― 体験版 ―
 
The Suffering:Ties That Bind[英]
(Midway Home Entertainment)
Text by 朝倉哲也

 

 ホラー要素がふんだんに盛り込まれたシューティングアクション「The Suffering:Ties That Bind」のデモ版が,Midway Gamesよりリリースされた。
 本作は2004年に発売された「The Suffering」の続編で,開発元は「The Lord of the Rings:The Fellowship of the Ring」などを制作したSurreal Software。
 本作は,Torqueという名前の男を操作して,襲い来るクリーチャーをなぎ倒し,殺された家族の敵(かたき)を討つという,典型的な撃ちまくり系のシューティングゲーム。一人称視点と三人称視点を,好みによって切り替え可能だ。

 本作の大きな特徴として,主人公Torqueがモンスターに変身できる点が挙げられる。敵を倒しているうちに,画面左上の体力ゲージの下にあるバーが溜まっていき,これがフルの状態でCキーを押すと画面の色が赤くなり,絶叫と共に変身する。モンスターに変身すると,敵のクリーチャーなどを一撃で肉塊に変えてしまう,強力な一撃を繰り出せるようになるのだ。

 本デモ版には,寂れた劇場のステージが収録されている。周りに首無し死体などが転がっているロビーからスタートし,ここで扉の開け方や,オブジェクトの破壊方法などを学んだあと,劇場の観覧席へと移動して,いよいよ本格的なシューティングシーンが始まる。
 登場するクリーチャーは,怖いというよりは生理的に嫌悪感を感じるような造形。ジョン・カーペンターの映画「遊星からの物体X」に出てくるようなクリーチャーが,それこそ次から次へと現れる。
 これらクリーチャーには人間の顔がついており,人間がベースになっているらしいことが分かるのだが,両手両足が巨大な刃になっていたり,口から触手が出ていたりと,原形をほとんど留めないくらいに変形されており,"気持ち悪い"雰囲気をうまく出している。しかも,逆さになって天井に張り付き,クモのように移動したあとボトリと落ちて攻撃してくるなど,なかなか恐怖感を煽ってくれる演出もなされている。
 このステージでは,次々と現れる敵を倒しながら劇場の楽屋口から屋外に出たところで,巨大なクリーチャーと遭遇。これと戦って勝利できればクリアだ。

 

 

■キー操作

前進 / 後退 W / S
左右移動 A / D
攻撃 マウス左ボタン
ドアを開ける マウスセンターボタン
武器変更 マウスホイール
ライト F
リロード R
アクション E
視点変更 1
しゃがむ Ctrlキー
拾う Z
変身 C
ジャンプ Spaceバー

■動作環境

動作環境不明


(247MB)


The Suffering (C) 2004 Midway Home Entertainment Inc. MIDWAY and the Midway logos are registered trademarks of Midway Amusement Games, LLC.

 

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