「Chicago 1930」は,1930年前後のシカゴを舞台に,ギャング達の抗争を描くRTS。バット,ナイフ,拳銃やマシンガンなどの武器を持ったメンバーを操作してさまざまなミッションに挑む,コマンドスシリーズと同じタイプのゲームだ。
本作には,「Robin Hood: Legend of Sherwood」のゲームエンジンの改良版が採用されており,画面描写はなかなか緻密。
ユニークなのは,動きが一時的にスローモーションになる「バレットタイムシステム」を備えている点だ。もたもたしているうちに,あっという間に自軍が壊滅してしまうからRTSは苦手,という人は重宝するだろう。
デモ版では,マフィア同士の抗争をテーマとするミッションと,警察としてマフィアを相手に戦うミッションが,一つずつ収録されている。
マフィアミッションでは,3人でライバル組織の施設に忍び込み,貯蔵されている密造酒の樽を破壊しまくる。
ポリスミッションとして収録されているのは,殺人事件を解決するという,RTSとしてはあまり見かけない捜査ミッションだ。
ゲームに登場するNPCは,フェイスマークによって感情が表現される仕組みで(表示しないように設定することも可能),表示されているマークによって振る舞いが変化する。
目玉マークが表示されているNPCは,買収したり会話したりでき,これはとくにポリス側の捜査ミッションで重要となる。
また本作では,武器を構えたまま敵の前に飛び出すことで反撃する隙を与えず,降参させられる“サプライズアタック”が効果的だ。敵が降参したら,ボディチェックを行って武装解除させたり,気絶させ,ロープで縛ったりすることで,敵を殺さずに無力化できるのだ。
本作は,Windows版が2003年に発売されており,ゲームとしては古めかしさが否めない。とはいえ,デモ版に収録されている二つのミッションはどちらもそれなりに楽しめるので,ギャングものやストラテジーが好きな人は遊んでみよう。
※画面写真はWindows版のものです
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