ゾンビとなった主人公が，手当たり次第に人間を襲うという三人称視点のアクションゲーム「Stubbs the Zombie in Rebel Without A Pulse」が，海外で人気を博している。結構な話題作なので，日本でも噂を耳にしたことのある人がいるのではなかろうか。
　プレイヤーはゾンビのStubbsを操り，人間を襲って脳みそを食う。……こう書くと血みどろで残虐極まりないゲームのようだが，全体的にコミカルな味付けで，グロいものの残虐という印象は受けない。

　本デモ版には，シングルプレイ用ミッションが一つ収録されている。研究施設のような場所から始まるので，中にいる職員を手当たり次第に襲ってみよう。
　Stubbsは，人間に少しダメージを与えてから「脳を食べる」ことで，さまざまなスキルゲージが溜まっていく。そして襲われて殺された人間は，少しするとゾンビとなって蘇り，頼もしい仲間となってくれる。口笛を吹くことで呼び集めたり，敵が大勢いるようなところには先に突っ込ませ，自分は後から突入するなどの作戦がとれるのだ。
　主人公が行える攻撃は，素手による殴打と，放屁による範囲攻撃のほか，自分の内臓や頭，腕をちぎって投げたりといったものがある。腕を投げると単独で操作可能になり，生きている人間の体を乗っ取って操れるようになる。普通の殴打と脳食以外の攻撃にはスキルゲージが必要だ。

　ゾンビとはいえ敵の攻撃を受けると体力が減り，ゼロになるとゲームオーバーなので，銃を持っている警備員には注意したい。とくに注意したいのは，レーザー光線銃のような武器を持った研究員で，当たると弾き飛ばされるうえ，かなりのダメージを受けてしまう。なお体力が減ってしまった場合は，安全な場所でじっとしていると，すぐに回復する。

　グラフィックスは，まるで昔の映画を見ているかのようなザラザラとした質感で，暗いシーンなどは多少見えにくく感じる。オプションでガンマを調整することで明るさを上げることもできるので，自分の見やすいようにするとよいだろう。評判がいいだけあり，かなり面白いゲームなので，ぜひ遊んでみてほしい。

※画面写真はWindows版のものです

■キー操作 前後左右移動　W / S / A / D ジャンプ　Spaceバー しゃがむ　C 攻撃　R，またはマウス左ボタン 内蔵を投げつける　マウス右ボタン 脳を食べる，口笛を吹く　E 放屁　F 頭を投げる　G 腕を投げる　H ■動作環境 OS：Mac OS X 10.3.9以上［10.4.2以上推奨］ CPU：PowerPC G4またはPowerPC G5/1.2GHz以上［PowerPC G4またはPowerPC G5/1.5GHz以上推奨］ メインメモリ：256MB以上［512MB以上推奨］ グラフィックスチップ：GeForce FXまたはRadeon 9500以上 グラフィックスメモリ：64MB以上，HDD空き容量：4.0GB以上 （223MB） Developed by Wideload Games, Inc.（C）2005 Wideload Games, Inc. Portions（C）2005 Aspyr Media, Inc.