― 体験版 ―
 
現代大戦略2005
〜護国の盾・イージス艦隊〜
(システムソフト・アルファー)
Text by 朝倉哲也

 

 エキセントリックな設定をウリにした現代大戦略200Xシリーズの最新作,「現代大戦略2005〜護国の盾・イージス艦隊〜」の体験版がリリースされたので,早速お届けしよう。
 同製品は,中華人民共和国,朝鮮民主主義人民共和国,大韓民国と日本との間に紛争が起きたという設定で,各国の正規軍/非正規軍と自衛隊との間で戦闘が繰り広げられる。また,中央アジアやイラクなど,自衛隊がその派遣先で戦闘に巻き込まれるシナリオ,アメリカやヨーロッパを舞台にした軍事衝突など,いささか過激な「もしも」の世界を体験できるターン制ストラテジーゲームだ。

 

 体験版でプレイできるのは,「日韓攻防戦・襲来! 反日漁船団」というシナリオで,そのほかにチュートリアルシナリオが収録されている。
 このシナリオは島根県隠岐諸島沖,日本の排他的経済水域内で密漁をしていた複数の韓国漁船を,拿捕した海上保安庁に対し,韓国海軍が奪還のために出動。一気に両国の緊張が高まり,ついに戦端が開かれたという設定となっている。
 マップは,日本の中国地方と,韓国との間に挟まれた日本海が主戦場。プレイヤーは自衛隊を指揮し,AIが操作する海上保安庁の部隊が同盟軍として参戦する。
 対する韓国側は正規軍に,韓国海洋警察と韓国漁船団を加えた戦力となっている。なぜ戦争に漁船団が登場するのか不思議に思われるが,漁船というのは見せかけで,実はスパイ船という設定となっているため,見つけ次第撃沈しなければならないのだ。
 このような海上兵力に加え,AH-1Sコブラや,F-15Jイーグルなどといった航空ユニットと,日本の沿岸を守る対空ユニットも登場し,本格的な戦闘を楽しめるようになっている。
 チュートリアルでは,ユニットの移動,攻撃,都市の占領など9種類のチュートリアルミッションがプレイできる。ミッションごとに違ったマップが用意されているので,大戦略初心者は,このチュートリアルミッションで十分に腕を磨いておこう。

 

 なお,本デモ版での制限は以下のとおりだ。

 

・ゲームのセーブ/ロードはできず,1回のプレイは10ターンまで
・ルールの変更は可能だが,変更した設定は保存できない
・オープニング/エンディング画面は収録されていない
・デモ版に登場しない兵器は,兵器詳細情報でグラフィックスが表示されない
・ゲームエディタは付属していない
・兵器図鑑の兵器グラフィックスは一部のみ表示
・オンラインヘルプは製品版用のため,デモ版では使えない機能を含む

 

 韓国と日本が戦うという少々きわどい内容ではあるが,あくまでもゲームはゲーム。そのあたりを念頭においたうえで自分の采配を楽しんでもらいたい。

 

 

■キー操作

ユニット選択 F1
建造物選択 F2
陣営情報 F3
ターン委任 F4
ツールウインドウ F5
ユニット自動移動 F6
部隊表 F7
ターン終了 F12
マップスクロール カーソルキー

■動作環境

OS:Windows 98/Me/2000/XP
CPU:Pentium III/500MHz以上(1.2GHz以上を推奨)
メインメモリ:128MB以上(256MB以上を推奨)
グラフィックスカード:グラフィックスメモリ 4MB以上,1024×768ドット・16ビットHigh Color表示が可能な環境
HDD空き容量:1GB以上
DirectX 9.0以降


(45.8MB)


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http://www.4gamer.net/patch/demo/mgs2005/mgs2005.shtml