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「Cellfactor: Revolution」は，AGEIA Technologiesが開発した物理演算専用アクセラレータ，PhysXのパフォーマンスを100％活かせるように制作されたマルチプレイ専用FPSだ。
前作にあたる「Cellfactor: Combat Training」（2006年）はPhysXカードが導入されていなければ起動もしない純粋なテクニカルデモだったが，続編として開発されたこのRevolutionでは，アクセラレータなしでも2種類のマップをプレイできるようになった。当初は製品として発売される予定だったが，いろいろあったらしく，結局無償でダウンロード可能なフリーゲームに変更された。というわけで，今回4Gamerに掲載しているのもデモ版ではなく，Revolutionのフルバージョン。もっとも，さらにデータを追加した製品版の予定もないわけではないようだ。
ゲームには5種類のマップが収録されており，それぞれのマップでデスマッチ，チームデスマッチ，キャプチャー・ザ・フラッグ，アサルトという四つのゲームモードを選択できる。マルチプレイ専用だが，BOTを使ったオフラインプレイもできるようになっている。
PhysXカードがなくてもプレイできるマップは，「FuelingStation」と「ProvingGround」の2種類となる。前者はクレーンやコンテナなどが乱雑に置かれた建設現場風のマップで，後者はアリーナのように開けた場所があるマップになっている。
ゲームプレイの特徴としては，サイコパワーが挙げられる。このサイコパワーを使用することで，置いてあるオブジェクトを相手に向かって吹き飛ばすなど，本作ならではの戦い方が可能になるのだ。
とはいえ，このサイコパワーがあるがゆえに一般的なFPSとは操作方法が少し異なり，プレイするにはかなりの慣れが必要となる。いきなりほかのプレイヤー相手のマルチプレイに臨むのではなく，まずはBOT相手のオフラインプレイでサイコパワーの使い方などを十分にマスターしておいたほうが良さそうだ。
PhysXカードなしでもプレイできるとはいえ，実際のところかなり重い。このRevolutionをプレイして，ぜひ違うマップも遊んでみたいと思った人は，「こちら」で紹介した物理演算アクセラレータ，「ELSA PHYNITE X100」の導入をちょっと考えてみるといいだろう。製品にはこのRevolutionも同梱されている。
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■キー操作
859MB（901,350,475バイト） |
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