「Frontline: Fields of Thunder」は,第二次世界大戦におけるドイツ軍とソ連軍が繰り広げた熾烈な戦車戦として名高い,クルスクの戦いをフィーチャーしたRTSだ。
このデモ版では,シングルプレイのキャンペーンミッションと,マルチプレイ(LANモードのみ),兵器のエンサイクロペディアが選択可能だ。
シングルプレイでは,ソ連軍を指揮して精強なドイツ軍戦車部隊を撃滅する「WPRA」キャンペーンの「Berezov Farm」をプレイできる。生産の要素は省かれているので,与えられた戦力を効率よく運用する手腕が求められる。
プレイヤーはT-34戦車をメインとした部隊を率い,ミッションオブジェクトとして表示される緑色の矢印のある地点を確保するため,随時進撃していくこととなる。だが四号戦車やパンサー戦車を中核としたドイツ軍部隊がそこかしこに潜んでいることもあり,行き当たりばったりの戦闘では歯が立たないだろう。プレイヤー側にも増援部隊が派遣されてくるが,かなり厳しい戦闘となることは覚悟しておこう。
マルチプレイでは1対1専用マップが1種類収録されており,LAN対戦のみ可能でインターネットによる対戦モードは使用できない。
このデモ版にはチュートリアルモードが収録されていないが,操作系統は一般的なRTSと同じなので,この手のゲームに慣れているファンならまったく問題なく遊べるだろう。第二次世界大戦RTSが多数リリースされている中,とくに目立った特徴のあるタイトルというわけではないが,オーソドックスなミリタリーRTSで遊びたい人にはお勧めしたい。
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