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「Faces of War」は，このところ躍進著しいロシアで開発されている，第二次世界大戦を舞台とするRTS。プレイヤーはアメリカ軍，イギリス軍，ソ連軍，そしてドイツ軍の歩兵部隊を率いて，ノルマンディ侵攻やバルジの戦いといった歴史的に有名な戦闘に参加することになる。
このデモ版では二つのシングルプレイキャンペーンが遊べる。一つは，アメリカ軍の小部隊を指揮してドイツ軍の施設を破壊するミッションと，もう一つは，フランスの小都市，ファレーズで市街戦を行うミッションだ。なお，マルチプレイはできない。
敵施設の破壊ミッションでは，夜陰に乗じて上陸用舟艇で上陸した歩兵ユニットを率い，ナチスドイツ軍が警備するレーダー基地と，その後方に位置する発電施設を破壊することとなる。
ファレーズ包囲戦のミッションでは，敵であるドイツ軍の数がかなり多く，家屋の中などからこちらを狙ってくる。後方には対戦車砲が控えているなどかなり手強いので，遮蔽物をうまく利用して確実に敵兵力を削いでいかなくてはならない。
操作に少しクセがあるようだが，細かい動きを見せるユニットや，オブジェクトが爆発してバラバラに飛び散っていく様子，さらには細部まで描き込まれたグラフィックスなど見るべき点も多い。WWIIストラテジーが好きならプレイしてみよう。
ちなみに，ミッションをスタートさせてそのまま放っておくと，自動的にデモンストレーションプレイになる。ミッションを進めるうえでの参考になるし，カメラ位置を自由に変更でき，見ているだけでも楽しいので，ぜひ一度はほったらかしにしてみよう。
■2006.9.7 マルチプレイ専用デモ追加
シングルプレイデモに続いて，新たにリリースされた「Faces of War」のマルチプレイ専用デモを紹介しよう。マルチプレイデモには，“Workshop”と“Railways”という2種類のマップが収録されており，“Combat”“Combat FFA”“Frontline”という三つのゲームモードがプレイできる。
CombatとFrontlineは最大4人まで参加できるチーム戦，Combat FFAはプレイヤーが入り乱れての対戦となっており（こちらも最大4人まで参加可能），選択できる軍隊はドイツ軍，ソ連軍，そして連合軍だ。
ユニットには生産タイマーが付いており，戦闘開始後，一定時間が過ぎてから生産が可能になる。強力なユニットは，生産にかかるまでのタイマーを遅くすることでバランスが取られているが，ドイツ軍のキングタイガー戦車などは，遅いタイマーに見合うだけの目ざましい働きをしてくれるだろう。
また，新たに生産されたユニットはマップのスタート地点に登場するので，戦闘が進んでいくにつれ，登場地点から前線への移動時間も計算に入れなければならなくなる。
インターネット上には多くのサーバーが作られているが，最大4人でしか対戦できないため，いざ入ろうとすると空いているサーバーがあまりないというほどの活況を呈している。
ユニットのディテールやリアルな動きなど，思わずクローズアップで眺めたくなるが，戦闘が激しくなってくるとそうもいっていられない。それが残念になってくるほど，細部まで描き込まれているのだ。
ゲーム全体にスピード感はあまりないものの，リアルなグラフィックスという点では抜きん出ているので，ぜひプレイしてみよう。
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■キー操作
■動作環境
（シングルプレイ 334MB）
（マルチプレイ 279MB）  （C）2006 1C Company. Developed by Best Way. All Rights Reserved. Published and distributed by Ubisoft Entertainment under license from 1C Company. French, German, Italian and Spanish Translations 2006 |
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