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NET CASHで,政治経済MMORPG「君主」を人一倍楽しもう

Text by 岡村淳司 

現実さながらの政治的駆け引き/マネーゲームを楽しめる知的MMORPG

トキヤが,君主や役人のいる「行政府」のある街だ。ここは旅の始まりの地であり,さまざまなNPCが待っている

 現在,国内のネットワークゲームの多くが,基本料金無料でアイテム課金という形態をとっている。そんなアイテム課金タイプのゲームの中でも,とくに成功を収めているのが,ゴルフゲーム「スカッとゴルフ パンヤ」だ。ここで紹介する「君主」は,パンヤの運営元ゲームポットが,2005年末からオープンβテストを行っている異色のMMORPGである。
 どのあたりが異色かというと,現実世界に近い政治や経済をゲームシステムに取り込んでいること。ここ数年で急に耳にすることが増えた,“M&A”や“デイトレ”といったことまで気軽に(?)体験できる,ミニ現実世界ともいえるMMORPGなのだ。

 

初心者が安心してプレイできるシステム

トキヤのすぐ外にあるのが修練所。レベル10まで出入りできる初心者専用の狩り場だ。さまざまなモンスターが密集しており,外で狩りをするより効率良くレベル上げができる

 君主は,もともとは16世紀の韓国をモチーフにした世界で,戦闘,冒険,さらには経済活動や政治活動を行うという2D MMORPG。「もともとは」と書いたのは,日本人の好みに合うように,大幅に設定/データが変更されているためで,舞台も過去ではなく,未来となっている。といっても,22世紀に発生した地殻の大変動により破滅した文明が,その後500年を経て復興した……という設定で,雰囲気としては,やはり中世のアジアといった感じだ。
 基本的にはレベル制のシステムだが,剣,槍,銃など武器に関する個別のスキルや生産スキルなどが用意されており,さまざまなスタイルのキャラクターに育てられるようになっている。

 

 政治と共に「経済」を売り物にするだけあり,生産に関しても力を入れて作られている。例えば本作の場合,検索機能を使うことで,生産に関するデータをすぐに参照できるのだ。
 完成品をジャンルから選ぶと,それを作るために必要な材料が表示される。逆に,材料からの検索も可能で,材料となるアイテムをリストから選択すると,どのモンスターを倒すことで入手できるアイテムで,どの程度の確率で手に入るのか,また何を作成するときに使うのかまでが表示される。
 狩りをしていて,モンスターから見知らぬアイテムがドロップしたときも,検索することで,重要なアイテムなのかどうかがすぐさま分かるわけだ。

 

トキヤから南へ進んだ先にある小さな森。いわゆるダンジョンのたぐいで,いくつかの階層が用意される。下の階層へ行くほど敵のレベルが高くなってくる

 検索機能は,ほかにも便利に使える。序盤は,チュートリアル的な依頼(クエスト)が多く発生するが,例えば特定のモンスターを倒してくるように依頼されたときに,モンスター検索機能を使って,どこにそのモンスターが棲息しているのかなどの情報を確認できるのだ。上級者だけでなく,初心者にも嬉しいシステムといえるだろう。
 ほかにも初心者をサポートするものとして,師弟システムがある。高レベルの人が師匠となり,低レベルの人をレベル20程度までサポートするというものだ。君主は,MMORPGが初めてという人でも,安心して楽しみ方を模索できる作品なのである。

 

選挙によるプレイヤーによる政治

全プレイヤーの中から選挙によって選出された,わずか一人のみが座れる「君主の座」。トキヤには君主の座や大臣の椅子などが並べられている

 タイトルの「君主」というのは,プレイヤーの中から選出される,ゲーム内の最高権力者のことだ。サーバーごとに,一人だけが就任できる。
 この選出方法は,アメリカにおける大統領選出と同様に,そのサーバーにレベル20以上のキャラクターを持つプレイヤーによる選挙だ。
 選挙によって選出されて君主となったプレイヤーは,まず,5人の大臣を任命する。大臣は,経済を司る「朱雀官」,秩序を司る「麒麟官」,戦争システムの時間調整やイベントの調整を行う「青龍官」,福祉に関する調整を行う「白虎官」,職人のための製造時経験値ボーナスなどを調整する「玄武官」となっている。

プレイヤーが治める国では,官庁で国民登録が行える。国民になるといろいろと恩恵が受けられるようだ。また国民の多い国は,発展度が高くなる可能性が高く,株主にとっては配当が多く得られるポイントともなる

 これら五つの役職を見ても分かるとおり,システムにかなり近い部分を,プレイヤー自身が直接司ることになるのが特徴的だ。これら重要なポジションの選出は,すべて君主に任されているので,そのサーバーのプレイヤー全員が,真剣に選挙に臨む必要が出てくる。つまり,現実世界の選挙と,同等の意味をもっているといっても過言ではないだろう。
 このため本作では,サーバーごとにさまざまな政治が行われ,多様な文化が育つのではないだろうか(編注:現時点ではサーバーは一つのみが稼働している)。

 

現実味を持つ株式システム

国家は,プレイヤー達に開放されるにあたって,株式を公開する。限られた数の株をうまく入手して株主になれば,その国の株主総会で国守として選ばれるかもしれない

 もう一つの軸となるのが,経済に関するシステムだ。
 一般的に,MMORPGでは,ゲーム内の経済を作っていくのはプレイヤー達自身である。プレイヤーが,モンスターから入手するなり,生産するなりしたアイテムを,価格をつけて別のプレイヤーに売る。あまり高い金額をつけると売れないだろうし,安すぎると,苦労が報われない。こうして,“神の見えざる手”によって自然と「相場」ができていき,経済が回ることになる。
 もちろん君主でも,基本的な経済の流れはこの形だ。しかし本作には,これ以外にも経済に関係する特徴的なシステムが存在する。それが,君主の最大の特徴といえる要素,「株式」システムだ。

 

 現実世界における株式は,文字どおり株式会社を支えるシステムだが,本作では,国家を支えるシステムとなっている。
 本作において,国とは,君主世界の中のコミュニティの単位といえる。国には,プレイヤー間でアイテムを売買するときに使うマーケットや,銀行,倉庫,ほかのプレイヤーに荷物を送ることのできる郵便局,証券所などが存在する。国家自体は最初からシステム側で用意されており,それをプレイヤー達が運営できるよう,徐々に開放されていく。この開放の方法が,その国の「株式公開」なのだ。

 

ゲーム内の2年に一度の間隔で,国守の任期が切れ再選挙が待っている。また定期的に行われる株主総会の結果は,ポップアップウィンドウで告知されたりニュースとして画面下部に流される。自分が株主の国で株主総会があるときには,すぐに駆けつけよう

 株を購入することで,総株数の3%以上を保有すると,その国の代表となる「国守」を選出するための「株主総会」を発議できるようになる。ここで選出された国守は,その国の税率などの設定や,国の官庁や銀行といった重要施設の管理責任者「守令」の任命を行う。
 国の発展には,いかに人が集まるか,経済の流れが活発になるかという点が重要だ。それには,国守と,その国守が選んだ守令の手腕が大きく影響する。株主は,その国の発展度合いによって配当も得られるので,国守の選出は真剣に行わなければならないだろう。

 ただ国守の場合,君主と違って,選挙権があるのは株主だけ。また,1株が1票となるので,株保有率が高ければ,その分その国に対する影響力も増してくる。大株主をバックにつければ,国守となるのはそれほど難しくないというわけだ。
 なお,現実のように公開買い付けなどで特定の国の株を購入することも可能で,総株数の過半数を保有すれば,その国を乗っ取ることまで可能である。現実世界同様のマネーゲームが,ここに存在するわけだ。

 

 このほか,株式によって国を治めることに関連してくるのが,オープンβではまだ実装されていない戦争システムである。
 多くのMMORPGに見られる“攻城戦”に当たるものがこの戦争システムだが,株式による経済的な国盗りも,経済戦争と言えるだろう。

 

レベルが1上がるごとにステータスボーナスが5ポイント与えられる。自分が使いたい武器や習得したい生産スキルなどに合わせて,ステータス配分を行う必要がある

生産で作りたいアイテム,狩りで手に入れたアイテムなどをメニューのInfoから検索すると,それに必要な材料や落とすモンスター,それを使って生産可能なアイテムの一覧が表示される

モンスターの詳細情報を見ると,倒したときに得られるアイテムとその確率や,どこに棲息しているのかといった情報が細かく表示される

 

アイテム課金で周りと差をつけよう

各国には証券所が設置されており,ここで株の取り引きが行われる。取り引きに必要な手数料などは国守/守令が設定した値となるので,高額な株を売買する場合は,なるべく手数料の安い国の証券所を利用したい

 ゲーム内の政治および経済に直結する株式という要素に目が行きがちな本作だが,本来MMORPGが持つ魅力も十分に備えており,前述したとおり,プレイヤーキャラクターを豊富なスキルによって個性的に育てることも可能だ。
 本作におけるスキルは,個別に設定された,条件となるステータスの値を満たすことで習得できる。レベルアップ時に得られるステータスポイントを,目標とするスキルの条件を満たすように割り振っていくことで,どんどんスキルを覚えていく感じだ。
 とはいえMMORPG経験者ならよくご存じのように,スキル/ステータスの構成というのは,途中で変えたくなってしまうもの。そこで本作には,ステータスポイントの再分配が可能となるシステムが用意されている。具体的には,「状態初期化チケット」を使用することで,ステータスポイントを再分配できるのだ。
 ただ,このアイテムはアイテムモールで購入できるようになる予定で,オープンβ段階では利用できない。こういった便利アイテムが,今後どのように販売されるかが,本作の正式サービス化での注目ポイントだろう。
 例えば,オープンβで,人気の乗り物“馬”を入手するのは大変だが,正式サービスでは,アイテムモール専用の馬や,プレイヤーが生産できるアイテムとは一風変わったアイテムなどが販売されることが予想される。
 これらのアイテムが,それほど高くない金額でコンスタントに追加されないと,アイテム課金制のメリットがないのだが,その点はパンヤで成功しているゲームポットならば,心配ないはずだ。

 

 本作は,こういった有料アイテムを購入するときに利用可能な決済手段として,NTTカードソリューションが販売するNET CASHに対応している。このNET CASHに関連して,3月31日(正式サービス開始日)から4月28日までの期間,「ネットキャッシュdeおトクキャンペーン」と題して三つのキャンペーンが行われるので,ここで紹介しておこう。

 

キャンペーン1「スペシャルプレゼント!!」

 期間中にNET CASHを利用してKP(Kunshu Point)を購入すると,抽選で

  • iPod nano……5名
  • 小さなメダル(ゲーム内アイテム)……10名
  • 君主オリジナルNET CASHカード(500円分)……100名

が当たる。とくに応募の必要はなく,自動エントリーされるので,普通にアイテムを購入しているだけで,どれかが当たるかも。

 

キャンペーン2「ネットキャッシュでKP増量!」

 期間中にNET CASHでKPを購入すると,もれなく購入額に応じたボーナスがつく,という内容。

 

購入KPボーナス
50KP2KP
100KP5KP
160KP8KP
200KP10KP
300KP+15KP15KP
500KP+25KP25KP
1000KP+50KP50KP

 

 300KP以上は,元々ボーナスがついているうえに,追加のボーナスがあり,かなりお得となっている。

 

キャンペーン3「もれなくゲーム内アイテムプレゼント!」

 さらに,やはり期間中にNET CASHを利用した人に,もれなくゲーム内アイテムが贈られる。
 プレゼントされるのは,ゲーム内で1日(約48分)の間,獲得経験値が1.5倍になる「プレミアムチョコ」を1個と,指定の国や狩り場,登録した友人やパーティ仲間の場所にワープできる「ワープチケット」を30個。どちらも,もらっておいて損のない,便利アイテムだ。

 

 

 この三つに共通するのは,期間中にKPをNET CASHで買うだけで,対象になるということ。つまりこの期間にKPを買うならば,NET CASHを利用しないと,もったいないくらいなのだ。
 キャンペーンの詳細は,「こちら」でも確認できる。すぐにアイテムを買うつもりはないという人も,とりあえず期間中に,KPだけ購入しておいてもいいんじゃないだろうか。

 

タイトル 君主 online
開発元 NDOORS 発売元 ゲームポット
発売日 2006/03/31 価格 基本料金無料+アイテム課金
 
動作環境 OS:Windows 98SE/Me/2000/XP(+DirectX 8以上),CPU:Pentium III/800MHz以上,メインメモリ:128MB以上,3D対応グラフィックスカード

(C)2005 Ndoors Corporation., All rights reserved.
(C)2005 Gamepot Inc., All rights reserved.

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/specials/kunshu_special/kunshu_special.shtml