スクウェア・エニックスとハンゲームの強力タッグによるMMORPG「コンチェルトゲート」（基本プレイ無料/アイテム課金）。7月18日に正式サービスが開始された本作は，ほのぼのとしたグラフィックスで人気を集めた「クロスゲート」の続編にあたる作品で，魅力的なキャラクターとウィットに富んだストーリー，やり込み心をくすぐるゲーム性などで好評を博している。
　内容は，勇者候補として異世界から召喚されたものの，実は“勇者じゃなかった”プレイヤーが織り成す冒険物語。剣と魔法が存在する世界観や，3Dのグラフィックス，エンカウント制の直感的なバトルシステムなど，多くのゲームファンに馴染み深い要素が満載だ。それでは本作の魅力を紹介していこう。

　本作には，前作クロスゲートと同じくエンカウント制が採用されている。具体的には，フィールドやダンジョンを移動しているときに，ランダムで戦闘が発生するランダムエンカウントと，特定の場所に固定されている敵に触れることで戦闘が始まるシンボルエンカウントの2種類。
　バトルには，使いたいスキル（技/魔法など）とターゲットを選ぶだけで進行する，セミリアルタイム制が採られている。コマンドを選ばずにガードしたり，ピンチのときにシステムメニューから「ログインゲートへ」を選ぶことでバトルを中断し，一瞬にして街中に戻ったりすることも可能だ。

　コンチェルトゲートには，15種類の職業が存在する。戦闘時に威力を発揮する兵士/魔術師などの戦闘系ジョブや，装備品や回復薬などを作り出す採掘師/薬剤師といった生産系ジョブ，そしてモンスターを仲間にしやすい封印術士などの特殊系ジョブがあり，それぞれに使えるスキルが異なっている。
　担当者に聞いたところ，現在の人気ジョブはクレリック/猟師/魔術師/兵士あたりとのこと。自分のスタイルにあった職業を見つけよう。もちろん，転職もできるので安心してほしい。

　戦闘系のジョブに就き，仲間達と一緒にレベル上げをしたり，クエストクリアを目指したりするのも楽しいが，ぜひ生産系のジョブも体験してほしい。生産スキルを使うと，料理や薬，武器/防具の材料を採取/販売できるほか，入手した素材から高ランクの武器/防具を生産することが可能。バトルとはまた違った楽しさを味わえることだろう。
　なお，正式サービス開始に合わせ，新たにグレード4ランクのスキル（トマホーク，鉄仮面，オムレツ調理，鋼採掘，卵狩猟など25種類）が導入されている。

　また本作には，「テラジェネレーションシステム」が採用されている。これは，採取系スキル/開拓スキルを使うと，その影響がゲーム内に現れるというもの。
　例えば，緑色だった土地が土色に変化して素材の採取量が減ったり，緑色になった土地に植物が生えたり，はたまた隣の大陸に橋がかかったりするのだ。

　土地を豊かにするには，「開拓」という生産スキルの一種を使い，採取した素材や加工したアイテムなどを埋めていく。最近は，各地の土地が痩せて荒れてきているので，皆で力を合わせて緑を取り戻そう。開拓スキルを持っていない人は，開拓を行っている人にアイテムを渡して使ってもらうという手もある。王国でも，エコロジーを心がけてみてはいかが？

　コンチェルトゲートでは，正式サービス開始に合わせてさまざまな課金アイテム（有料アイテム）の販売がスタートしている。今回発売された課金アイテムは，以下のとおり。

• 拡張系アイテム「バリューコース」（4種類）
• 消費系アイテム（1種類）
• ガチャアイテム「ふしぎな宝箱」（3種類）

　拡張系アイテムは，キャラクタースロットの数やアイテムの所持数，銀行に預けられるアイテムやペットの数を拡張できるというもの。二つ以上のキャラクターを育てたい人や，より多くのアイテムを持ち歩いたり，預けたりしたい人は要注目だ。
　消費系アイテム「龍の砂」を使うと，獲得経験値と獲得スキル経験値がそれぞれ2倍となる効果を，1時間分チャージできる。
　そしてふしぎな宝箱は，1〜数個のゲーム内アイテムがランダムで手に入る，いわゆる“ガチャガチャ”のようなもの。ふしぎな宝箱でしか手に入らない，特殊なデザインのアイテムが用意されているのだ。

　これらの課金アイテムを活用し，ファーレン王国での冒険をより楽しいものにしてはいかがだろうか。