![]() |
ネクソンジャパン期待の新作「ルニア戦記」は,アクション性の高いオンラインRPGだ。背景は2D,キャラクターは3Dで描かれ,そこに3Dで描かれたエフェクトが加わり画面を彩る。キャラクターに施されたトゥーンレンダリング処理のおかげで,この三つは違和感なく融和し,不思議な一体感を見せてくれる。
舞台となるのは人間と亜人が共存する「ローデシア大陸」。この剣と魔法のファンタジー世界で,ときに争い,ときに手を取り合いながら生きるさまざまな種族,さまざまな人々と出会い,共に物語を織り成していくというゲームである。
キャラクター
![]() |
今回のCBTで使用できたキャラクターは3種類。偶然めぐり会った3人が共に旅をしていくという設定だが,そのあたりの事情は実際にプレイして確認してもらいたい。どのキャラクターも個性的なので,一度すべてのキャラクターを動かしてみてから,自分のプレイスタイルに適したものを選択してほしい。なお,すでに正式サービスが行われている韓国では,盗賊や人形使いなどのキャラクターも実装されている。
| ●ジーク・エルモン | |
![]() |
両手剣を操る騎士。敵をダウンさせる「浮かし技」や,敵を吹き飛ばす強力な一撃,一瞬で距離を詰める突進攻撃などの攻撃スキルが特徴。高い攻撃力,防御力,体力を誇る前衛タイプだが,スキルを習得すれば遠距離からの攻撃も可能。コンボは素早く威力も大きいが,入力の間隔が短いので練習が必要かも。 |
![]() |
|
| ●エイル・パルトロー | |
![]() |
回復と補助を一手に担うクレリック。高レベルになれば戦闘不能になった味方を蘇生させることも可能になる。スキルは,独特の軌道を描く誘導弾や,敵の移動を妨害する効果を伴ったもの,緊急回避など,テクニカルなものが多い。物理攻撃力が低いのでコンボの威力はあまり期待できない。 |
![]() |
|
| ●ダイン・クローリー | |
![]() |
多彩な攻撃魔法を操る魔術師。回復魔法は一つもないので注意が必要。敵を誘導し,範囲魔法で一掃するなどといった遠距離攻撃を得意とするが,近接攻撃から魔法につなげるコンボもそこそこ強力。攻撃ボタンの一つを長押しすることでMPを回復できる。 |
![]() |
|
基本システム
![]() |
「ルニア戦記」は,ステージをクリアしながらストーリーを進めていくMOタイプのゲームだ。10分〜20分程度で一つのステージをクリアできる。ステージの合間には,2Dで描かれたキャラクター達が会話を繰り広げる寸劇が挿入され,プレイを盛り上げてくれる。
ステージ中は敵と戦うだけではなく,障害物の破壊,トラップの回避,NPCを一定時間守るなど,さまざまな仕掛けが用意されており,また特定のステージには巨大なボスモンスターが登場する。
![]() |
![]() |
| ステージセレクト画面 | ボスモンスター戦 |
![]() |
●装備アイテム
武器枠が1か所,防具枠が5か所,アクセサリ枠が5か所,キャラクター別の特殊アイテム枠が1か所,計12個の装備枠が用意されている。もちろん,装備したアイテムによってキャラクターのグラフィックスが変化する。
![]() |
●スキル
レベルが上がると支給される,スキルポイントを割り振ることでスキルを習得/強化できる。攻撃,味方補助,自己強化などなど,均等に割り振っていくか一つの能力に特化させるかはプレイヤー次第だ。
![]() |
●ライフ
ステージ攻略中にキャラクターのHPが0になると,ライフを一つ消費して蘇生することになる。各キャラクターのライフは1ステージにつき基本二つと制限されており,ライフが0になった場合はミッション失敗となる。
プレイヤースキルが問われる高いアクション性
![]() |
ルニア戦記では,多くのMMORPGが採用している,「何をするにも,まず効果を及ぼす対象を選択する」といったターゲットロック式ではない。敵がいなくても剣を振ることは可能で,剣を振ったところに敵がいて初めてダメージを与えられる。敵からの攻撃も同様で,当たらなければダメージは受けないし,飛び道具なども移動で回避可能だ。つまりはアクションゲームなのである。
アクション+オンライン
![]() |
家庭用ゲーム機のアクションRPGを友人と協力して遊ぶような感覚でプレイできる「ルニア戦記」は,スタンドアローンのゲームが持つプレイ自体の面白さ,オンラインゲームが持つ他人と協力して遊ぶという楽しみ,その二つを上手に組み合わせた作品だ。
変な癖やもっさり感がなく,初めてのプレイでもある程度キャラクターを思い通りに動かせる。まだ荒削りな点,調整が必要だと思われる点はいくつかあるが,クリックゲーに飽きてきたという人には,ぜひオススメしたい。本作を手軽に楽しむためにも,ゲームパッドを用意しておくといいだろう。
スクリーンショット
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |





























