予想外の二連覇に気を良くした姉さんが,新たなカジュアルゲームを紹介しよう。ネクソンジャパンが運営する,横スクロール型のカジュアルシューティングゲーム「ビッグショット」(BIGSHOT)だ。
操作はこれ以上なさそうなほどシンプルで,W/Sキーでジャンプ/しゃがむ,A/Dキーで左右移動,左クリックで攻撃,1〜3で武器をチェンジできる。武器はキャラごとに異なるが,1番が基本武器,2番が爆弾系,3番が重火器だ。少年キャラクター「タイ」を例に挙げると,1番はリボルバー,2番はアップルボム,3番はT1だ。
キャラを選んでチュートリアルを終えたら,あとは実践訓練あるのみ。Lv.1の初期装備で猛者達の集まる対戦ルームに挑むことになるのだが,NPC相手に練習可能なモードを用意してほしいかな……(経験値やゲーム内通貨はもらえなくていいので)。ともあれ,操作やルールの難しいゲームではないので,勇気を出して対戦だ。
初期キャラクターは少年「タイ」,少女「カシル」,ロボット「プロコ」の3人で,1アカウント1キャラといった制限はなく,いつでも好きなキャラに切り替えられる。このほか,ゲーム内通貨「PIXEL」で買えるキャラクターとして「エリアス」と「ジン」の2名が存在する。使用武器と性能はそれぞれまったく異なるため,自分にとって扱いやすいキャラクターは,プレイを重ねて探していくといいだろう。
マイルームは「倉庫」という味気ない名前だが,ショップで購入した衣装と武器が保管され,使用キャラクターの変更も行える。
対戦終了後に「青い玉」「製作書」といったアイテムがランダムでもらえるのだが,これを集めると,ショップでも購入できない特殊装備品を合成できるのが,ビッグショットのお楽しみ要素の一つだ。作成できるのはキャラクター別の専用アイテムで,頭,上衣,下衣,手袋,靴の5パーツ。「Speed +5%」など能力値を補強してくれるので,全身合成アイテムを着用すれば,かなり強くなれそうな気がする。
・対戦
対戦は一部屋に最大6名のプレイヤーが参加でき,個人戦または2vs.2,3vs.3のチーム戦が選べる。対戦モードには「マックス」と「サバイバル」の2種類があり,マックス戦はキル数の上限が設けられ誰か一人がそれに達するとゲーム終了。サバイバル戦はライフ×3を各キャラクターが持ち,すべてのライフを失えば戦線離脱。最後の一人が勝者となるルールだ。
・ミッション
一定レベルに達すると,自動的に受けられるのが「Mission」モード。Lv.1で受けられる「森の中の散歩」は,ただ左から右へ移動するだけで100PIXELがもらえる。一定レベルごとに新たなミッションが追加され,ビッグショットのバックストーリーに関係する,悪の企業「ジャミロカンパニー」などが敵として登場する。ミッションをクリアすれば,ゲーム内通貨だけでなく経験値増加などのボーナスもあるので,必ずチェックしておきたい。
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画面左端から,ただ歩いて右端へ移動するだけの超簡単ビギナーミッション「森の中の散歩」。それなのに途中のアリジゴクに突っ込み,一度倒されたなんて,さすがに恥ずかしすぎて言えない |
人手不足を理由に,傭兵として調査に送り込まれるミッション「最初の任務」。キャラ別にミッションを受けられるが,獲得した経験値やゲーム通貨は共通なので,ぜひ全キャラでクリアしておこう |
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・クエスト
ミッションは完全にソロで行うモードだが,クエストは複数のプレイヤーと協力しながら進めていく,ちょっと難度の高いモードとなっている。五つのクエストはミッションと同様,ジャミロカンパニーの悪行と関係したストーリーで,中には前後半に分かれたクエストもある。最終的にはボスキャラが登場し,ボスを倒せばクエスト成功となるわけだ。
ドカスカ砲撃してくる巨大な戦車や,炎を吐き散らすドラゴン風のボスモンスターの攻撃をかいくぐりつつ撃ちまくる画面は,昔懐かしいアーケードゲーム,あるいは往年の家庭用ゲーム機のタイトルを思い出させる。ビッグショットのターゲット層が,今のお父さん世代なのだろうか。あるいは,このレトロさが逆に今のゲーマーには新しいのかもしれない。
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クエスト「秘密の島」は,レーダーにも映らない不思議な島を舞台に,ジャミロ兵と戦う。ボスの戦車が結構凶悪で,何度も下敷きにされてしまった |
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旅人を襲う謎の怪物の噂を聞きつけ,調査に訪れるタイ達。溶岩の中から現れるドラゴン風ボスは,その巨大な全身のうち特定の位置を撃たねばならない |
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・練習
まだ撃っても狙い通りに当たらず,対戦してもボコボコに倒されるばかりで悔しいという人は,練習モードで特訓するしかない。練習モードには「固定射撃」「移動射撃」「手りゅう弾投てき」の三つが用意されている。最も簡単な固定射撃は,飛行船に乗って空から降ってくる敵を撃ち落とすというもの。一定数を倒すとレベルが上がり,降ってくる敵の数やスピードが変化する。飛行船が大ダメージを受けるとゲームオーバーだ。ゲーム内でも「ミニゲーム」と表示されているだけあって,練習というより昔懐かしい家庭用ゲームで遊んでいる気分が味わえる。
シューティングゲームだけに,素早い動きと射撃の正確さばかりを重視しがちだが,実は手りゅう弾がビッグショットでは一発逆転を可能にする大切な武器なので,こちらも練習しておこう。