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おなじみのオンライン海戦アクションが大幅リニューアル「NAVYFIELD NEO」

Text by 松本隆一 

熱い海戦を手軽に体験できるオンライン海戦ゲーム,NAVYFIELD NEO

 敵艦見ゆ! 総員砲撃準備! 距離3000! てーっ! 立ちのぼる水柱。爆煙に包まれて燃え上る敵艦。そして,やがて轟音とともに海底に……。海戦は男のロマンである。なにしろ,海が男のロマンであり,大砲も男のロマンなのだから,その二つが一緒になった海戦は,男のロマンの純粋結晶といっても過言ではないのだが,いや,男だけじゃなくて,女の人でも,もちろんオッケーですよ。歩兵や戦車なら,まあ,なんとか苦労すれば経験できそうな気もするが,膨大な予算のかかった艦隊を自由にできる機会はまずない。
 そんな,人類共通のロマンを手軽に遊べるのが,オンライン海戦ゲーム「NAVYFIELD」。プレイヤーは,艦隊の指揮官となり,船を購入し,武装を整え,乗組員を鍛え上げ,大海原でほかのプレイヤーと砲火を交えるのだ。
 ゲームの舞台は第二次世界大戦で,前の大戦の大艦巨砲主義が終わりを告げ,現代の,空母&艦載機&ミサイルによる3次元海戦に移行する狭間の時期。片やでっかい大砲を積んだ軍艦がいかめしく遊弋し,片や軽快な空母機動部隊が波頭を立てるという,なんというか,海戦マニアには夢のような時代と言っていいだろう。

 そんなNAVYFIELDだが,2002年にサービスが開始されて以来,早いもので約4年。今夜も数多くのプレイヤーが海域に集い,砲撃に,航空攻撃に,「うわあやられる,逃げろ!」に熱中しているとはいうものの,そろそろ次の世代が望まれてもおかしくない時期かもしれない。と思っていたところに登場したのが,今回紹介する「NAVYFIELD NEO」(以下,NEO)なのである,と,いつものように,いい流れじゃないか。
 このNEO,前作の「マニアックなこだわり」はそのままに,海戦ビギナーでも手軽に楽しめる要素が満載された,新システムのオンライン海戦ゲームなのである。というわけで,以下,ちょっとその概要を眺めてみるとしよう。

 



空母,戦艦,艦載機が入り乱れて戦う激しい海戦が,前作よりずっと簡単な操作で手軽に楽しめるようになった。とはいえ,本気でかかればその奥は深く,やりこみ度は非常に高い。戦闘だけでなく,軍艦のコレクションもまた大きな魅力。時間をかけ,クレジットを貯め,水兵を鍛えあげ,ようやく手に入れた大型戦艦,空母などはかけがえのないアイテムだ。むろん,実戦に供すれば,その無敵の戦闘力がプレイヤーの優越感をぐっと刺激するはず。長く続ければ続けるほど,楽しみも増えるのだ

海戦とは船の戦い ドックさばきが勝敗を決める

 さて,まずはとりあえず,海戦初心者のあなたに,このNEOがどんな流れで進んでいくのか説明しよう。
 ゲームにログインすると,そこはドックだ。ここでまず艦船を購入し,武装を整えることになる。大砲や対空砲には各種あり,自分がどんなスタイルで戦いたいのかを考えつつ,まあ,最初は資金(ゲーム上ではクレジットと呼ばれる)の許す限り,強力な武装を積んでみたい。また,耐久力を上げるためには装甲を厚くしなければならないが,あんまり船体を重くすると,旋回能力や速度が落ちたりするので,ここは考えどころ。おっと,射撃管制装置も必要だぞ。これがないと,そもそも出航することができないのだ……。うふふ。
 と,このあたりでもう,ファンならぐぐっと来てしまうはずだが,反対に,ビギナーにはもしかしたら最初のハードルになってしまうかもしれない。しかし,安心していただきたい。今回は,初めてNEOにログインした人でも順序よく操作方法を覚えられるよう,丁寧にも「初心者ミッション」が用意されており,これをこなすことで,最低限の海戦は簡単にできるようになるはずだ。それにね,正直言って,最初は何をどうしたっておんなじ。海へ出れば,そこにはビギナーが見たことも聞いたこともないような巨艦が浮かび,こちらが何をどう準備したところで結果は知れている。今に見てろよ!
 ちなみに,今回のNEOには「永久無料」の艦船が導入されている。一部の艦船を無料で使う事ができ,これは,課金期間が切れてしまった場合も引き続き使用できるもの。ちょっとだけ遊んでみたい,という人にも嬉しい話と言えるだろう。

艦船をいろいろカスタマイズできるのも本作のアピールポイント。武装を積み換え,装甲を変更し,自分の艦をどんどん強くしよう。一見するとちょっと面倒そうに見えるが,いくつかの基本事項をマスターすれば理屈はすぐに分かる。まあ,なんでも実戦で試してみるのが一番なんですけどね

 とまあ,装備に関しては軽い気持ちで進めればいい。装備の交換は簡単だ。おっと,弾丸を積み忘れないようにね。だが,ちょっとだけ考えておきたいのが水兵。水兵は経験を積むことによって,その技量がどんどん上がっていくが,育て方によって伸びる能力に差が生じる。そのため,水兵を雇うときには,彼らの能力値をよく見て,こいつは兵器係に育てよう,とか,こいつは艦長として経験を積ませよう,などと,ある程度先を見越して採用していかなければならない。これはまた,自分が将来戦艦を指揮したいのか,あるいは空母部隊を指揮したいのか,などとも関わってくる,割と重要な要素だ。今も昔も,人間が重要なんですよ,人間が。

 

いつでも変更できる装甲/武装に比べ,水兵の雇用や仕事の割り振りは,ちょっと先を考えて行いたい。各兵士の能力値を勘案し,将来,戦艦を指揮したいのか,空母を指揮したいのか,なども考えるのだ。でかい艦船になればなるほど,水兵の能力が問題になってくるのである

操作が容易になった海戦 とはいえ,奥は深い

 準備が出来たら,海へ! 戦場へ! 海域(バトルチャンネル)をサーチして,人が集まっているルームへ参戦だ。

 今回のNEOには,「トレーニング」「ミッション」「トレーディング」「フリーバトル」,そして「大艦隊戦」といったルームを作成でき,最大128人(64人対64人)の海戦を楽しむことができる。128人戦ともなると,これはもう,何がなんだか分からないようなすごい迫力で,一度は体験しておきたい。
 さて操作だが,前作は,四つのキーを使って,主砲の仰俯角,旋回などを行わなければならず,強くなるには猛練習が必要だった。しかも,敵艦がちょろちょろ動き回るうえに,こちらも艦を操作しなければならず,一度に二つ以上のことを考えられない筆者のような艦長には荷が重かったのである。あ,また違うところに着弾。きー!
 だが,今回は強い味方である「自動照準機能」が搭載され,操作は基本的にマウス一つで可能になった(船の速度はキー操作が必要)。マウスの左クリックで照準を合わせ,発射。命中。と大変気持ちが良い。これを可能にしているのが前述の射撃管制装置というわけだ。じゃあ,誰が操艦をやっても同じかい? と思うベテランもいることだろう。オレの指から血を流す特訓も無駄だったのか,とかね。よく分からないけど,そんな人も安心していただきたい。こっそり打ち明けると,射撃管制装置の命中率は,水兵にもよるものの,それほど高くはないのだ。四つのキーを引き続き使って砲撃したほうがよく当たる。
 というわけで,このオート砲撃はあくまでビギナーが簡単にゲームに慣れるために用意されたシステムと考えていい。やがては,ピアニストのような華麗な指さばきで,当たるを幸い,敵艦を次々撃沈,というのが理想。とはいえ,オート射撃もそう侮れるものではなく,このあたりのゲームバランスは絶妙と言えるだろう。

 艦船なので,急停車(艦?)や急発進もできず,描くカーブも大きい。さらに減速や加速にも時間がかかる,という具合に,慣れるまで時間がかかるかもしれないが,大海原を縦横無尽に駆け回れるようになれば,その操作感は非常に新鮮。ほかのゲームで経験するのは難しいだろう。また,単純な砲撃戦だけでなく,NEOにはさまざまなゲームモードがある。今回新規導入されたのは,「コンボイ作戦」。これは,マップ上にあるボックスと呼ばれる輸送船の積荷をクリアゾーンに運び,制限時間内にそれらのボックスを運んだ回数を競うモード。二つのチームで戦い,戦場は五つのマップからランダムに一つが選ばれる。海の戦いには,敵を殲滅することだけでなく,シーレーン確保も重要なのだ,ということをしっかり学ばせてくれるだろう。そうでもない?
 また,これまでの大艦隊戦では,ルームを作ったルームマスターが,チームの戦力バランスを取るためにちょっと苦労していた。「まだー?」って感じ。それに対し,今回のNEOには待望の「護衛艦」システムが実装された。これは,要するにNPCの護衛艦が登場するというものだが,このシステムにより,チームのバランス取りは非常に容易になった。
 これで,心置きなく海へ乗り出せるというものである。あ,またしてもオレの戦艦(実は駆逐艦)「東大和」轟沈だ。ちくしょう。

 

NEOに新実装されたビギナー向けの「初心者ミッション」をこなせば,ゲームの基本的なダンドリはすぐに理解できるはず。ゲームモードは各種あるが,なんといっても新たに導入された「コンボイ作戦」が面白い。海戦だけじゃないのである。ゲームバランスが取りやすくなる「護衛艦システム」も興味深い。このように,さまざまな新機軸が盛り込まれたNAVYFIELD NEO,マニアにもビギナーにもオススメだ

さらにビギナー向けの配慮が施されたNEO やるなら今だ

 海戦を続けていけば,水兵のレベルが上がり,またクレジットが貯まり,新たな艦船が欲しくなってくるだろう。一定のレベルに達すれば,イギリスやドイツといった特定の国のドックに入り,そこで船を購入することもできる。このNEOには,実に100種類以上の実在の艦艇がモデリングされているので,選択肢は恐るべきもの。大和やビスマルクなど,おなじみの巨大戦艦や,赤城やヨークタウンといった空母など,プレイヤーはよりどりみどりだ。ドックに入渠させてみると,戦艦の巨大さ,迫力に息を呑むはず。“超弩級”とはまさにこのことだ。また空母には艦載機が搭載でき,航空攻撃も楽しめる。「プリンス・オブ・ウェールズ」を購入し,航空攻撃を受けて撃沈され,チャーチルのように「あの艦が!」と叫んでみるのも,まあ,一部の人にしか分からないだろうが,オツなもの。

 さらには,実在の艦船をプレイヤーオリジナルにカスタマイズするという楽しみもあり,コレクター魂を強く揺さぶってくれる。充実したヘルプ機能や,より簡単になった操作など,今回のNAVYFIELD NEOには前作以上の魅力があると言っていいだろう。前作をプレイしたけど難しくてやめてしまった人,あるいは,ちょっと毛色の変わったネットゲームを遊んでみたい人,もしくはゲームはさっぱりだが,海の戦いには一家言ある,という人にはぜひ遊んでいただきたい。

 


※このページの写真は開発中のものです

 

タイトル NAVYFIELD NEO
開発元 SDEnterNET 発売元 VerX(GAMESPACE24)
発売日 2003/10/15 価格 1500円/月
 
動作環境 OS:Windows 98/ME/2000/XP,CPU:PentiumIII 1.0GHz以上(Pentium4/1.5GHz以上推奨),メインメモリ:512MB以上(1GB以上推奨),グラフィックスメモリ16MB以上

Copyright(C)SDEnterNET・VerX Inc.

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http://www.4gamer.net/specials/navyfield_neo_sp/navyfield_neo_sp.shtml