新作紹介 : Microsoft Halo 2 for Windows Vista 日本語版

Xboxのキラータイトルが,なんとVista専用で登場

Microsoft Halo 2 for Windows Vista
日本語版

Text by Gueed
2007年6月19日

 

2007年4月時点で,Haloシリーズのオンラインマルチプレイヤー対戦のログオン時間は,延べ8億時間(!)を超えたとか。もうモンスタータイトルと呼ぶしかない

 2004年にXboxで発売されたHaloシリーズ第2弾「Halo 2」のPC版が,「Microsoft Halo 2 for Windows Vista 日本語版」として,6月21日に発売される。全世界で,シリーズ累計1500万本ものセールスを記録し,Xboxを代表するシリーズとして,またコンシューマ機で一人称視点シューティングというジャンルを確立したタイトルとして,Haloの名前は広く知られていることだろう。
 Halo 2のPC版は,タイトルからも分かるとおりマイクロソフトの最新OS Windows Vista“専用”。また,後述する新ゲームサービス「Games for Windows - LIVE」にも対応している。マイクロソフトが本作にかける期待の大きさがうかがえるではないか。

 

Xbox版もなかなか美しかったが,高解像度に対応したPC版のグラフィックスはやはり別格。本作ならではの,まぶしく閃くエフェクトも健在だ

 

前作同様,本作は映画並みにカチッとストーリーが描かれたSF作品。日本語音声に吹き替えされたムービーが随所に挿入されるので,逃さずじっくりと見ておきたい

 

 

地球防衛に第2のHalo発見にと
マスターチーフが駆け回る

 

前作に引き続き,主人公はマスターチーフ。機械化兵士(≠人間)らしく,寡黙で怖い物知らず

 物語は,前作「Halo」で主人公マスターチーフが惑星(であり兵器でもある)Haloを破壊した,その直後から始まる。今回も,前作で人類とHalo争奪戦を繰り広げたコヴナント軍が地球に来襲したり,そのHalo自体がもう一つ発見されてしまったりと,またもや連戦に次ぐ連戦となりそうだ。
 なお「2」では,エイリアンであるコヴナント内部の複雑な政治情勢なども描かれる。今回はなんとプレイヤーキャラクターとしてコヴナントを操作できるレベル(ステージ)まであるのだ。

 

序盤からコヴナント軍の攻撃を受ける地球。施設内,宇宙船,地上と,あらゆる場所でコヴナント達と戦うことになる

 

前作でマスターチーフに競り負けた責任を追及される,コヴナント側の指揮官。“敵”である彼らにも,文明や社会があると分かる

 

 

「撃って撃って,たまに乗る」がHaloの醍醐味

 

コヴナントの持つ「エナジーソード」は,“強力・爽快・美しい”と三拍子揃ったHalo 2の新武器だ

 Haloといえば,豊富な武器とビークル(乗り物)が大きな特徴だ。武器は実体弾を使用する地球製のもののほか,コヴナントが装備しているエネルギー兵器も使用できる。またビークルも,タイヤのあるもの,浮くもの,飛ぶものと,大小さまざまなものが登場する。シングルプレイモードにおいて,どの場面でどの武器を利用するかは,すべてプレイヤーの判断に委ねられる。また,そのほとんどがマルチプレイでも使用できることを覚えておこう。

 

◆武器とビークルの一部を紹介
●エネルギー兵器
●スナイパーライフル
●ロケットランチャー
●ワートホグ
●ゴースト
●スコーピオン

 

 

「Games for Windows - LIVE」で何ができる?
Xboxで磨かれたマルチプレイシステムを実装

 

Halo 2のマルチプレイは,かつて「World Cyber Games」の公式タイトルに選定されたこともある

 「Games for Windows - LIVE」は,簡単にいうと「Xbox Live」のWindows版。両者で共通のアカウントを使用して,チャットやマッチメイキングといったオンライン上のサービスを利用できるシステムだ(「シルバーメンバーシップ」や「ゴールドメンバーシップ」などの詳細については「こちら」を参照してほしい)。

 Xbox Liveの参加者は,2007年4月時点で600万人を超える。残念ながら本作は,「PC」−「Xbox」間の対戦には対応していないが,コミュニケーションは可能である。ゲーマー同士の輪はグンと広がるはずだ。

 

「Games for Windows - LIVE」と「Xbox Live」のインタフェースは,ほぼ同じ。Xboxを持たない人も,ゲーマータグを獲得して“Live”の世界へ飛び込むときがきた

 

 

前作ファンならばプレイしておきたい1本

 

 PCへの移植に当たっては,高解像度対応をはじめ「マップエディタ付属」「高速DVD起動」(DVDをPCに挿入後,インストール完了を待つことなく90秒でゲームを始められる仕組み)など,機能面での充実が図られている。
 2007年秋には,シリーズ最新作の「Halo 3」がXbox 360で発売される予定で,5月16日から6月11日までの期間,「マルチプレイヤー パブリック ベータ プログラム」が実施されたばかり。現時点では,Halo 3のPC版発売のアナウンスはないが,ストーリー重視の本シリーズだけに,「3」への準備という意味でも,前作「Halo」と併せてプレイしておきたい一本だ。

 

 

タイトル Microsoft Halo 2 for Windows Vista 日本語版
開発元 Bungie Studios 発売元 マイクロソフト
発売日 2007/06/21 価格 7140円(税込)
 
動作環境 OS:Windows Vista,CPU:Pentium 4/2GHz以上[Pentium 4/3.20GHz以上推奨],メインメモリ:1GB以上[2GB以上推奨],グラフィックスチップ:GeForce 6100以上[GeForce 6800以上推奨],グラフィックスメモリ:128MB以上[256MB以上推奨],HDD空き容量:7GB以上

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http://www.4gamer.net/preview/halo2/halo2.shtml