― プレビュー ―
この春話題の国産MMORPG,第2次クローズドβテストを体験
テイルズ オブ エターニア オンライン
Text by midi
2006年2月15日

※以下の記事は,2006年2月5日時点(第2次クローズドβテスト最終日)でのゲーム内容をもとに制作されています。予めご了承ください。

 

 ナムコが,MMORPG「テイルズ オブ エターニア オンライン」の第2次クローズドβテストを,1月16日から2月5日まで実施していたのは,すでにお伝えしたとおり。今回は,そのテストを実際にプレイしたうえでのプレビューをお届けしよう。どのような作品なのかをまだ知らないという読者は,全体の雰囲気を掴む意味でも2005年に行われた第1次クローズドβテストのプレビューを,まずは読んでいただきたい。

 

 さて,今回の第2次クローズドβテストだが,第1次のときには実装されていなかった要素が追加されただけでなく,既存の要素にも細かなチューンが施され,ゲームとしての全体の完成度はググッと底上げされている。同社にとって,PC用MMORPGタイトルは今作が初の試みだが,筆者が同社のテイルズ オブシリーズのファン(スーパーファミコン版の「テイルズ オブ ファンタジア」以来,歴代作品をプレイしてきている)であるという事実を差し引いても,高く評価したい作品だ。そのポイントを説明していこう。

 

 

■アクション性溢れる戦闘こそ本作の最大の魅力

 

βテスト最終日には,ワールドにある三つの街でイベントが開催。多くのプレイヤーがにぎやかに街を東奔西走していた

 本作のポイントとして思い浮かぶのは,戦闘だ。本作での戦闘は,過去のテイルズ オブシリーズで採用されていた「リニア モーション バトル」をベースにした「O-LMB」(オンライン リニアモーション バトル システム)が採用されている。
 フィールドを移動している「シンボルモンスター」(敵モンスターのアイコン)をダブルクリック(または敵キャラがプレイヤーキャラクターを急襲)すると,戦闘画面へと移行。そこで自分のキャラを操作しての,アクション性が高い戦闘を繰り広げることとなる。操作は,カーソルキーでキャラを移動させて,ファンクションキーで攻撃スキルを繰り出すというシンプルなものなので,初心者でもとまどうことなく楽しめる。
 また,戦闘にはプレイヤーが操作する「手動」と,AIが自動的に戦闘してくれる「オート」の2種類が用意されている。オートはさらに,AIがそのキャラにあった動きをしてくれるタイプと,プレイヤーが細かく設定したとおりに動くタイプの二つが用意されてあり,任意で選択可能となっている。ただ,実際に試してみた感じだと,AIはスキルポイントに余裕がある状態でもスキルの使用を控える傾向にあるようで,手動で戦闘したほうが効率はよさそうだ。

 

 戦闘シーンで追加されたものとしては,「隊列」の概念と「ボイス」がある。隊列は,パーティメンバーの並び順を設定するもので,パーティプレイ時には必ず設定しておくべきもの。設定し忘れてしまうと,HPの低い魔晶霊術士が最前列のまま戦闘に突入し,モンスターにボッコボコにされて即昇天,などということにもなりかねない。パーティ結成時に,経験値の分配方法などと一緒に設定しておくといいだろう。
 ボイスは,シリーズのファンにとっては待望のファクターといってもいいだろう。第1次クローズドβテスト時には実装されていなかったため,心配していたファンもいたかもしれないが,これで安心(?)して戦闘できるのではないだろうか。「虎牙破斬!」「三散華!」「グレイブ!」と,おなじみのスキル名を(声優が)叫んでくれるだけで,それがテイルズ オブシリーズの戦闘であることを意識させてくれる。もともとキャラクター性の高いシリーズであるだけに,こういった仕掛けはやはり重要だ。

 

 職業ごとの戦闘スタイルを書いておくと,前衛系(戦士,剣士,格闘家)は基本的な動きはオートのAIに任せっぱなしのスタイルでも十分戦える。それに対して後衛系(聖晶霊術士,魔晶霊術士)は手動でキャラの動きを制御しながら,魔法スキルを次から次へと繰り出す,といった戦い方が基本になるようだ。
 戦闘自体に関しては,テイルズ オブシリーズの戦闘をオンライン対応に,うまく生まれ変わらせている。が,その戦闘が絡むさまざまなところで調整不足が露呈していたのは,少々残念であった。例えば,前衛職三つの中で戦士や剣士に比べて格闘家がとくに弱い(攻撃力は大差ないが,防御力が低い)点や,後列系はパーティを組まないとレベル上げが相当つらい点などだ。
 このあたりはまだまだ調整中なのかもしれないが,それでも,各職業の個性をもっと前面に出し,なおかつ経験値稼ぎなどで不公平感が生じないよう,綿密なバランス調整が必要ではないかと思う。というのも,エリアによる差はあるだろうが,パーティで回復を担当する聖晶霊術士の姿が,ほかの職業のキャラに比べて少なく感じられたのだ。現に筆者の知人などは,最初のうちは聖晶霊術士を育てていたのだが,ソロプレイでの戦闘があまりにもキツく,聖晶霊術士の育成をあきらめて前衛系のキャラに変えてしまっていた。本来プレイしたいはずの職業が「レベル上げがつらいから」という理由で楽しめないのは,とても残念なことだ。MMORPGでは,キャラの育成が面白さの要素の一つとして深く関わってくるため,次に控えるオープンβテスト,そして正式サービスでこのあたりが解決されることを,切に願っている。

 

フィールド上の敵モンスターをダブルクリックすると,戦闘が始まる。赤い輪に囲まれたプレイヤーは戦闘中だ 戦闘シーンは,このようにアクション要素が強い。コンボを次々と叩き込めると,かなりの爽快感を味わえる スキルを使用するとキャラクターが叫ぶ。この演出はテイルズ オブシリーズのファンなら嬉しいはず

 

最大4人のパーティを組むことも可能。前衛二人と聖晶霊術師と魔晶霊術師が一人ずつという組み合わせがベストか パーティメンバーと協力して,どれだけコンボをつなげられるかを試してみるのも面白いだろう 敵の中には,プレイヤーを発見すると同時に戦闘を仕掛けるべく接近してくるアクティブタイプのものもいる

 

 

■クエストの配置には若干の難あり。改善に期待

 

 戦闘以外のシステムでいうと,通常の文字によるチャットだけでなく,フェイスチャット(キャラクターの顔が表示されるチャット)が採用されているのも,本作の特徴。フェイスチャットで表示されるキャラのイラストは,第1次クローズドβテストから一新され,よりテイルズ オブシリーズらしくなっている。細かいところをブラッシュアップすることにより,作品全体の完成度を上げていこうとする開発側のスタンスが垣間見える変更ポイントだ。
 ちなみにこのフェイスチャットは,他プレイヤーが操るキャラクターはもちろんのこと,クエストと関連するNPCなどとの会話でも使われる。あくまでも雰囲気だが,MMORPGのクエストでありがちな「頼まれたから,ただ行ってくる」といった感じを薄くする効果が出ていたようだ。

 

 それではここからは,クエストについての話をしていこう。テイルズ オブシリーズの物語性の高さをそのまま移植したようなクエスト群も,今回多くのものが追加された。最近のMMORPGでは,クエストを連続でこなしていくことで物語が進行していく,いわゆる“クエスト主導タイプ”のものが多いが,本作でもそれと同様のものが用意されている。
 本作ではそれらのクエストを「キークエスト」と呼んでいて,クリアしていくことでゲームの根底に設定されている,テイルズ オブ エターニアの外伝的な物語が進んでゆく。キークエストの内容は,ゲームスタート時に任意に設定できる開始場所(ミンツ,モルル,バロールの3か所)によって序盤の進行に多少の違いはあるものの,最後は一つにまとまっているようだ。このキークエストが存在することで,プレイヤーはただ漠然とレベル上げに臨むのではなく,「物語を進める」という目的を持ったプレイが可能となる。さらに,クエストをこなしていくと同時に行動範囲が広がる仕掛けのため,多くのユーザーがプレイしていたようだ。
 しかし,このキークエストが実はちょっとした曲者で,プレイヤーをテイルズ オブ エターニアの世界へといざなう目的があるはずなのに,逆に多くのプレイヤー達の壁となっていたのである。というのも,物語(クエスト)は連続しているのだが,それに挑めるレベルが連続していないのである。具体的に言うと,クエストごとに要求されるレベルが突如として跳ね上がったりするため,気を良くしてキークエストに挑戦し続けていると,流れの中で登場するボスに瞬殺されてしまったり(実は筆者も瞬殺された一人),あるいはキークエスト自体が突然進行しなくなるといった現象が多々発生するのだ。
 これは,キークエストの推奨レベルなどがアナウンスされていないのと,ある程度高いレベルが要求されるクエストでも街の近くに何気なく配置されているなどといったことが原因だと思われる。「そういった危険はプレイヤー同士で情報交換をして回避せよ」と言われればそれまでだが,情報を持たないプレイヤーが損をするシステムは,デスペナルティによるゲーム進行度後退なども手伝って,プレイヤーのやる気を確実に萎えさせる。そのため,何かしらの回避策は用意しておいたほうが良かったのではないかと思った。
 それに近いことは,おつかい系の小さなクエスト(NPCとパーティが組めるPENクエストなど)でも発生していた。最も難易度の低いクエストがLv.1で挑戦できるのに,その次のものはLv.15にならなければプレイできないといったような,大きすぎるレベル格差が存在していたのだ。これらのクエストは,挑戦できるレベルが15レベルごとに設定されているのだが,本作でレベルを15上げるというのは決して楽な作業ではない。そのため,一度クエストをクリアすると,その後しばらくはクエストに挑戦できない時間が生まれてしまったりするのである。

 

 なお,クエストは挑戦できるレベルさえ満たしていれば,同じものを何度もプレイできる仕様となっている。だが,誰もが何度も同じクエスト,しかも単なるおつかい的なものをこなすとは思えない。クエストが,プレイを持続させるためのモチベーション維持機能を持っているものであるならば,MMORPG初心者のためにも,挑戦できるレベルをもう少しバラけさせるなりの調整が必要ではないかと感じた。

 

フェイスチャットの画像は,チャットウインドウの上部に表示される。表情の変更が可能なのがおもしろい クエストの起点となるキャラには,このようにクエスト挑戦可能レベル(画像では,PenLv30)が表示されている 「PENクエスト」では,クエストキャラクターと冒険を共にする場合もある。もちろん,戦闘にも参加してくれる

 

クエストキャラクターにもフェイスチャット用画像が用意されている。このあたりの細かさはさすが キークエストにて,物語の鍵を握るロレッタ&レニィ姉弟と戦闘。低レベルで挑むと瞬殺されること間違いなし キークエストを連続してこなしていくことで,ゲームの根底に流れる物語が少しずつ露わになってゆく

 

 

■二つの新要素は,顔見せ程度という印象

 

合成屋では「ねこにん」(本作のヘルプキャラクター)が懇切丁寧に合成についてレクチャーをしてくれる

 続いて,第2次クローズドβテストから導入された「晶霊合成」と「鍛冶屋」という二つの新要素について語っていこう。
 まず晶霊合成だが,これはテイルズ オブ シリーズでおなじみの,ルーンボトルを使った合成のこと。武器/防具とルーンボトル,そして属性のついたアイテムを組み合わせることによって,強力な武器を合成できるというシステムだ。……とはいっても,今回のテストではルーンボトルと属性関連アイテムをドロップするモンスターの種類があまりおらず,つまりドロップされる数も多くはなく,その結果,晶霊合成に関してはほとんど機能していなかったように思えた。
 実際,晶霊合成ができる「合成屋」を訪れる人の数も少なく,閑散としていた。今後正式サービスが始まり,モンスターやドロップアイテムの調整や追加などが行われ,それによって市場などが発展すれば,重要度は高まるかもしれない。
 一方,「鍛冶屋」はというと……。本作では,武器はモンスターの特殊な攻撃によって破損することがあり,それを修復するためのお店が鍛冶屋という位置づけなのだが,こちらもそれほど人が集まっている様子はなかった。
 理由は簡単だ。実際にプレイして分かったのだが,序盤から中盤では,ほとんど武器が壊れることはないし,また,よほど無駄遣いをしない限りは,武器が壊れたりする前に新しい武器を買えるからだ。レベルが高くなり,高価で高性能な武器を長く使うようになり,同時に武器を壊すような攻撃をしてくるモンスターが多くなれば,鍛冶屋の利用者も増えるだろうが,少なくとも第2次クローズドβテストでは,新要素をアナウンスするためだけの存在といった印象だった。

 

こちらは鍛冶屋。武器の買い替えが頻繁にある序盤のうちはあまりお世話になることはないだろう。上級者向けの店かも 筆者が最も多く利用した施設は「教会」。何度もモンスターに倒され,おんぶで連れてきてもらった

 

 

■基本的な出来は上々。今後のバランス調整に期待

 

 今回は2回目のプレビューということで,第1次クローズドβテストとの違いを中心に述べてきた。この記事を書くために何度も本作で遊んでみたのだが,冒頭でも述べたとおり,ゲームシステムの出来自体は,高い評価を与えるに値するものとなっている。何より,原作の持つ独特の雰囲気を上手くMMOPRGに盛り込むことで,MMORPGファンのみならず,コンシューマゲームファンもオンラインゲームの世界に呼び込もうとしたその意気や善し,である。O-LMBやエンカウント制のバトルなど,コンシューマを意識したシステム,ねこにんによる簡明かつグラフィカルなヘルプ,分かりやすくアイコンでまとめられたメニュー周りなど,システム全般が初心者向けに練り上げられて好印象だ。

 

 だが,その一方で気になる点もある。前項で挙げた点とまさに絡むことなのだが,初心者向けなシステムを採用しているにも関わらず,全体的に見てみると決して初心者向けになっていないということだ。
 戦闘の部分で書いたことと重複するが,レベル上げのキツさはどう考えても初心者,いやすべてのプレイヤーに対して厳しい。とくに,序盤のレベル上げの厳しさは相当なもの。パーティを組みさえすれば,多少強めの敵でも倒せるため,経験値稼ぎも楽になるが,ソロで狩りをする場合は相当な覚悟と時間が必要となる(格下の敵を延々倒し,ちょこちょこ経験値を稼ぐしかない)。このあたりは,本作がターゲットにしているであろうMMORPG初心者にとって,少々厳しいポイントだろう。
 また,ゲーム開始直後のプレイヤーにとって,NPCとパーティを組める「PENクエスト」(Parallel Episode with NPC)はゲームの雰囲気やパーティプレイの楽しさを知るいい機会のはず。だからこそ,低レベルでも挑戦できるPENクエストが,もっと豊富に用意されていれば……と思う。

 

 キャラメイクの弱さも改善してもらいたいポイントだ。最近のMMORPGでは,プレイヤーが操るキャラクターを,どれだけ広いパターンの中から作れるかも,重要なウリの一つとなっている。髪型や目,顔の形がカスタマイズできるのは当たり前で,中にはホクロの位置まで指定できるものもあるほどだ。
 だが,本作でのキャラメイクでは正直そこまでの自由度が用意されていない。キャラクターデザインを担当した,いのまたむつみ氏が描くイラストには独特の雰囲気がある。そのイメージを壊さないままキャラメイクのシステムに落とし込むのは,相当に困難なことであろう。だが,キャラメイクでのパーツの少なさは,よく似たキャラクターを量産させることになってしまう。実際,街を5分ほど歩いていれば,ほぼ確実に自分と同じ顔/髪の色のキャラを発見できる。これでは,自分が作成したキャラクターに対し,思い入れを抱きにくいと感じる人もいるのではないだろうか。
 MMORPGは,用意されたキャラクターを操作してストーリーを追うだけではなく,自分の分身を作って,ゲーム世界の住人の一人になりきれるのが魅力であるだけに,ここは改善を期待したい。

 

 

 聞くところによると,運営するナムコとしては,本作をテイルズ オブ シリーズのファンにとっての「My First MMORPG」にしたいとの考えがあるらしい。遊んでみると,その狙いどおりに作られた作品だというのは十分に理解できるし,本作が持つポテンシャル,可能性から考えれば,それを現実のものとし,多くのユーザーを獲得することもまた可能ではないかという期待もできる。
 が,現在の仕様では,どれだけテイルズ オブ シリーズのファンが興味を持って始めてみても,MMORPG本来の楽しさ/素晴らしさを体感する前に,レベルアップの難しさ,クエスト供給バランスの悪さから来る序盤の内容の薄さにより,「こんなのはテイルズじゃない」とドロップアウトしてしまう可能性のほうが高いのではと危惧してしまう。
 MMORPGにおけるゲームバランスの調整が,シングルRPGに比べて格段に難しいことは重々理解している。が,それでも「テイルズ オブ」という名を冠するからには,コンシューマのテイルズ オブシリーズ並のハードルの低さを見せてほしい。

 

 などと,後半はかなり厳しいことを書いてしまったが,これはあくまで第2次クローズドβテストで感じたこと。実は筆者個人としては,正式サービス後に関しては「もっと良くなるはずだ」と,かなり楽観的な考えを持っていて,あまり心配はしていない。
 理由は簡単,「運営元がナムコだから」である。ここで書かれたことと同様の意見は,すでに多くのテスターからナムコへと寄せられていることであろう。これまでコンシューマ機をはじめ,あらゆるゲームの分野で業界の先陣を切って走ってきたナムコならば,そのプライドと技術力を全開にして,さらに完成度の高い作品へと仕上げてくるはず。事実,今回遊んだ第2次クローズドβテストは,第1次より格段に進歩していた。今回のテストで問題になったいくつかのことは,正式サービスではしっかり調整してくれるだろう。
 今回のテストで寄せられた声をもとにして,どれほどのバージョンアップ,バランス調整が施されているのか――。それを楽しみにしながら,まずは正式サービスに先駆けて2月16日(木)から始まるオープンβテストを待ちたいと思う。

 

 

タイトル テイルズ オブ エターニア オンライン
開発元 バンダイナムコゲームス/ドワンゴ 発売元 バンダイナムコゲームス
発売日 2006/03/03 価格 30日間および月額プレイ料金:1500円(税込)
 
動作環境 OS:Windows 98SE/Me/2000/XP(+DirectX 9.0b以上),CPU:Pentium III/650MHz以上,メインメモリ:128MB以上,HDD空き容量:1.8GB以上,グラフィックスメモリ:32MB以上,サウンドカード:DirectX 9.0b以上に対応したもの,ネットワーク:64kbps以上,Windows Media Player:9シリーズ以降

(C)いのまたむつみ (C)2000-2005 NBGI Powered by DWANGO

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http://www.4gamer.net/review/toeo_pre2/toeo_pre2.shtml