引所」をうまく活用しろ!

金額を決めるときはほかのプレイヤーの金額を参考にするのもあり。よく考えて値段を決めるのだ。がめついのはいかんぞ

 さて,「終了」とか書いちゃったけど,実は全部が終わったわけじゃなかったりする。ここからはちょっと話題を変えて,オープンβテストで新たに追加された“アイテム取引所”について説明していこう。アイテム取引所とは,プレイヤーが持っている不要なアイテム,武器,防具などを預かり,委託販売してくれる便利な店のこと。クエストが終わったらぜひここへ寄って仕事の後始末などをしよう。終わりよければなんとやら,である。

 “委託販売”などと書くと,利用方法が面倒じゃないのと思う人もいるかもしれないが,実際にはそんなことはまったくない。アイテムを売るときはメニューで「一般アイテム登録」を,武器/防具を売るときは「武器・防具登録」を選択する。そして,売りたいアイテムを選んで販売価格,登録時間などを入力するだけでオッケーなのだ。一般アイテムは10個,武器/防具は5個まで登録可能になっている。登録が終われば,その後は売れてくれるのを待つだけ。もし登録終了時間になって売れなくても,アイテムはちゃんと戻ってくるので安心してほしい。誰か買ってよ,ねえ。

 

出品されているアイテムをまめにチェックしていれば掘り出し物が見つかるかも

 というわけで,先ほどクリアしたクエストで手に入れた武器/防具を,実際にアイテム取引所に持ち込んで売ることにした。ふふふ,今日も大漁である。入手した5個の防具を登録し,売れてくれることを願いながら,いったんゲーム終了。そして数時間後……,再びログインすると,なんと防具が2個売れていた!
 こうして文字で書けば「防具が売れた」と6文字で終わってしまうが,これはなぜかとても嬉しい。思わずガッツポーズも飛び出す筆者。苦労して手に入れたアイテムが,誰か別のプレイヤーの手に渡ってその人に利用される。それを考えると,感慨ひとしおだ。どこの誰だか知らないが,ぜひこれからもオムニバス・ワールドの冒険をがんばっていただきたい。
 アイテム取引所をうまく活用すれば,いらないアイテムを整理できるうえ,次なる冒険への軍資金も得られる。これを使わない手はないのだ。特殊な能力など必要なしで購入/販売を行えるので,まだ使ったことのないプレイヤーはぜひ積極的にアイテム取引所を使い,能率的に冒険を目指そう。

 

いよいよ正式サービス間近? さらに広がるオムニバス・ワールド

 このMicMacオンラインのオープンβテストが始まったのが7月7日のことだから,すでに2か月が経った。「アイテム取引所」のオープンや,新ワールド「ティリア」や「太陽の海岸」の追加など,順調に拡張を続けてきたオムニバス・ワールドだが,9月30日時点では,残念ながらベクターから正式サービス開始時期の公式なアナウンスは出ていない。
 もちろん今だって十分楽しいのだが,正式サービス開始の暁には,さらにさまざまなワールドやダンジョンのオープン,アイテムの追加,そしてイベントなどが予定されているのだ。
 我々の耳にはさらにいろいろな情報が届いているので,さらに広がるMicMacオンラインの世界を楽しみにしていよう。

 というわけで,この連載も今回でおしまい。4回にわたってMicMacオンラインのさまざまな魅力/特徴を紹介してきたが,言ってみればこれはまだ序章にすぎない。語り尽くそうとして語っていない部分はいくらでもあるのだ。ぜひ,実際にMicMacオンラインをプレイして直接感じてほしい。

 

 

MicMacオンラインのオープンβテスト
登録専用フォームは「こちら」

 

タイトル MicMacオンライン
開発元 JOYSPELL 発売元 VerX
発売日 2006/11/01 価格 基本プレイ無料(アイテム課金制)
 
動作環境 OS:Windows 98/Me/2000/XP(+DirectX 9.0c以上),CPU:PentiumIII/1GHz以上[Pentium4/1.6GHz以上推奨],メインメモリ:512MB以上,グラフィックスチップ:GeForce 2MXまたはRadeon 7500[GeForce 3TiまたはRadeon 9200]

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http://www.4gamer.net/specials/micmac_sp/004/micmac_sp_04.shtml