「1701 A.D.」は,1700年代頃の中世の国造りを行う箱庭系のシミュレーションゲームだ。「Anno 1701」として紹介されているゲームの北米版名称と思われ,内容は同じものだ。日本では創世紀シリーズとして発売されているタイトルの最新作にあたる。
見た目は地味で目を引く特徴もないが,そのあまりの面白さとバランスの良さから,箱庭シムの金字塔的な存在となっているシリーズである。
シングルプレイモードでは,南海の島といった場所を舞台にフリープレイのようなスタイルでゲームを楽しめる。
入植者を増やし,木材を伐り出し,増えた人々を食べさせるための食料を調達し……というのが当面のプレイヤーの仕事だ。市民の欲求を満たしていけば,より高度な建物を建設できるようになる。
「Village center」という施設が街(村?)の中心となり,街が発展するごとにVillage centerの彫像が光り輝いたり,といった反応が現れるのが面白い。
レンガや工具などの,最初は生産できないが欠かせない物資は,取引によって入手できる。取引のための船は頻繁には訪れないので,早めに手を打っておいたほうが良さそうだ。
この取引のシステムなどは過去のシリーズとほとんど同じため,前作の経験者には分かるだろうが,初めての人には難しい。頼みの綱のチュートリアルが動作せず,やっかいなデモである。
このデモ版ではプレイ時間が90分,文明のレベル上限がCitizenまでという制限が付けられている。90分経つと自動的に終了してしまうが,再度起動すればまた最初から遊べる。正直,初心者は苦労するだろうが,シリーズのファンならば十分に楽しめるはずだ。創世紀ファンはさっそく遊んでほしい。
■キー操作
■動作環境
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