正当な"Age of Empires"（AoE）シリーズとしては2001年以来4年ぶりの新作となる，「Age of Empires III」のプレイアブルデモが，ついに登場した。
　今やMicrosoftの代表作でありRTSの代名詞でもあるAoEだが，2005年10月に発売される3作めのテーマは，グラフィックスの飛躍的な進化だ。

　このシングルプレイデモでは，キャンペーンモードのAct III「Race for the Rails」と「Hold the Fort」，そしてスカーミッシュモードの2民族と2マップが収録されている。 　キャンペーンの「Race for the Rails」は，イギリス軍としてテキサスを舞台に開拓を進めるマップで，道沿いに"Trading Post"を建設していけばよい。「Hold the Fort」は，マップ中央の砦を守り抜き，増援が到着したら敵勢力を滅ぼすというミッションだ。
　スカーミッシュは，テキサスかニューイングランドのマップを舞台に，イギリスとスペインの対決が楽しめる。

　"Home Cities"という新要素もデモ版で使用可能だ。デモ版に収録されている舞台は開拓時代のアメリカだが，つまり本国に物資などの救援を求められるのだ。
　このとき，求められる物資の種類などを"My Deck"として自分好みに組めるのが"Home Cities"の特徴。とくに対戦では，このデッキの内容が試合の行方を大きく左右することになるだろう。

　グラフィックスに関しては，正直「DOOM 3」「Half-Life 2」のときのような衝撃を与えてはくれないように思われるが，純粋にゲームとして高級感に溢れており，面白い。PCゲーマーなら必ず触れておきたいシリーズの一つとして，このデモも多くの人にプレイしてもらいたい。

■2005.10.21　Version 1.1デモと差し替え

　「Age of Empires III」体験版に，Version 1.1となるニューバージョンがリリースされた。
　このニューバージョンでは，新たにチュートリアルミッションが追加されたほか，リリース後に見つかったバグの修正なども行われているようだ。
　"Learn to Play"と題されたチュートリアルミッションは，"Master the Basics"と"Try a Game"の二つに分かれており，前者ではユニットの選択方法や建物の建て方，資源収集の方法，ホームシティについて，戦闘の方法などといったゲームの基礎を教えてくれる。後者ではマップをさらに広く使い，原住民族との交易や他国コロニーとの大規模な戦闘など，より突っ込んだ要素を学べる。
　チュートリアル以外のキャンペーンやスカーミッシュなどは，以前のデモ版とまったく同じなので，今回初めて「Age of Empires III」の体験版をダウンロードするという人は，このVersion 1.1で遊んでみよう。（朝倉哲也）

 

 

■キー操作 ※基本操作はマウスで行います ■動作環境 OS：Windows XP CPU：Pentium 4/1.4GHz以上 メインメモリ：256MB以上 グラフィックスカード：グラフィックスメモリ64MB以上 （要Hardware T＆L） DirectX 9.0c （426MB） Microsoft, Age of Empires, Windows, The Age of Kings and Age of Mythology are either registered trademarks or trademarks of Microsoft Corp. in the United States and/or other countries. The names of actual companies and products mentioned herein may be the trademarks of their respective owners.

 

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