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 いよいよ正式サービスが開始される,MMORPG「デコオンライン」。正式サービス移行のタイミングでは,高レベルキャラクター向けの新モンスター,ギルドと攻城戦を含んだ「フロンティアシステム」,この先,「レテ平原」へとつながる「国境地帯」など,これまでβサービスに参加してきたプレイヤーにとっては,どれも待ち遠しい要素が導入される。
 当サイトではすでに3月31日掲載のインタビュー記事や,ニュース記事でお届けしている情報も含まれるが,まずはあらためてアップデート内容についてお伝えする。それに続いて,現在オープンβサービスに参加している人にとってプレイの焦点となる,アイテム強化と二次転職についても解説しよう。

レインで開拓団(予備フロンティア)を結成。Masterを含む4人のメンバーは今後,神獣の育成や採掘マップの獲得を目指すことに

 ギルドが“自分達の街を持てる”という触れ込みを形にしたフロンティアシステムは,やがて「レテ平原」に進出していく開拓団(=ギルド)同士が,資源採掘地となる街を奪い合う大規模PvPシステムとして展開する予定だ。開拓団の結成には,差し当たり4名のプレイヤーキャラクターが必要で,たいていの場合,その4人がギルドのプレイスタイル,方向などを決める中核メンバーとなるだろう。「Master」すなわちギルドマスターが「フロンティアNPC」に申し込めば,すぐにも「予備フロンティア」が結成可能だ。
 そして,予備フロンティアから「正式フロンティア」に昇格することで,開拓団は共有財産「フロンティアエルド」の保有と分配,開拓団のペットである「神獣」の保有が実現する。
 予備フロンティアを正式フロンティアに昇格させるには,メンバー10名以上を集め,10万エルド(ゲーム内通貨)を用意して,各国のフロンティアNPCに話しかければOKだ。ミレナなら「シュプリム=ハート」,レインなら「ナス=ルアード」を探そう。

 

 

「レテ平原」のイメージイラスト。この美しい平原を中心に,両国のプレイヤーキャラクターはどんな戦いを繰り広げることになるのか……

 フロンティアシステムの舞台となるのは「レテ平原」だが,4月14日の正式サービス移行時点ではまず,その周辺エリアである「国境地帯のレッス」(ミレナ側)「国境地帯のリオ」(レイン側)の2エリアが追加実装される。この国境エリア周辺には,対象レベル60〜80という強力なモンスターが出現する。来たるべきPvPに向けて,ベースレベルの強化を行いたいプレイヤーにとっては,格好の場所となるだろう。

 

 

これは第1段階の神獣を召還したところ。順調に育つと,どんな姿に変化していくのだろうか?

 正式フロンティアが備えるメリット要素の一つが「神獣」システムだ。これはいわば開拓団のペットで,PvP戦闘やダンジョン攻略戦闘にさまざまなボーナスを与えてくれる。
 第一弾として登場するのは獣型の「シーザー」,蟲型の「ヴァーミン」,精霊タイプの「ドラグーン」,機械型の「ティタムル」という4種類。育成するのが楽しみなだけでなく,物理/魔法攻撃力上昇オーラ,物理/魔法防御上昇オーラなど,神獣の種類ごとに異なる付与効果のオーラが設定されている。神獣は開拓団一つにつき1匹なので,どれを育てるか,事前にメンバーとよく話し合いたい。
 神獣とギルドメンバーはいわば一心同体で,例えば戦闘でメンバーの死亡が相次げば,神獣のHPも低下して死んでしまう。大切に育てれば,レベルの上昇に伴って能力,外見とも変化を遂げるので,メンバーのかけた手間隙,いわば愛情が神獣の成長具合に影響すると思ってほしい。

 

 

頭装備「うさみみ」&女性専用「メイド服」の最強コンビネーション。上下セットアイテムなので,着用時には上着だけでなく足元の装備も外す必要がある

 βサービス段階で,購入できたりドロップアイテムとして入手できたりした装備品は,ごくごく普通に装備可能なレベル別のアイテムであったが,正式サービス以降は,個性的な有料アイテムが多数追加される。
 魚の形をしたユニークな剣「食べれません」,ちょっとセクシーなアバターフェイスの「ロマンス」,天使のような格好になれる装備品「ブリリアントウィング」などがあるほか,女性キャラクターなら「メイド服」の着用も可能になる。アイテム強化に掛ける保険や花火など,消費アイテムを加えると,有料アイテムは170種類以上にもなる。実用性はともかくとして,街中で自分のキャラクターを着飾らせたいというプレイヤーには,人気が出ること間違いなしだろう。

 

涙を流す生魚はこれでも剣。アイテム説明は「ダメ,ゼッタイ!」と書かれているので,食べると相当危険なことになるようだ。まあ,剣ですから ブリリアントウィングはサブ装備扱いのアイテム。大空を舞う伝説の白き鷹「ブリリアント」をかたどった,美しい羽は他の装備ともよく似合いそうだ きちんと武器扱いになっている「ピコピコハンマー」の一撃! 街中でボケとツッコミを華麗に見せたければ,必須アイテムになるかも

 

 

20万エルドはちょっとお高いが,支払わなければサブスキルは習得できない

 さて,新規導入要素を一通り見てみた後で,最近のデコオンラインのプレイについても触れておこう。オープンβサービスでは「サブスキル」がレベル24で習得可能となった。サブスキルの中身は「生産系」「政治系」「経済系」「その他」の4種類に分かれているが,現在実装されているのは生産系のみとなっている。
 生産で選べるのは,防具を作る「アーマークラフト」か,武器を生み出す「ウエポンクラフト」のどちらか。慣れないうちは練習がてら自分のためのアイテムを作ることになるので,消耗が激しいほうを選べばよい。ここでは一例として,レインでのアーマークラフトを取り上げる。

 

アイテム加工はエルダーストーンを結合させるだけ。強化と違い,失敗することはないので安心

 生産スキルにお金がかかるのはどのMMORPGでも同じだが,デコオンラインでは習得にも結構な投資が必要になる。アーマークラフトのサブスキルを習得するためには,NPC「ルイ=グレース」にまずは認めてもらわねばならないのだが,そのための費用は20万エルドとなかなかの額。
 さらに素材「レイナスガーブ」や「エルダストーン」「脚の関節」などが必要だ。前回,モンスターから入手したアイテムは素材となるため売り払わないほうがよい,と解説したのを覚えているだろうか? 実は,ここで意味を持つのだ。すべて売り払ってしまうと,もう一度モンスターを狩らねばならないので,ちょっと面倒なことになってしまう。

 

こちらが強化したい防具と素材をセットしたところ。確認ボタンを押せばミニゲームが始まる

 さて,デコオンラインでのアイテム強化はちょっと特殊だ。例えばアーマークラフトの場合,2種類の方法がある。一つはエルダーストーンと防具を結合させる加工システムで,これはエルダーストーンのレベルと色で付与効果がかなり違ってくる。例えばレベル1の銀のエルダーストーンと防具を組み合わせて成功すれば,出来上がりには「敏捷+3」というボーナスが付く。魔法攻撃へのボーナス,物理防御のボーナスなど石ごとに効果は違うので,自分が一番強化したい能力や,売れ筋を見極めて作ろう。
 もう一つが素材アイテムと防具を組み合わせる強化システムで,こちらは成功すれば,「<具体的なアイテム名>+1」などと数字が付加され,単純に防御率が上がる。+1に成功した防具に,さら強化を重ねれば,+2,+3と数値が増えていき,それに比例して防御率も上がる仕組みだ。
 この強化システムの成功率は単なる設定数値ではなく,ミニゲームの成否で決まる。画面下段に出た色の違う三角形の組み合わせを見て,上段にバラバラに表示される三角形を時間内にすべて正しく選べばクリア,すなわち強化成功となる。

 

時間切れで失敗! 防具も素材も全て消滅してしまうので新たに用意しなければいけない 再挑戦でやっと成功。適正レベルの強化を行えばサブスキル経験値が入手可能だ

 

 

ルーム作成と待機画面。オプションで参加人数や制限時間などを,ルームマスターが決める

 フロンティアシステムによる大規模PvPがどのような戦闘方法になるのかは不明だが,オープンβサービス以降,もっと小規模なPvPシステム「対戦場」も用意されている。
 ルームを作成し,狭いエリア内で戦うこのPvPシステムは,フィールド上では本来出会うことのないミレナとレインのプレイヤーが戦うものと,自国民同士で戦う「フリーバトル」の2種類がある。フリーバトルは,誰か一人が生き残るまで戦い続ける「サバイバル」や連携プレイが必要になる「高地占領戦」,1対1の「デスマッチ」の三つから選んで,ルームを作成する。
 対戦マップにはしばしば遮蔽物があり,移動範囲に制限が課されることもある。また,ルーム内はそれほど広くないので,ヒット&アウェイを徹底しなければ,クラスによっては追い詰められて戦闘不能になってしまう。相手と自分の力量を見ながら戦う訓練は,ここで積んでおこう。とくにマジシャン系,アーチャー系にとっては,遠距離攻撃の間合い,対人戦でのスタン系スキルの成功率がどの程度なのかなどを確認するために大切だ。

 

マジシャンは近接攻撃にひどく弱い。先にスタン系魔法で足止めしてから,間合いをとって攻撃すべし 健闘の末,惜しくも敗れたところ。とはいえフリーバトルにデスペナルティはないので,安心といえば安心

 

 

街中には二次転職のための担当NPCが必ずいる。クラスごとの特徴を聞いて,自分にあったものを選ぼう

 キャラクターのレベルが30になれば,二次職への道が開ける。一次職では剣か弓か,近接か遠距離攻撃かという基本的な違いだけだったが,二次職からは,さらに細かくタイプが分かれる。同じ剣を扱うにしても,与ダメージは低いが防御に優れる“硬い”タイプなのか,攻撃速度は遅いが一撃が強力なタイプ,俊敏さを生かして急所を狙うタイプ……などと完全に役割が分かれる。マジシャンの二次職の場合は,とくに支援に特化した「プリースト」が登場するため,パーティを組んだときの動きは,これまで以上に複雑化する。
 転職可能なのは確かにレベル30だが,転職のためのクエストは,なかなか難度が高い。指定されたアイテムを集めたり,それを届けたりと,形は従来のクエストと大差ないが,駆け抜けるフィールドは広がり,戦うべきモンスターはレベル30になりたてではちょっと倒せない強さだったりする。狩場でよく見かけるプレイヤーなどに声をかけて,パーティで挑戦するのがベストだ。レベル帯が近ければ同時に転職できるかもしれない。

 

スレイヤー転職クエストのアイテム集めに「迷いの森」へ。レベル30では少々キツい地域だ マジシャンの二次職の一つ「プリースト」。ここまで来るには相当の時間と努力が必要だ

 

 

 2006年1月のオープンβサービス開始からはや3か月。デコオンラインは正式サービスで大きな変貌を遂げる。従来もコンボシステムによるテンポよい戦闘,単調にならないレベル上げ,レベルに合わせて遂行できる多彩なクエストなど,工夫を凝らしたシステムであったが,今回のアップデートで開拓団=ギルドシステムとフロンティアシステムが実装されれば,仲間とさらに深く協力し合うことが可能になる。
 もちろん大規模PvPに興味がないなら,開拓団の仲間同士で,広大なフィールドを舞台に狩を楽しめばよい。ミニゲーム感覚のアイテム強化に加えて,政治,経済サブスキルが実装されれば,デコオンラインの世界はさらに魅力を増していくに違いない。まずはミレナとレイン,どちらかの住人になってデコオンラインの楽しさを味わってみてほしい。

 

タイトル デコオンライン
開発元 Rocksoft 発売元 ロックワークス
発売日 2006/04/14 価格 基本プレイ無料/アイテム課金
 
動作環境 対応OS:Windows 2000/XP(+DirectX 9.0c以上),CPU:Pentium III/733MHz以上[Pentium 4/1.8GHz以上推奨],メインメモリ:256MB以上[512MB以上推奨],グラフィックスメモリ:32MB以上[64MB以上推奨],HDD空き容量:1GB以上(Cドライブ)

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http://www.4gamer.net/specials/deco/002/deco_002.shtml