20万エルドはちょっとお高いが,支払わなければサブスキルは習得できない
さて,新規導入要素を一通り見てみた後で,最近のデコオンラインのプレイについても触れておこう。オープンβサービスでは「サブスキル」がレベル24で習得可能となった。サブスキルの中身は「生産系」「政治系」「経済系」「その他」の4種類に分かれているが,現在実装されているのは生産系のみとなっている。
生産で選べるのは,防具を作る「アーマークラフト」か,武器を生み出す「ウエポンクラフト」のどちらか。慣れないうちは練習がてら自分のためのアイテムを作ることになるので,消耗が激しいほうを選べばよい。ここでは一例として,レインでのアーマークラフトを取り上げる。
アイテム加工はエルダーストーンを結合させるだけ。強化と違い,失敗することはないので安心
生産スキルにお金がかかるのはどのMMORPGでも同じだが,デコオンラインでは習得にも結構な投資が必要になる。アーマークラフトのサブスキルを習得するためには,NPC「ルイ=グレース」にまずは認めてもらわねばならないのだが,そのための費用は20万エルドとなかなかの額。
さらに素材「レイナスガーブ」や「エルダストーン」「脚の関節」などが必要だ。前回,モンスターから入手したアイテムは素材となるため売り払わないほうがよい,と解説したのを覚えているだろうか? 実は,ここで意味を持つのだ。すべて売り払ってしまうと,もう一度モンスターを狩らねばならないので,ちょっと面倒なことになってしまう。
こちらが強化したい防具と素材をセットしたところ。確認ボタンを押せばミニゲームが始まる
さて,デコオンラインでのアイテム強化はちょっと特殊だ。例えばアーマークラフトの場合,2種類の方法がある。一つはエルダーストーンと防具を結合させる加工システムで,これはエルダーストーンのレベルと色で付与効果がかなり違ってくる。例えばレベル1の銀のエルダーストーンと防具を組み合わせて成功すれば,出来上がりには「敏捷+3」というボーナスが付く。魔法攻撃へのボーナス,物理防御のボーナスなど石ごとに効果は違うので,自分が一番強化したい能力や,売れ筋を見極めて作ろう。
もう一つが素材アイテムと防具を組み合わせる強化システムで,こちらは成功すれば,「<具体的なアイテム名>+1」などと数字が付加され,単純に防御率が上がる。+1に成功した防具に,さら強化を重ねれば,+2,+3と数値が増えていき,それに比例して防御率も上がる仕組みだ。
この強化システムの成功率は単なる設定数値ではなく,ミニゲームの成否で決まる。画面下段に出た色の違う三角形の組み合わせを見て,上段にバラバラに表示される三角形を時間内にすべて正しく選べばクリア,すなわち強化成功となる。
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時間切れで失敗! 防具も素材も全て消滅してしまうので新たに用意しなければいけない |
再挑戦でやっと成功。適正レベルの強化を行えばサブスキル経験値が入手可能だ |