体験版 : パレドゥレーヌ

 

パレドゥレーヌ(工画堂スタジオ)

Text by 朝倉哲也
2007年5月25日

 

 「パレドゥレーヌ」は,中世ヨーロッパに似たファンタジー世界,ターブルロンド王国を舞台にした領地経営シム兼アドベンチャーだ。

 国王レーギスと,その正当な王位継承者である王子フィーリウスの二人を失ったターブルロンド王国では,宰相のディクトールが,レーギス王の娘である王女フィーリアの即位に反対し,自らが国王とならんとする企てを推し進めている。
 国王を補佐する騎士達の活躍で,一時的にとはいえ王女と宰相の対決は収まったものの,一年後にどちらがより国王となるにふさわしいかを決定することになってしまった。
 プレイヤーはフィーリア王女となって,各地方に散らばる領主を味方に引き入れ,見事国王となって宰相の陰謀を打ち砕かねばならないのだ。

 ゲームは,フィーリアが戴冠式を行う直前からスタートする。宰相ディクトールの陰謀により戴冠式は目前で中止され,王女は宰相と国王の座をめぐって争うことになる。
 実際のプレイが始まるまで,かなり長いストーリーを見ることとなるが,ここでゲームのバックグラウンドとこれからやらねばならないことについての説明がされるので,よく読みながら進めていこう。

 姫としての生活は,「政務」と「その他」に分けられる。このうち大事なのが政務で,領内の税金の軽重を決めたり,配下の騎士を地方に送り込んで,味方になってもらう工作をしたりといったコマンドがある。その他では,城の中を見て周ることや,私室の模様替えや服の着せ替えなどができる。
 政務を行うシーンはシミュレーション風だが,服の着せ替えや城の中を見て周ったりなどはアドベンチャー風であり,両方のプレイが楽しめるようになっているのが特徴的なところだ。

 途中,領民の暴動や戦争などさまざまなイベントが発生する。それらをうまく乗り切り,各地方に散らばる領主の信任を得,晴れてターブルロンド王国の女王となれるかどうか,それは王女たるプレイヤーの努力次第。
 体験版だけに最後までプレイを続けることはできないが,じっくりと遊ぶだけの時間はある。イケメン男子(?)が好きならプレイしてみよう。

 なお体験版の制限としては,以下のようになっている。

  • ゲーム期間が12ターンまで(製品版では48ターンまで)
  • キャラクターの音声が未収録
  • 収集したアイテムや場面を閲覧する「Memories」が使用できない
  • スタッフ名を表示する「Credit」が見られない
  • オープニングムービーが表示されない
  • 「迷宮」に入れない
  • 背景や決闘シーンでのグラフィックス解像度が製品版より低い

 

 

■キー操作

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387MB(406,557,696バイト)
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タイトル パレドゥレーヌ
開発元 工画堂スタジオ 発売元 工画堂スタジオ
発売日 2006/11/10 価格 通常版:6980円,初回限定版:8980円(ともに税込)
 
動作環境 OS:Windows 2000/XP,CPU:Pentium III/800MHz以上もしくは,Pentium 4・Pentium D・Pentium M・Celeron/1GHz以上もしくは,Celeron D・CoreSolo・CoreDuo・Core 2 Duo以上,もしくは,Athlon/800MHz以上もしくは,Athlon XP・Athlon64・Athlon64 X2・Duron/1GHz以上もしくは,Sempron・Turion64以上,メインメモリ:128MB以上,HDD空き容量:2GB以上

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http://www.4gamer.net/patch/demo/palaisdereine/palaisdereine.shtml