「つながる友情，つなげる愛情，広がる学園生活（スクールライフ）」がキャッチフレーズのMMO学園コミュニティゲーム「ときめきメモリアルONLINE」（以下，TMO）。そんな本作の魅力を知ってもらうために，ゲーム内で体験できるいろんな遊びと，現実世界での赤裸々な学生時代の体験談とをリンクさせ，3名の著者がリレー形式で綴ってきましたこのコラムですが……今回で任期満了，最終回となります。
　「始まりがあれば終わりがあるように，出会いがあれば別れがあるものです」とは，元祖「ときめきメモリアル」で藤崎詩織ちゃん（好きな食べ物はスパゲティ，憧れの女優は小泉今日子）が言った言葉。いやはや，詩織ちゃんいいこと言いますね。まさにそのとおりです。

　とはいえ！　喜屋武ちあきさん，4Gamer編集部のTeTさんから大事なアンカーの役割を任されたわけですから，それを全うすべく，TMOのテーマソング「こころのとびら」を口ずさみながら，ノリノリで執筆してまいります。……ああっ，ここまで書いておいて忘れてました！　私，フリーライターのmidiでございます。マジで自己紹介するのを忘れていました。約400文字書いた時点で思い出しました。忘れっぽいのが玉にきずです。34歳ですが脳年齢判定では72歳でした。
　それはさておき，今回は過去の連載とはちょっと趣向を変えて行こうかと思います。これまではTMO内の要素を一つずつ挙げ，それにまつわるエピソードを書き綴ってきましたが，今回は最終回らしく，TMOの今後，これからの展望などを……。

　そういえば僕も，高校生時代にはいろんなネットワークを活用していました。
　あるときは，中学のときに仲の良かった女の子を，親友に紹介してあげたり。確か2組成立したのかな。すごく感謝されましたよ。「お前のおかげで恋人ができた。そのお礼に，今度ゲーセンで1ゲームおごってやる」って言われたりね。今思えばそんな報酬で女子を紹介する僕も僕ですが，当時は大喜びだったんですよ。そして後日，大阪は難波のゲームセンターで，「WEC ル・マン24」を遊ばせてもらったと思います。ご存じですか？　WEC ル・マン24。コナミのレースゲームなんですけどね，丸っこくて大きな筐体が車の動きに合わせてグルングルン回るんですよ。あ，でも僕はその筐体よりもコンパクトタイプのハンドルと連動して動くタイ（編注：TMOと関係ないので以下略）。
　またあるときは，逆に友人にお願いして，女子を大量に学園祭に呼んでもらったりもしました。もちろん下心は全開です。「今宵一発決めちゃろう！」ってな勢いですよ。しかも，呼ばれた女の子の一人がモロに僕好みで。「俺と一緒に，出し物を見て回らない？」って誘い出して，その後ふたりっきりで体育館裏に……なんて妄想を掻き立て，実際にアプローチもしてみたんですが，まぁ，ご期待どおりに撃沈したものです。いや，もし僕がその高校の野球部のエースとかなら，展開は違ったと思うんですよ。「えっ，キミ，この高校のエースなの!?　かか，かっこいい！　私のハートを阪神の藤川ばりのスライダーで討ち取って！」とか言われたり……。でも，僕は当時，ラジコン部所属のプチ引きこもり。残念ながら，「あなたの愛をOH-6型ラジコンヘリに乗せて，私の心に軟着陸させて！」なんてことを言ってもらうことはできませんでした。

　閑話休題。そんなわけで，学園コミュニティをうたっているTMOが，広義でのソーシャルネットワークサービスを目指すという話は面白いなぁ，って思ったわけです。
　いま発表されている情報から考えてみると，スピリチュアルアドバイザーのRIKA姫や，アイドルの西田奈津美さん，俳優の中村友也さんが「スペシャルゲストキャラクター」としてゲームに参加するのって，そういう色を出すいい機会だと思うんですよね。そういう人達がゲームに参加することで，その人達が中心となる新たなコミュニティが生まれるチャンスもあるわけです。
　現段階ではオフィシャルでのゲーム参加はまだありませんが，ちょこっと顔を出すだけでもいいんで（せっかくキャラデータも別で作ってあるみたいだし），参加してほしいなぁ，と思います。……というか，この連載で激しい“ときめきメモリアルLOVE”っぷりをアピールしていた喜屋武ちあきさんも，スペシャルゲストキャラクターとして参加したらいいんじゃないの!?　なんてことを，この原稿を書いてて思いました。コナミさん，どうですかねぇ？