連載 : ああ,憧れのハワイ道路


ああ,憧れのハワイ道路

第1回:さあ,夢の楽園ハワイに出かけよう

 

ようこそ,ハワイへ!

 

 アローハ! 常夏のハワイ! 地上の楽園ハワイ! 芸能人が大好きなハワイ!
 筆者は生まれてから一度だけハワイに行ったことがあるので,もはやハワイ通と呼ばれるにやぶさかでないのだが,そんなハワイのオアフ島を自由気ままにドライブしたり,行きずりの人とレースをしたり,コンドミニアムでくつろいだり,スーパーカーをコレクションしたりできるドライブゲーム,「Test Drive Unlimited」(以下,TDU)が発売された。完全再現されたオアフ島は,たとえハワイ経験皆無でも「ワイキキ三丁目の交差点を左折すると,ダイヤモンドヘッドが見えるよね」とか「ノースショアのあたりは,走ってて楽しいよね」とか,さもハワイに行ったことがあるような話ができてしまうというリアリティを誇り,さらに,レース以外にもさまざまなお楽しみが用意されたユニークなゲームだ。
 というわけで,今回から始まったTDU連載「ああ,憧れのハワイ道路」。第一回は,ゲームの概要からハワイ生活の第一歩までをサポートしていきたい。いずれは人もうらやむ超セレブなハワイ生活を読者の皆さんにも満喫してもらう予定なので,現在ただいま四畳半でカップ麺をすすっている人もぜひお楽しみに。ようこそ,ハワイへ!

 

 

What is ハワイ?

 アメリカ合衆国ハワイ州は,大小八つの島から構成される。人が多く住む大きな島としては,ハワイ島,マウイ島,オアフ島,カウアイ島の四つだが,「ハワイへ遊びに行ってきたんだ。もう最高」などという場合は,州都であるホノルルのほか,ワイキキビーチやダイヤモンドヘッド,ハナウマ湾やパールハーバーなどの観光スポットが揃ったオアフ島を指すことが多い。
 そんなハワイを目指して旅立つ日本人観光客は,年間約700万人にもおよぶとのこと。どうしてその中の一人じゃないんだ? とハンカチの端をかみしめるあなた。そんなこと知りません。

 

 

Test Drive Unlimitedってどんなゲームなの?

 

 まずは,TDUというゲームについて触れておこう。何しろこれはTDUの連載なのだから,立場上,触れないわけにもいかないであろう。ぜひ触れさせていただきたい。
 さて,TDUはドライブゲームである。パブリッシャのATARIが,Infogrames Entertainmentという名前だったころから連綿と続く,約20年にわたる歴史を持つシリーズの最新作だ。
 読者も薄々察しているだろうが,今回の舞台となるのはオアフ島である。広さ1600平方劼砲よぶこの島をゲーム内にまるまる再現しているのだからちょっと驚く。しかも,ドライブゲームにありがちな「ひたすらレースする」といったシステムではなく,プレイヤーの行動は極めて自由。一般車に混じってのんびりとオアフ島のドライブを楽しむもよし,交通ルールを無視して爆走するのもよし,自由気ままにプレイできるのである。もちろん,チャレンジ(レース)も用意されているので,得られた賞金で往年の名車からスーパーカー,あるいはバイクなどを購入して島中を乗り回せるのだから,車好きにとってはたまらないであろう。うう,たまらん。

 

ワイキキビーチ周辺はホテルやビルが多くて賑やかだ。対面通行ばかりでなく,一方通行なども再現されている。一般車はちゃんとウインカーを出して進路変更するが,中にはヘタクソな奴もいるので,追い越しは慎重に パトカーの前で信号無視をしても追いかけてこないが,接触(当て逃げ)するとパトカーに追われてしまう。理由不明。奴らってば,一般車に体当たりしてもお構いなしに追跡してくるという乱暴さで,さすがアメリカだ

 

 TDUはオンラインプレイも可能だ。これについては後ほど詳しく説明する予定だが,サーバーにつながっている世界中のプレイヤーと一緒に,最大8人でオアフ島を走り回れるのである。どこの誰かも分からないプレイヤーとインスタントレースをしたり,「ヘイ,サンセットビーチまで走らないか?」なんてこともできるのだ。もちろん,無言で先頭の車について行くだけという地味なツーリングも,文字どおり地味だが面白い。

 

 以上のような特徴を持ったTDUは,2007年2月に海外で発売されたPC版,Xbox 360版ともに現在,非常に人気が高い。各メディアの評価も良好だ。とはいえ,日本ではXbox 360版の発売が4月26日に予定されているものの,PC版の国内販売の情報はまったくない状況で,「Test Drive Unlimited」をPCで遊ぶには輸入版に頼るしかないのが現状である。
 「こんな面白いゲーム,やらなきゃもったいないじゃないか!」と思わず拳を振り上げる私だが,振り下ろす場所が見つからないので,とりあえず隣の家のおじさんにでも振り下ろしてみようかなと思案中である。

 

 とはいえ,筆者も含めた日本語ラブのドライブゲームファンの方々には安心していただきたい。筆者が入手したのはUS版なのだが,日本語Windows XPにインストールしたら,なんとゲーム中のテキストが日本語で表示されて一瞬目が点に。さすがハワイ。日本語が通じるのだ。正式なものでないが,ゲームはマルチリンガル対応で日本語表示が可能なのである。若干ではあるが日本語でプレイするとゲーム中の音声がとぎれとぎれになったり,何かの拍子にテキストが化けたり(再起動で直る),メニューのテキストに「エラー」と表示されたりもするが,それでもこれは嬉しい仕様といえよう。というわけで,筆者は普通に日本語でオアフ島に滞在中である。

 

チャレンジでは8台の車で抜きつ抜かれつのレースを行う。NPC(CPUカー)相手のほか,オンラインプレイヤーとのレースや独自に作成したカスタムチャレンジの開催も可能 オアフ島の観光名所の多くが再現されており,地図を片手に名所めぐりも小粋。パールハーバーに停泊中の戦艦をバックにパチリと記念撮影。ちなみに,車では入れないがバイクだと入れてしまう場所もある

 

 

オアフ島でのウハウハな生活を始めよう

 

 さて,予備知識はこれくらいにしておこう。というわけで,いよいよハワイに向けて飛び立つわけだ。ゲームは,どこかの空港の搭乗口でのキャラクター選びから始まる。ドライブゲームなのにキャラ選びというのも珍しいが,マルチプレイのドライバーとしてほかのプレイヤーにバッチリ見られる自分の分身なのだから,ちょっぴりこだわりたい要素だ。
 それにしても洋ゲーっぽい濃い顔のキャラクターばかりだなあ。

 

 ともかく,女性キャラがいれば一番かわいい&キレイなキャラを使うというのが筆者のポリシーなので,ちょっと老け顔が気になるセクシー系のお姉さんを採用。これがオアフ島での仮の姿である。アロハ。

 

「オレを選んでくれ〜」「私をハワイに連れてって」とばかりにポーズを決めてアピールするキャラクター達。アジア系のキャラも用意してほしかったところだが,ハワイ滞在中,毎日見ることになる顔なので慎重に選ぶべし。胸元が決め手(顔じゃないじゃん)となったセクシー系のお姉さんをチョイス。あなたとハワイへ!

 

足がないのでまずはレンタカーを借りなければならない。レンタル時間によって料金が違うのは当たり前。やっぱりLotus Eliseだよねってことでチョイス

 さて,オアフ島に到着したのはいいが,多少の資金はあるものの,車もマイホームもない。まあ,当然といえば当然だが。駐車スペースがないと車を買えないので,マイホームの購入が先だ。空港でレンタカーを借りて不動産屋まで移動することになるが,どうせ移動に使うだけだし,高い車を借りる必要はないだろう。

 

 レンタカーとはいえ,ついにハワイを初走行! 記念すべき第一歩だ。これからハワイで一旗揚げ,豪邸を購入し,スーパーカーを何台も所有するセレブリティでウハウハな暮らしを目指すのである。ハワイ万歳。
 ナビ(GPS)を見ながら不動産屋を目指そう。いうまでもなくアメリカなので車は右側走行である,逆走なんかしないように(筆者はした)。
 それにしても,一般車が信号に従って普通に走り,ウインカーを出して曲がり,ホノルル空港に離着陸する飛行機がブォ〜ッと爆音を立てて飛び,電線は南国の風に揺れ,木の葉やゴミも舞い,なんかホントにハワイにいる気分だ。もちろん,事故さえ気をつければ交通法規なんて無視してぶっ飛ばしてもかまわないが,初っ端は初めてのハワイを堪能しつつゆっくり走るのがオススメ。ちなみに,レンタカーをぶつけても修理費を払う必要はない。さすが自由の国アメリカである。違う?

 

レンタカーなら途中で事故っちゃっても問題ないので,レンタル時間にだけ気をつけ,自由に走って不動産屋を目指す。画面左下のナビでルートは分かるし,画面上に矢印も出るので迷うことなし。ナビは今後のドライブで使いまくるだろう

 

 不動産屋でマイホームとなる物件を探そう。外観,内装,駐車スペースなどに微妙に違いがあるものの最初はあまり種類はない。コテージスタイルもハワイっぽくて捨てがたいが,やっぱりセレブらしい生活をしてみたいということで,ワイキキビーチにほど近い,駐車スペースが4台分ある物件を購入。ここがハワイ生活の拠点となるのだ。

 

 続いて,生活の足となる車の購入だ。とはいえ,後先考えずに支払ったレンタカー代やらマイホーム代で財布の中身はうすら寒い。いや,ゲームの話ですよ,ゲームの。
 まぁ,最初からフェラーリやらランボルギーニやらメルセデスなんかをさっくり買えるわけはないので,最初は所持金で買えるレベルの車を買うしかない。高い車は経験を積んでチャレンジやミッションをこなしてお金を貯めてからだ。

 

不動産屋でマイホームをチェック。外観,内装,駐車スペースなどが分かる。筆者は金がないくせにリッチなマンションタイプを購入した。ちなみにゲームが進むと次々に不動産を購入することになるので,最初はあまり気にしなくていいだろう

 

ディーラーで最初の愛車となる一台を購入する。家を買ったばかりで金がないので,かっ飛ばせそうな車が買えない。所持金を考えつつ,そこそこ走りそうなAudi TT quattro Sportを購入したのだ

 

 というわけで,ハワイのウハウハ大冒頭の第一日はこんな感じで,さながらチュートリアルのように展開していくのだが,実はこれはチュートリアルである。
 これから,基本的に(1)オアフ島を走り回って島中に点在するチャレンジやミッション,ディーラーなどを探す。(2)チャレンジやミッションで金を稼ぐ。(3)車を買う。(4)駐車スペースがなくなったらマイホームを買う。という流れを繰り返していくわけだ。総走行距離やチャレンジ,ミッションの達成率でプレイヤーのランクはあるが,「しなければならない」これといった明確な目標はないため,自由にハワイ生活を楽しめるという,セレブリティ御用達のドライブゲームなのである。

 

 さて,マイホームも車も手に入れた。だが,ハワイは依然としてプレイヤーにとって右も左も分からない未開の土地といえるだろう。最初からマップに表示されるチャレンジやミッション,ディーラーなどは全体のごく一部であり,残りは島中を走り回って見つけなければならない。そこで次回はオアフ島に点在するイベントスポット,そしてセレブな生活に絶対必要となるお資金や服装の手の入れ方などについてお伝えしよう。目指せ,ハワイのウハウハ暮らし!

 

 

 

よりキレイな画面で遊ぼう

 オアフ島の景観や,非常に細かく描き込まれた車のグラフィックスなど,溜息の出る美しさを誇るTDU。さらに美しい画面を見たいという欲張りな人はアンチエリアスを使おう。また,HDR(ハイダイナミックレンジ)もサポートしているので,これを使うことで簡単によりリアルな光の表現(やや幻想的な雰囲気にもなる)を含む画面になる。
 なお,アンチエリアスとHDRの設定はGeForce 6/7系ではどちらか一方のみ設定可能で,両方同時に利用するにはGeForce 8系,もしくはATI Radeon X1000系のグラフィックスカードが必要になる。

左がアンチエリアス(4x),右がアンチエリアス(4x),HDR

 

 

■■UHAUHA(ライター)■■
本連載を担当する編集者とデザイナーがハワイ経験ゼロであるため,一度だけハワイに行ったことのあるライターのUHAUHA氏がスタッフ中,最大のハワイ通。そこで,ハワイの海ってどんな感じだったんです? と質問したところ「分からない」という返事。どうやらあんまり海が得意でない,というか海が苦手らしく,ハワイ滞在中は一度も泳がなかったらしい。さすがハワイ通だ。そんなUHAUHA氏が読者の皆さんにハワイの隅から隅までを紹介します。いや大丈夫ですよ,たぶん。
タイトル Test Drive Unlimited
開発元 Eden Games 発売元 ATARI
発売日 2007/09/28 価格 39.95米ドル
 
動作環境 N/A



【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/weekly/tdu/001/tdu_001.shtml