― 体験版 ―
 
Wild Earth[英](Digital Jesters)
Text by 朝倉哲也

 

 「Wild Earth」は,リアルに再現されたアフリカの大自然で,野生動物達の生態を観察し,写真撮影しようという異色のタイトルだ。

 “Go on Assignment”を選んでゲームをスタートさせると,そこはもうアフリカのセレンゲティ国立公園の中だ。写真家であるプレイヤーは,マップの中を自由に歩き回りながら,あちらこちらに生息している野生動物を観察して,写真に撮ることとなる。
 チュートリアルも兼ねたこのモードでは,“餌を食べている象のショット”“獲物を狙うライオンのショット”など,次々と写真のテーマが出題されるので,テーマに沿った写真が撮影できる場所に移動しながら,ベストショットを狙っていく。テーマの場所に近づくと,画面右下に簡単なレーダーが表示されるので,それを見ながら撮影ポイントを探していこう。
 なお,動物達にあまり近づきすぎると,画面右上のバーが上昇していく。バーがレッドゾーンにかかると襲われる危険があるので,写真撮影に夢中になって近づき過ぎないようにしよう。

 “View Articles”モードでは,プレイヤーが撮影した写真が,新聞に掲載されている様子を見られる。新聞はHTML形式で出力され,Webブラウザで閲覧できるのだが,出題されたテーマに沿った写真が撮れなかった場合,その部分は空白となってしまう。ぜひ,すべての写真を揃えよう。

 テーマに沿った写真を撮影するという目的はあるものの,そんなことは放っておいてマップを歩き回って,自然の中で生活している動物達をただ見ているだけでも十分に面白い。殺伐としたゲームが多い中,のんびりとアフリカの大地を散策し,自然の息吹を感じ取れる本作のようなタイトルは希少な存在だ。都会の生活に疲れた人,動物は好きだがハンティングはしたくないという人にお勧めしたい。

 

 

■キー操作

前後左右移動 W / A / S / D
写真を撮る マウス左ボタン
ズーム マウスホイール
しゃがむ Ctrlキー
ヘルプ F1キー
会話を読み直す R
メニュー Escキー
撮影した写真を見る Tabキー
ポーズ P

■動作環境

OS:Windows 98SE/Me/2000/XP(+DirectX 9.0c以上)
CPU:Pentium III/1GHz以上
メインメモリ:256MB以上
グラフィックスチップ:DirectX 9.0対応以上
グラフィックスメモリ:32MB以上


(48.8MB)


(C) Copyright 2003 Super X Studios. All rights reserved.

 

<<免責事項>> ■本記事の内容および攻略,インストール,操作方法などについての質問は,一切お受けしておりません ■体験版ファイルを使用したことによる損害やトラブルに関しては,一切責任を負いません。取り扱いは,自己の責任の範囲内で行ってください ■当サイトに掲載したゲーム画面および文章の,無許諾での転載は固くお断りいたします

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/patch/demo/wildearth/wildearth.shtml