【4Gamer.net】［PR］PC版パンヤファンも必見！　Wii版「スイングゴルフパンヤ」で体感ショット！

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Text by 川崎政一郎

　シックな大人向けという印象があるゴルフゲームを，思いっきりカジュアルで楽しげにアレンジした「パンヤ」は，老若男女誰でも楽しめる作品だ。PC版としてリリースされている「スカッとゴルフパンヤ」は，オンラインゲームのビッグタイトルの一つとして現在も君臨しており，4Gamerにも毎週のようにニュース記事が掲載されているので，ほとんどの読者がどこかしらで名前を目にしていることだろう。まさに，知らぬ者はいないゴルフゲームである。
　このパンヤの家庭用ゲーム機「Wii」版が，12月2日にテクモから，本体と同時発売されるという。本来は「オンラインゲーム＆PCゲーム情報サイト」である4Gamerだが，これはちょっと見過ごすわけにはいかない。そこでWii版「スイングゴルフパンヤ」がどういった内容なのか，そしてPC版とどこが違うのかなどを，本記事で紹介していこう。

　「スイングゴルフパンヤ」の最大の特徴は，当たり前だが「Wii版である」ということ。下の写真を見てほしい。「スイングゴルフパンヤ」ではこのように，モーションセンサーを内蔵した「Wiiリモコン」を，まるで実際のゴルフクラブのように振り回してショットを行うのだ。タイトル名にもあるように実際にスイングしてボールを飛ばす，直感的なプレイ方法というわけである。

Wiiリモコンを握り，「構える」→「テイクバック」→「スイング」→「フォロースルー」といった動作を実際に行う。Wiiならではの操作スタイルといえよう

　このショットを行うときは，Wiiリモコンを単純に振り回せばいいというわけではない。クラブを振りかぶる位置や，振り下ろす角度，ボールに当たる角度，そしてスピードといった，さまざまな情報をWiiリモコンのセンサーが瞬時に感知し，それによってボールの飛び方が微妙に変わってくるのだ。
　筆者はPC版のパンヤに関してはそれなりのプレイ経験があるが，「スイングゴルフパンヤ」は最初，まったく別のゲームで遊んでいるかのような印象を受けた。それでいてテレビ画面には，あの見慣れた光景が映っているのだ。体の動きにキャラクターがシンクロする感覚は新鮮なことこの上なく，言葉にするのはちょっと難しいほどである。ちなみに，PC版に準じたボタン入力形式の操作方法にも対応しており，どちらかを選べるのも嬉しい。

　PC版をとことんやり込んでいるパンヤプレイヤーにとっては，何より新要素が気になるところだろう。「コントローラでスイングできるだけなら，わざわざ買わなくてもいいかな……」なんて思ってはいけない。Wii版には，PC版にはない「スイングゴルフパンヤ」ならではの要素が，数多く用意されているのだ。
　まずはざっと紹介してこう。新要素には，各キャラクターの視点でトーナメント戦を繰り広げるストーリーモード「パンヤフェスタ」，ボールで風船を割っていくという対戦モード「バルーン・クラッシュ」，さらにはWiiリモコンを実際に回転させて，ガラガラくじを回しアイテムを獲得する「ぐるぐるドルフ」，そしてWii版ならではのオリジナルコスチュームなどが用意されている。このあたりは，PC版の経験者にとっても興味津々といったところだろう。


「パンヤ・フェスタ」では，各キャラクターのバックグラウンドストーリーが初公開。より各キャラに感情移入しやすくなっている	「ぐるぐるドルフ」のワンシーン。プレイヤーが，実際にWiiリモコンをぐるぐる回している姿をイメージしてもらいたい	「バルーン・クラッシュ」で対戦中。妨害用のアイテム（クレヨン）で画面に落書きをして，相手のショットを邪魔しているところ

　パンヤの魅力として真っ先に思い浮かぶのは，個性豊かなキャラクターだという人も多いはず。「スイングゴルフパンヤ」には，アリンやクーといった，PC版と同じキャラクター達が登場する。グラフィックスに関しては，オリジナルのキャラクターデザインをそのままに，Wiiならではの描画能力で大幅に向上している。違和感なく楽しめるので，お馴染みのキャラクターの仕草などをWiiで楽しもう。

「デッドオアアライブ」より，「かすみ」のコスチューム（アリン用）

　各キャラクターの着せ替え用コスチュームについては，PC版にある衣装に加えて，「スイングゴルフパンヤ」オリジナルのもの，さらにはテクモの有名ゲームに登場するキャラクターにちなんだものもある。これらは，PC版と同様にゲームプレイを通じて得た「PP」（パンポイント）をためて，ショップで購入することで手に入る。画像でイメージを確認してほしいが，PPとの交換のため，手に入れ甲斐があるというものだ。


「零～zero～」の「雛咲深紅」のコスチューム（エリカ用）や，「スーパーブラックジャック」の「Rio」のコスチューム（セシリア用）も登場するという

　収録コースは，「Blue Lagoon」や「Wind Hill」「Ice Cannon」など，これまたPC版でお馴染みの全11コース。あの空母の甲板や風車などを，実際にコントローラをスイングして回るのだから，「どのコースもすでに完璧」というベテランプレイヤーでも，また初心者に戻って楽しめることだろう。



PC版で見覚えがある，多彩なステージが用意されている。奇想天外な障害物も登場し，単なるゴルフゲームとは一味違っているのだ

　ストーリーモードを進めることで，隠し衣装をアンロックしていくなどの要素もあり，一人で遊ぶことも十分に考慮されたゲームデザインとなっている。見た目はPC版と瓜二つなものの，実際には「ゲームを進めていく」といった感覚が盛り込まれており，まさに家庭ゲーム機用にリファインされているのだ。PC版を遊びまくっている人も，新たな気持ちで楽しめること請け合いのWii版パンヤ。さらなる新情報を待ちつつ，PC版で腕を磨いておいてほしい。