体験版 : Prison Tycoon 2: Maximum Security

 

Prison Tycoon 2: Maximum Security(ValuSoft)

Text by 朝倉哲也

 

 「Prison Tycoon 2: Maximum Security」は,プレイヤーが刑務所の所長となって,凶悪犯の収監されている刑務所を安全かつ円滑に管理していくというシミュレーションだ。

 デモ版では,「Free Play」と「Challenge」という2種類のモードが選択できる。Free Playは文字通り,何もないところに一から自由に刑務所を作り上げていくもので,また,Challengeは,あらかじめ用意された刑務所で設定されたクリア条件を達成するというものだ。
 Free Playでは,囚人を乗せたバスが刑務所にやってくるシーンからゲームがスタートする。刑務所とはいえ,有刺鉄線で囲まれただけの空き地のようなもので,そこに囚人を収容する建物や運動場といった設備を建設するところから始めるのだ。限られた予算の中で,効率的な刑務所の建設と高いセキュリティが求められるので,最初はChallengeモードでゲームシステムに慣れていくのがいいだろう。
 Challengeモードには,16種類のシナリオが用意されている。シナリオ1は「建物の建設について」,シナリオ2は「セキュリティについて」といった内容で,チュートリアルを兼ねたものとなっているのか,と思って始めたところ,ゲーム中に操作法の説明などは一切なかった。
 そのシナリオで何をすべきなのかは,シナリオ選択時の説明画面に表示されているのでよく読んでおき,さらに建物の建て方や詳しい説明などは,インストールフォルダ内のゲームヘルプを参照するしかないようだ。

 会社や店舗などを経営するものが多いTycoonシリーズだが,本作は,刑務所を運営していくというかなり異色のゲームだ。ただし,前作をプレイしている人を対象としているのだろうか,本作から始めようという人にとっては全体的に説明不足で,何をしたら良いのかが分かりにくいのが残念だ。
 なお本デモ版の内容は製品版と同じものらしいが,60分間というプレイ時間制限が付いている。ゲームを起動したら一気にプレイしてしまおう。

 

 

■キー操作

※基本的に操作はすべてマウスで行います

■動作環境

OS:Windows 98/Me/XP(DirectX 9.0c以上)
CPU:Pentium III/1.0GHz以上
メインメモリ:256MB以上
グラフィックスメモリ:64MB以上


(298MB)


(C) 2006 Valusoft, a division of THQ Inc.

 

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