― 体験版 ―
 
WingNuts 2: Raina's Revenge[英](Freeverse Software)
Text by 山

 

 今回紹介するのは,全方向スクロール型のアーケードシューティングゲーム,「WingNuts 2: Raina's Revenge」。1920年代から近未来まで,さまざまな時代を行き来し,激しい攻撃を仕掛けてくる敵戦闘機などを片っ端からやっつけるという内容だ。若い読者にはピンと来ない人も多いかもしれないが,要するに,往年の名作「タイムパイロット」を,現在の技術を生かしてリニューアルしたようなゲームなのだ。

 それではデモ版について説明しよう。このデモ版では,製品版に収録される面のうち三つをプレイできる。ちなみに,製品版には30以上の面が収録されており,またハイスコアのリストに,iSightカメラで撮影した画像を貼り付ける機能なども備えているとのことだ。
 あまり難しいことを考えず,画面上に現れる多数の敵をとことん破壊しよう。プレイ中は常に,画面がいずれかの方向にスクロールしており,敵機が画面の端に現れてから,自機の近辺に到達するまでの時間はさほどない。そのため,右上のレーダーをよく見て,敵の位置や動きを常に把握しておくことが大切だ。

 自機には,空中の敵を攻撃するミサイルと投下型のボムが装備されており,パワーアップアイテムを手に入れることにより,徐々にその強さが増していく。アイテムにはそのほかに,一時的に時間の流れを止めたり,自機の大きさを画面の3分の1くらいに巨大化したりする(!)ものなどがある。見つけ次第取ってもいいが,わざとスルーしておき,状況に応じて手に入れると効果的だろう。

 1面では,最初から強力なウェポンが装備されており,敵機を楽に倒せるが,2面以降はパワーが標準レベルになるため,1,2発程度では敵機を撃墜できない。そのため,深追いしすぎると追突し,大きなダメージを受けやすい。
 シールドが少なくなると,自機から黒煙が上がるほか,警告メッセージが表示されるので,マップ内を徘徊する味方の空母に着艦しよう。空母にはあらかじめ,特性の異なる3種類の戦闘機がストックされており,破壊される前に空母に着艦すれば,別の戦闘機に乗り換えられるのだ。

 OpenGLを活用して表現された非常に派手なパーティクル効果や,細部まで描き込まれた背景が美しい。とはいえ,グラフィックスに見とれて操作を忘れないように注意しよう。またボスキャラを倒すと,その周囲の空間が大きく歪む表現もなかなか面白いので注目してほしい。

 

 

■キー操作

左右旋回 ← / → キー
加速 ↑ キー
ストレーフ(機銃掃射) ↓ + ← / → キー
ループ control キー
ミサイル発射 Spaceバー
ボム投下 option キー

■動作環境

OS:Mac OS X 10.4以上
CPU:PowerPC G4/800MHz以上(Intel製CPUにもネイティブ対応)
メインメモリ:512MB以上
グラフィックスメモリ:32MB以上
ハードディスク空き容量:500MB


(175MB)


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http://www.4gamer.net/patch/demo/wingnuts2/wingnuts2_mac.shtml