■2006.9.5 日本語版デモと差し替え
サイバーフロントから,「シヴィライゼーション4」の日本語版デモがリリースされた。内容は英語版と同様なので,詳細については以下の英語版紹介記事を参考にしてほしい。なお,紹介記事は英語版の用語/固有名詞のままとなっているが,ご容赦いただきたい。
日本語製品版がすでに発売されているので,デモ版が琴線に触れた人は,ぜひ購入を検討してみよう。好評連載中の「(午前)3時のおやつは文明道」も,併せてどうぞ。
■2005.11.24 英語版デモ紹介
前作のファンなら,心の底から待ち望んでいたであろう,Civilizationの新作「Civilization IV」(邦題 シヴィライゼーション4。以下,Civ4)。PCゲーム界(?)に最近来た人や,今までの作品を知らない人のために,少しだけ説明しておこう。Civilizationは,Sid Meier(シド・マイヤー)が手がけるターン制ストラテジーの名作で,自らの手で一大帝国を作り,それを強く,広く,かつ安定させていく一種の“箱庭”ゲームだ。
……と書くと地味でつまらなさそうに聞こえるが,ゲームの評価に厳しいアメリカで順調に「IV」まで出ている,その理由を考えてみてほしい。一度ハマると帰ってこれない悪魔のゲームで,いつまで経っても寝られない地獄のゲーム,それがCivilizationなのだ。PCを新調すると,Windows Updateより前に,メールソフトより前に,まずCivilizationを入れるという人までいるほどだ(当サイトの奥谷だが)。
やれMMORPGだ,やれFPSだRTSだと賑やかな最近のPCゲーム事情だが,この名作が,面白さをそのままにグレードアップして帰ってきたことは,素直に喜びたい。
さてそんなCiv4のデモ版だが,チュートリアルおよび100ターンまでのゲームが遊べるようになっている。デモ版の制限は,その「100ターンまで」という部分と,選べる国が4か国(製品版は18か国)しかないところ,ゲームスピードが選べないところ,テクノロジーツリーがDivine Right(神権政治)までしかないところ。そして,セーブができないところ。
このゲームは,Settlerと呼ばれるユニットで街を起こし,文化的な建築物を造って“帝国”の影響範囲を広げ,周りの資源をより多く採りながらさまざまな建築物でそれぞれの街を大きくしていく。まさにRTSのターン制バージョンなのだ(歴史的な登場順は逆だが)。
前作の経験者などなら,メインメニューの「PLAY THE DEMO」でいきなり遊べると思うが(驚くほど変わっていない!),未経験者のために(このゲームの面白さをここで述べるのは到底無理だが),軽く要点だけは説明しておこう。
オープニング画面でボイス入りのMP3が流れていい雰囲気になったところで,まずは「TUTORIAL」を選ぶ。すると,デフォルトで決まっている設定が読み込まれ,
・ローマ帝国
・難易度は「最も易しい」(Settler)
・ゲームスピードは「ノーマル」
というチュートリアルゲームが始まる。制作プロデューサーのSid Meier(シド・マイヤー)が出てきて(これがまたそっくりだ)いろいろと細かく,手取り足取り教えてくれるので,確実にその手順をクリアしていこう。確かにすべて英語だが,さほど難しい単語もなく,「AをBしろ」「AをCまで動かせ」「Dのボタンを押せ」などの指示なので,英語力がさほど高くなくても,なんとかなるレベルだと思われる。
巷のゲームのチュートリアルは手抜きなものもあるが,このゲームのそれは,恐ろしく細かくて長い。
Settlerを移動させて街を起こす>Warrior作成>偵察用のScoutを作成>Lionと戦闘>街を防御>建築物(オベリスク)の建設>Worker作成>街詳細画面の見方>Barracksを作成>Farmを建設>Cottageを建設>Mineを建設>再びWarriorを作成>Settlerを作成……
など延々と続いていき,最後には一通りルールと操作を覚えてゲームシステムまでもある程度理解できるようになっている。未経験者は,ぜひここから挑戦してみてほしい。
「街を起こすSettler,初期段階の守りとなる戦争用ユニット,経済活動の要となるWorker(道路を造ったりジャングルを平地にしてくれたりする)」などのユニットが大事であること,街は水辺で平地,かつ周りに資源が多くあるところを選ぶとよいこと,テクノロジーやユニットの開発順番が重要なところ(※),などが分かってくれば,このゲームのルールを理解するまでもう少しだ。色々なパターンで試してみてほしい。Workerを選択した状態では,特殊な資源が採れるところは青い丸が表示されるので,それは逃さないように。
ちなみにときどき敵国の皇帝が表示されて,何やら交渉モードに入ることがあるが,その意味を十分につかむまでは「WAR」と表示されていない選択肢を選ぼう。
(※)テクノロジー開発は,Animal Husbandry,Agriculture,Mining,The Wheel,Pottery,Masonry,Mysticism……などの順番で,ユニットはWarrior,Settler,Worker……の順番で。むろん状況や選んだ国家によっても変わるのだが,まずはこのあたりを心がけてみよう。
攻略すること(=勝つこと)それ自体は,非常にたやすいゲームだが,その後の奥の深さは尋常ではない。わずか100ターンではその本質まで触れられないところ,セーブができなくてちと厄介なところなど,デモ版としてちょっと疑問な点は残るが,試してみる価値は十二分にあるだろう。前作の延長線上に過ぎないように感じる,という「良くも悪くも安心」なところが(むろん細かいところは大幅にリファインされている),評価の分かれそうなところではあるが。
SimCityや経済系シムなどが嫌いでなければ,これがなぜ「悪魔のゲーム」と呼ばれているか,その一端が分かるかもしれない。
■キー操作
■動作環境
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