― 体験版 ―
 
「いぬうち・ドッグステーション」
(コナミデジタルエンタテインメント)
Text by 山

 

 「いぬうち・ドッグステーション」は,タイピング練習ソフトとペット育成ソフトの要素を兼ね備えたソフトだ。“ゲーム”とはやや方向性が異なるが,エンターテイメント性がとても高く,多くの人が楽しめると思われるので,4Gamerでも紹介しよう。

 

 いぬうちでは,タイピングゲームを行うと,その結果がプレイヤーの飼い犬(マイドッグ)のパラメータに反映されるようになっており,良い成績を残すほど立派な犬に育っていく。
 まあ,ちょっと落ち着きがなかったり,やんちゃだったりしても,それはそれでいとおしく感じてしまう人も多いだろう。

 

 さて本作には,「指使い練習」(ドッグフードをよそる),「正確性を上げる練習」(犬の手入れをする),「入力速度を上げる練習」(犬とキャッチボールをする),「長文入力の練習」(犬と散歩をする)の4種類のゲームが収録されており,いずれかをプレイすると本作での「1週」が経過。30週が経過すると,犬が成犬になる。
 タイピング練習ソフトとしては基本といえる要素が一通り盛り込まれてはいるが,問題として出題される単語や文には偏りもあるし(当然ながら,犬に関するものが多い),苦手とするキーを分析してフォローアップする機能などは備えていない。
 とはいえ,気軽にプレイでき,なおかつ結構夢中になってしまうソフトなので,動物好きの人なら遊んでみてほしい。

 

 製品版の特徴も簡単に紹介しておこう。製品版は6種類用意されており,それぞれに3犬種ずつ収録されている。つまりすべてのセットを揃えれば,18もの犬種を育てることが可能だ。しかも,成犬に育て上げた犬同士を交配させることにより,新しい子犬が誕生するので,気持ちを新たにしてタイピングにまい進できる。
 さらに製品版には,「ふれあい」モードが搭載されており,タイピングを抜きにして自由に愛犬とのコミュニケーションを楽しむことが可能だ。

 

 可愛らしい愛犬達の成長の様子を見たいがために練習を積むうち,いつの間にかプロ並みのタッチタイパー(?)になっていたりする……かもしれない。いぬうちはそんなソフトだ。

 

 

■キー操作

マウス:メニューなどの選択
キーボード:文字の入力

■動作環境

OS:Windows 98/Me/2000/XP(+DirectX 9.0c)
CPU:Pentium II/500MHz以上
メインメモリ:128MB以上
グラフィックスチップ:Radeon 7200/8500/9600/9700/9800/X300/X800またはGeForce 2/3/4/6/FXまたはMillenium G400またはParphelia
グラフィックスメモリ:32MB以上[64MB以上推奨]
HDD空き容量:350MB以上


(公式サイト,137.0MB)


(C)2006 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.

 

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