海外で本日(11月10日)発売された「Tom Clancy's Splinter Cell: Double Agent」に,なんとシングルプレイデモとマルチプレイデモの2本が同時リリースされた。Splinter Cellシリーズは異色のミリタリーアクションで,バリバリ撃ちまくるアクションゲームではなく,スパイの「隠密行動」をゲーム化した作品だ。
シリーズ第4作となるDouble Agentは,主人公サム・フィッシャーが副題のとおり「二重スパイ」という任務に就く。アメリカ国家安全保障局(NSA)の諜報員という立場を捨てて反政府テロ組織「JBA」に所属した“フリ”をして,この組織の壊滅を狙うのだ。
シングルプレイデモでは,オホーツク海のタンカーに侵入するという極寒のミッションが収録されている。いきなり,パラシュートがうまく開かなくて肝を冷やすなどのトラブルも発生するのがニクいところ。敵の数は少ないので,忍び寄ってナイフで倒すなり,銃で始末していくなり,好みの方法で任務を達成していこう。
途中,特定の行動によっては「JBA」と「NSA」のメーターが表示され,片方が伸びるといったことが起こる。これはつまり二重スパイという立場の中,どちらの組織により肩入れしているかを示すものだろう。事によってはNSAを裏切り,完全にJBAに加担するといった展開も待っているのだろうか。
マルチプレイでは「Motorway 90」というマップが収録されている。もともとシングルとマルチでガラリとゲーム性の変わるシリーズだったが,今回もマルチプレイは従来の形式。超人的な移動能力は持っているが攻撃手段はない「Spy」と,移動能力は平凡だが銃で武装している「UPSILON Force」による,鬼ごっこのようなチーム戦が楽しめる。
Spyはとにかく走る,飛ぶ,潜る,つかまるなど,すさまじい移動能力を生かして逃げ回り,四つあるターミナルからデータをダウンロードし,スタート地点に持ち帰るのだ。ダウンロード方法は,ターミナルを画面のセンターに持ってきてマウス左ボタンをホールドしたまま,右クリック。閉まっている扉も同様の方法で開けられる。マップのあちこちに抜け道があり,フラッシュグレネードも持っているので,あの手この手で逃げまくろう。
UPSILON Forceは,Spyがデータを持ち帰るのを阻止するのが目的。ライフルはホイールボタンクリックでズーム,右ボタンクリックでグレネードを射出できるので,あの手この手で殺しまくろう。
Coopモードも搭載されているので,参加人数の集まりが悪くても遊べるのが嬉しいところ。Coopなら,とりあえず一人でも遊べるので,まずは試してみよう。
海外では100万本以上のセールスを記録するほど大人気なのに,日本ではどうもパッとしない本シリーズ。要求されるPCスペックはかなりのものだが,諜報戦の最前線で繰り広げられるシリアスで知的な戦いを,ぜひ積極的に楽しんでもらいたい。
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