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漫画を読むような感覚で楽しめる「小林が可愛すぎてツライっ!!ゲームでもキュン萌えMAXが止まらないっ(*´ェ`*)」のプレイレポートをお届け

2015/08/14 00:00 　ハピネットが展開している女の子向け恋愛ゲームブランド「ぷちコイ」。その第2弾となるニンテンドー3DS用ソフト「小林が可愛すぎてツライっ!!ゲームでもキュン萌えMAXが止まらないっ(*´ェ`*)」が2015年8月27日に発売される。

　本作は，小学館が発行する少女向け漫画雑誌「Sho-Comi」で連載されている，男女の双子を主人公としたラブコメディ「小林が可愛すぎてツライっ!!」（以下，こばかわ）を原作とした作品で，原作者である池山田 剛氏の監修による完全オリジナルストーリーを，作中に登場するさまざまなキャラクターの視点から楽しむことができる。そんな本作を一足早く遊んでみたので，そのプレイレポートをお届けしよう。

「小林が可愛すぎてツライっ!!ゲームでもキュン萌えMAXが止まらないっ(*´ェ`*)」公式サイト

原作では描かれなかった，空白の半年間を楽しめる！

　原作であるこばかわは，戦国武将（中でも伊達政宗）が大好きな歴女＆ゲーマーな女子高生・小林 愛（こばやしめぐむ）と彼女の双子の兄である小林 十（こばやしみつる）が，とある理由から入れ替わり，お互いの学校に通うところから始まる2人の恋物語だ。

　上述のとおり，ゲームでは原作者の監修による完全オリジナルストーリーが展開し，原作では描かれなかった愛と十の高1の秋から翌年の春にかけての物語を楽しめる。時期的には，真田 蒼（さなだあおい）と徳川 梓（とくがわあずさ）に入れ替わりがバレてしまった後，愛と蒼が付き合い始め，十が竹中紫乃（たけなかしの）に失恋してしまった頃（原作でいうと第23話のあたり）となる。

付き合い始めた後のエピソードになるので，基本的に愛と蒼はラブラブだ。見てるこっちまで照れちゃうよ！

【メインキャラクター紹介】

小林 愛（妹）　CV：高垣彩陽
ゲーム好きな歴女。兄の十と入れ替わり中に蒼と出会い恋に落ちる

小林 十（兄）　CV：高垣彩陽
愛の双子の兄。女装して通う高校で出会った梓の事が気になる

真田 蒼　CV：小野大輔 十が通う高校で最強の男。常に眼帯をしている。愛と交際中

エリオ・ファルコーネ　CV：鈴木達央 ゲームオリジナルキャラ。愛と蒼の恋に波乱を巻き起こすことに…

竹中紫乃　CV：平山笑美 愛と同じ学校に通う女の子。耳が聞こえず，手話で会話をする

徳川 梓　CV：芹澤 優 理事長の娘で、ファッションモデル。十のことが好きなツンデレ娘

　基本的なゲームの進め方は，上画面で進行するストーリーを読み進めていくというおなじみのもの。マップ画面上に出現するキャラクターアイコンを選択すると，そのキャラが登場するエピソードを楽しめる仕組みだ。ゲーム内にはカレンダーが存在し，各エピソードを読み終えると昼から夜へといった具合に時間が経過したり，日付が変わったりして，次のエピソードに進めるようになる。

ゲーム中のエピソードには，特定の日付や時間帯にしか読めない特別なものも

ゲームオリジナルのキャラとして登場する，イタリア人留学生のエリオ。日本の歴史が大好きな彼は，愛が歴女と知り猛アプローチ。愛と蒼の恋に波乱を巻き起こす……

　ゲームには愛と蒼の甘すぎるイチャイチャラブラブなストーリーをはじめ，ハロウィンやクリスマス，バレンタインといった季節限定のものなど，120以上のエピソードが収録されており，ボリューム満点。
　特定の日付や，夕方や夜にしか読めない特別なエピソードもあるので，セーブやクイックセーブ機能をうまく使って逃さずチェックしていくといいだろう。

愛と蒼，十や梓，紫乃といったメインキャラはもちろん，十の先輩であるもゆゆ先輩や，蒼の叔父・真田景綱といったサブキャラまで，さまざまなキャラのエピソードが登場する

ストーリーを盛り上げる，さまざまな演出にも注目　

背景の演出も場面によってさまざま

　本作の大きな特徴となっているのが，漫画のような画面演出だ。例えば，セリフが表示されるメッセージウインドウは吹き出しの形をしており，セリフに沿っていくつかのバリエーションが用意されている。
　そのほかにも，「ドキドキ」「ガーン」といったオノマトペの文字や，焦った時の汗，ショックを受けた時の青筋など，漫画でよく使用されるさまざまな手法が使われているので，感情の変化がとても分かりやすい。

キャラクターの立ち絵には，まばたきや口パクといった演出があり，表情の種類も多い。原作同様にかなりコミカルな表情も登場

原作でも表情の変化がとくに激しい梓は，ほかのキャラに比べ表情のバリエーションが多い

　ストーリー中には本作独自のシステム“きゅんきゅんトークイベント（Q.T.E）”が随所に登場する。これは下画面に出現するいくつかの言葉を順番に選択していき，1つのセリフを作るというもので，完成したセリフによって相手キャラの反応が変わってくる。Q.T.Eは時間制限があるので，実際に会話をしているようにテンポよく言葉をチョイスしていこう。

出現する言葉は，下画面をランダムに動き回る。時間が経つと動きが速くなるので要注意だ

　このほかにも，1つのセリフに対してどのような感情でリアクションするのかを選ぶ“リアクションチョイス”や，手話ができるキャラとの会話シーンで発生する“手話セレクト”など，本作にはさまざまな種類の選択肢が登場する。どの選択肢を選んでもストーリー展開が変化することはないが，キャラクターのさまざまなリアクションを見られるのは非常に面白い。

1つのセリフで4度おいしいリアクションチョイス。画像右上は【照れ】を，右下は【怒り】を選択した時の蒼の反応

手話セレクトはイラストと意味が表示されるので分かりやすい

次の行動を選ぶ通常選択肢も登場。オススメはウサ耳さすさす！

　原作では描かれなかった空白の半年間を，フルボイスの豪華な漫画を読んでいるような感覚で楽しめる本作。高垣彩陽さんや小野大輔さんをはじめとした豪華メンバーが各キャラクターを演じており，Q.T.Eやリアクションチョイスでは登場人物達のさまざまな反応を楽しめるだけでなく，1つのセリフをさまざまなパターンで聞けるのも嬉しいポイントだ。
　大人の女性や男性でもキュンキュンするような甘酸っぱいエピソードが満載なので，原作ファンはもちろん，最近ときめきが足りていないと感じる人にはぜひオススメしたい。

　なお，本作は，8月15，16日にパシフィコ横浜で開催される「ちゃおサマーフェスティバル2015」にプレイアブル出展される予定となっている。ゲームを体験するとクリアファイルや下敷きなどの特製グッズをもらえるので，興味がある人は足を運んでみてほしい。

「小林が可愛すぎてツライっ!!ゲームでもキュン萌えMAXが止まらないっ(*´ェ`*)」公式サイト

（C）池山田剛／小学館 （C）Happinet